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【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年7月
201/365

【揺花草子。】<その1270:匠の技。>

 【揺花草子。】<その1270:匠の技。>


 Bさん「阿部さんって前、暑いの苦手だって言ってたじゃん?」

 Aさん「あぁ、うん。得意じゃないねぇ。

     ブリジットは寒いのが苦手だって言ってたよね。

     冷え性持ちだからって・・・。

     暑いのは平気なの?」

 Bさん「まあ、寒いのに比べれば幾分ね。

     寒いの苦手レベルが100だとすれば、暑いの苦手レベルは99.98785ぐらい。」

 Aさん「もうそれほとんど誤差のレベルじゃん!!

     1/100程度の差じゃん!!!」

 Cさん「要するに暑いのも得意じゃないってことよ。」

 Aさん「あぁ・・・カトリーヌさんもそうなんですね?」

 Bさん「ほらぼくらは肌が白いからね。」

 Cさん「乙女の柔肌に夏の陽射しは堪えるのよ。」

 Aさん「(乙女・・・?)」

 Bさん「(乙女・・・??)」

 Cさん「きみらそのたまに『なに言ってんのこのおばさん・・・』みたいな顔するの

     やめてくれるかしら・・・。

     軽く凹んじゃうわよ・・・。」

 Bさん「まあともかく、耐え難い夏の陽射し。

     でも夏は夏でやっぱり楽しみたいよね。

     さんさんと降り注ぐ陽光は気持ち良いもん。」

 Aさん「お・おぉ・・・そうなの? インドア派らしからぬ発言・・・」

 Cさん「阿部さんこれは一緒に海とか行こうよって言う言外のアピールよ。

     待望の水着回フラグよ。

     なにせ今回の話数が公開されるのは海の日だもの。」

 Bさん「なっなに言ってんの!!?////

     そんなつもりで言ってるんじゃないんだけど!?////」

 Cさん「そうじゃないとしても阿部さんの方から『じゃあ海とか行く?』と

     誘っておくべきだったわよ。

     阿部さんは選択肢を誤ったわね。ブリジットの好感度マイナス5よ。

     イベントスチルフルコンプが難しくなったわね。」

 Aさん「なんですかそのギャルゲー的な発想は!?」

 Bさん「と・とにかく夏の陽射しです!////

     ママンも言ったけど、ぼくらは色白なので強い陽射しはつらいんです。

     焼けるとすぐ真っ赤になっちゃうしね。」

 Aさん「は・はぁ・・・うん。」

 Bさん「そんな柔肌の強い味方・日焼け止めクリーム。」

 Aさん「あぁ、うん、ありますね。」

 Cさん「SPF500とかのやつを愛用しているのよ。」

 Aさん「500て!!!!! 逆に肌に良くないですわ!!!」

 Cさん「間違った。50だったわ。」

 Aさん「それでも確か国内で市販されてる中じゃすごく強い部類ですよね・・・。」

 Bさん「でね、思ったんだけどさ。

     やっぱり日焼け止めを厚く塗った個所と薄く塗った個所じゃ、

     効果が違ってくるんだろうね?」

 Aさん「ん・・・まあ、そうなんじゃないかな?」

 Bさん「やっぱりそうだよね?

     そう考えると、例えば背中に日焼け止めを塗るとしても、

     塗る量をコントロールすることで日焼けによって絶妙なグラデーションが

     表現できるんじゃないかな?」

 Aさん「えっ・・・いや、それはどうかな・・・?」


 Bさん「そして究極的には

     日焼けで昇り龍とか描きたい!!」

 Aさん「いろいろ敷居高い!!!!!」


 銭湯とか行けなくなる。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/07/20.html


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