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【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年6月
175/365

【揺花草子。】<その1244:魅力がすごいよ。>

 【揺花草子。】<その1244:魅力がすごいよ。>


 Bさん「一昨日は夏至だったじゃないですか。」

 Aさん「ああ、うん。そうだったね。

     6月22日ね。」

 Bさん「なんでこの話を6月22日にしなかったんだよと

     軽くシリーズ構成に文句をつけてからの話なんだけど・・・」

 Aさん「文句付けないで!? 体制批判やめて!!?

     いろいろ事情があるんだよきっと!!?」

 Bさん「とにかく夏至です。

     阿部さん夏至とは一体何か。」

 Aさん「えっそりゃ・・・1年でいちばん昼の時間が長い日のことでしょ?」

 Bさん「もう少し正確に。」

 Aさん「正確に・・・?

     うーんと・・・日の出時間から日没時間までが1年でいちばん長い。」

 Bさん「まあ結果的にそれはそうなんだけど、

     より正確には、太陽黄度が90°の瞬間を夏至と呼びます。

     その結果として、1年で陽がいちばん長いと言うことでね。」

 Aさん「ふむふむ。」

 Bさん「『氷菓』でおなじみ暦便覧によれば

     『陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以てなり』とあります。」

 Aさん「『氷菓』でおなじみかどうかはちょっと

     議論が分かれるところだと思うんだけど・・・。」

 Bさん「とにかく夏至。

     陽がいちばん長い。」

 Aさん「うん。」

 Bさん「いちばんです。ピークです。」

 Aさん「そ・そうですね・・・?」

 Bさん「そんな夏至の日にはつらつと輝く少女。」

 Aさん「少女? なんのハナシ・・・?」

 Bさん「ぼくみたいにキラキラした陽光が良く似合う美少女。

     夏のお嬢さん的なね。」

 Aさん「は・はぁ・・・。」


 Bさん「称するに『夏至の極み乙女』ね。」

 Aさん「そんな称し方聞いたことないよ。」


 しかも極みとか別にない。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/06/24.html


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