【揺花草子。】<その1282:恒例の。>
【揺花草子。】<その1282:恒例の。>
Bさん「俗に『段取り八分』と言いますよね。」
Aさん「あぁ、うん、言いますねぇ。」
Cさん「まあ阿部さんのように行き当たりばったりに生きている人には
この言葉の意味するところは全く理解できないとは思うけど。」
Aさん「なに言ってくれてるんですか!!?
ぼくだって物事に取り組むときはちゃんと段取り考えますよ!!?」
Bさん「要するに、コトに臨むときはその準備が重要ですよ、ってことじゃん。」
Aさん「うん、そうだね。」
Cさん「きちんと計画を立てましょう、的なね。」
Aさん「ええ、そうですね。」
Bさん「実はぼくもこの時に至り、ある計画を立てた。」
Aさん「計画?」
Bさん「これまで何度も挑み、そしてことごとく失敗して来た。
きっとこれは段取りが足りなかったんだと思うんだよ。
きちんと綿密な計画を立て、WBSでタスクを適切な粒度に落とし込んで
リソースとの関連でクリティカルパスを明確にして
しっかりとした線表を作ろうと思う。
そして毎日しっかりタスクの進捗状況を確認し、PDCAサイクルを強く意識して、
柔軟かつ大胆なリスケを厭わず、最終的なマイルストーンに向けて
着実に進みたいと思うよ。」
Aさん「お・おぉ・・・。
意欲に満ち溢れた新人プロマネが言いそうなセリフだね・・・。」
Cさん「ブリジットはやればできる子なのよ。」
Aさん「あ、それは分かります。」
Cさん「あんまりやらないだけで。」
Bさん「酷い!! ぼくけっこういろいろ頑張ってるよ!!?」
Cさん「(そうかしら)」
Aさん「まあ、とにかく強い意欲を持って臨もうとしていると言うことは良く分かったよ。
そこまでの意欲で、ブリジットは一体何に取り組むつもりなの?
どんな計画を立てるって言うの?」
Bさん「8月の風を両手で抱きしめる計画。」
Aさん「そこまで大袈裟なのそれ!!???」
成し遂げられていないのは事実。
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