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【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年6月
164/365

【揺花草子。】<その1233:好感度低。>

 【揺花草子。】<その1233:好感度低。>


 Bさん「これが今日最後の収録の予定です。」

 Aさん「お・おう・・・。

     そう言うの積極的にバラしていくスタイルね・・・。」

 Bさん「今の時期って1年でいちばん陽が長い頃合いじゃないですか。」

 Aさん「うん、そうだねぇ。

     19時ぐらいになってもまだ少し明るかったりするもんね。」

 Bさん「可憐な美少女であるところのぼくとしては

     明るいうちに帰路に着けるのはとてもありがたい。」

 Aさん「まあ・・・この街は規模の割にはそこそこ治安がいい方だとは思うけど、

     それでもまぁ闇夜の女性の一人歩きは心配だもんね・・・。」

 Bさん「そう言う阿部さんの『俺女の子に優しいぜ』的な態度も一人歩きしますよね。」

 Aさん「ちょっ!!! なに言ってくれてんの!!???

     純粋に心配して言ってるのに!!!」

 Bさん「まぁとは言え、陽が沈む直前の時間帯をこの国では昔から

     人ならぬものが跋扈ばっこし始める時間帯と考え恐れを抱いたものです。」

 Aさん「あぁ・・・『逢魔が時』ね・・・。」

 Bさん「そうそう。動物園。」

 Aさん「それは違う!!」

 Bさん「『アカデミア』は連載3作目にしてついに人気作の仲間入りをしそうで

     嬉しい限りです。」

 Aさん「さすがのジャンプっ子!!!」

 Bさん「とにかくこの収録が今日は最後。

     ちょっと時間的には押しちゃったから、今日はこれ終わったらもう帰ろうと思う。」

 Aさん「あ、そうなの? 明日の打合せとかしないんだ?」

 Bさん「それは明日阿部さんが来る前にしとくよ。」

 Aさん「ふむふむ、そうか。」

 Bさん「なのでね。」

 Aさん「ん?」

 Bさん「だ・だから、その・・・////」

 Aさん「・・・?」

 Bさん「もう・・・分かってくれないかなぁ?

     『一緒に帰ろう』って誘って欲しいの!////」

 Aさん「えっ////

     あ・あぁ・・・////

     い・いやでも普段こう言う機会あると

     『一緒に帰ろっ』って普通にきみ言うじゃん・・・?////」

 Bさん「それはそうなんだけど、たまには阿部さんからも誘ってもらいたいの!

     そこらへんは微妙な乙女心ですよ! 言わせんな恥ずかしいですよ!////」

 Aさん「お・おう・・・////

     じゃ・じゃぁ、ブリジット、一緒に帰ろうか?////」


 Bさん「一緒に帰って友達に噂とかされると恥ずかしいし・・・」

 Aさん「何めき何リアル!!???」


 噂するような友達がいるかどうかと言う点は度外視。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/06/13.html


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