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【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年1月
18/365

【揺花草子。】<その1087:笑っていたいんだ。>

 【揺花草子。】<その1087:笑っていたいんだ。>


 Bさん「怪談しようか?」

 Aさん「・・・会談? ミーティング?」

 Bさん「いや怪談。」

 Aさん「階段? ステアウェイ?」

 Bさん「違うよー。怪談だよ怪談。クヮイダン。」

 Aさん「なんで小泉八雲風なの?

     て言うかなんでこんな時期に・・・。」

 Bさん「こんな時期にって言う意味が分からない。

     幽霊や妖怪の皆さんが季節を選んで登場しますか?

     彼らは常に我々のそばにいるのですよ?」

 Aさん「イヤ・・・はい、まぁ、そうですね・・・すみません・・・。

     なんで謝ってるのか良く分かんないけどすみません・・・。」

 Bさん「と言うことで怪談です。

     ただふつうの怪談をしてもつまらないのでね。」

 Aさん「はぁ・・・。」

 Bさん「今日はキュンと来る怪談をお送りしますよ。」

 Aさん「キュンと来る怪談ってなんですかね・・・。」


 Bさん「『ジリリリリリリリリリン!!!』」


 Aさん「び・びっくりした!!!

     な・なに!!? 電話!?」

 Bさん「(ホラホラ、早く出て!)」

 Aさん「(は・はぁ・・・)

     もしもし・・・」

 Bさん「『もしもし、私メリー。今ゴミ捨て場にいるの。』」

 Aさん「(おっ・・・ご存じメリーさん系怪談か・・・。)」

 Bさん「『もしもし、私メリー。今公園にいるの。』」

 Aさん「(近付いてきてる・・・)」

 Bさん「『もしもし、私メリー。今お庭にいるの。』」

 Aさん「(いよいよか・・・)」

 Bさん「『もしもし、私メリー。

      ──ねえ、阿部さん。』」

 Aさん「(主人公阿部さんで良いのか?)」


 Bさん「『──阿部さん。私メリー。

      私は、いつだって、あなたのそばにいるよ。

      これまでも。これからも。

      ずっとずっと。いつまでも。』」

 Aさん「キュンと来るわ!!!!!////

     メリーさんぎゅってしたくなるわ!!!!!」


 本当は萌える怪談話でした。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/01/18.html


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