【揺花草子。】<その1261:むしろ負けることが難しい。>
【揺花草子。】<その1261:むしろ負けることが難しい。>
Bさん「準優勝したい。」
Aさん「うーん・・・。
うーーーん・・・・・・。」
Bさん「どうしたの阿部さんそんな難しい顔して?
多重債務者としての行く末を案じてるの?」
Aさん「なに言ってんの!? 別に多重債務者じゃありませんよ!?
もしそうだとしてもこんなタイミングでこんなとこで悩みにふけったりしませんよ!!」
Bさん「あぁ、そう?
じゃあなんでそんなにうんうん唸ってるのさ。」
Aさん「いやあのね、今日の話数の収録のタイミング的にね、そう言うことを言い出すのも
ちゃんとバックグラウンド的には理解できるんですよ。」
Bさん「まあなでしこジャパンもW杯準優勝でしたし。」
Aさん「やっぱりそれなんだね!!? そこがきっかけなんだね!!?」
Bさん「惜しかったよねー。決勝までは良いカンジだったし雰囲気も最高だったはずなのに
決勝始まって最初の15分でほぼ試合が決まってしまった。
全体的には米国に力負けってカンジかなぁ。」
Aさん「まぁ・・・前回優勝だけに期待する声も大きかっただけにね。
残念な結果だけど・・・。
でも準優勝と言う結果を出したのは素晴らしいことだと思うよ。」
Bさん「だよね! そう思うよね!」
Aさん「う・うん。」
Bさん「だからぼくも準優勝したい。」
Aさん「いやそのつながりが分からんのだよ。
なんでなでしこが準優勝したらきみも準優勝したいになるわけ?」
Bさん「ぼくも頑張りを認めてもらいたいんだよう!
承認欲求は今どきの若者の根幹じゃん!」
Aさん「いやここぞとばかりに若者特性振りかざさないで!?
と言うか頑張りを褒めるって・・・」
Bさん「目の前の人は全然ぼくを褒めてくれないもんだからさ・・・」
Aさん「えっ!!? い・いやそそそそそんな・・・!////」
Bさん「とにかく準優勝を目指したいの。」
Aさん「いや、そもそもなんで準優勝なの? 優勝を目指すんじゃないの?」
Bさん「だって優勝者は次に挑戦者を迎え撃つことになるじゃない?
ディフェンディングチャンピオンとしての重圧に耐えられない気がするもん。」
Aさん「なに言ってんの!?
と言うかそもそも、なにで準優勝したいのさ・・・。」
Bさん「阿部さんガチ凹ませ選手権。」
Aさん「そんな選手権があったら
きみは断トツの優勝候補筆頭だよ。」
ライバルはカトリーヌさん。
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