【揺花草子。】<その1292:本当の気持ちと向き合えますか?>
【揺花草子。】<その1292:本当の気持ちと向き合えますか?>
Aさん「・・・で、きみはどうなのよ?」
Bさん「えっ、なにが?」
Aさん「昨日の話の続きだよ! 普段言いにくいことを言っちゃおうって言う企画!」
Cさん「ああ、阿部さんの中学時代の赤裸々な失恋話だったわね。」
Aさん「失恋って言わないでくれます!!? 別にそう言うんじゃないんですから!!」
Cさん「だって別にその子とその後上手く行ったわけじゃないんでしょう?」
Aさん「うっ・・・いや、まぁ、それはそうなんですけど・・・
でもそれは別になんて言うんですか、そう言う挑戦をすること自体しなかったと言うか、
別に玉砕したとかそう言うわけじゃないですから・・・」
Cさん「そうやって阿部さんはいつも逃げてばかりね。
大切なことから目を背けて、今このときの安寧に身を委ねるばかりよね。」
Bさん「──。」
Aさん「なっなに言ってるんです!? 随分酷い言われようですけど!!?
そんなのは良いんです! 2人の言いにくい話ですよ!
よもやぼくだけに言わせて終わりってことないですよね!?」
Bさん「阿部さんが今日いきなり言い出さなきゃそのつもりだったけど・・・」
Aさん「そのつもりだったのか!!」
Bさん「阿部さんがわがままだから仕方なくぼくも秘密を明かすことにするよ。」
Aさん「あれなんかぼくが悪いことになってるんだけど!? なんだこれ?」
Bさん「そんなわけで、ぼくが普段なかなか言いにくいこと。」
Aさん「お・おう・・・。」
Bさん「ぼくは阿部さんのことが好きです。」
Aさん「!!!!!////」
Cさん「(おっ・・・!!)」
Aさん「えっ・・・ちょっ・・・ブ・ブリジット・・・えっ・・・!!?////
なななな何を突然・・・////」
Bさん「真夏の厳しい暑さの次ぐらいにはね。」
Aさん「それ実質的に嫌いってことじゃないの!!???」
とりあえずそう言っておく。
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