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【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年6月
159/365

【揺花草子。】<その1228:あわよくば。>

 【揺花草子。】<その1228:あわよくば。>


 Bさん「ショートコントシリーズ第2弾〜!

     『眠れる森の美女』〜!」

 Aさん「あぁ・・・またやるんだ・・・?」

 Bさん「もちろんだよ! ネタが尽きるまで続けるよ!!

     まあネタはもうないんだけど。」

 Aさん「ないのかよ!!

     と言うか『眠れる森の美女』って前にも1回やらなかった?」

 Bさん「おっ! 阿部さん覚えてる?

     あれは2013年の春だから、もう2年以上前になるね。」

     http://www.studiohs.com/28if/brief/2013/03/27.html

 Aさん「もうそんなに前になるのかアレ・・・。」

 Bさん「あれから2年、ぼくらの茶番力がどれほど成長したのかを見せつける機会が

     巡って来たと言うわけだよ!

     今日ぼくらは2年前のぼくらを乗り越える!!」

 Aさん「茶番力ってなに? 初めて聞く言葉なんだけど。」

 Bさん「とにかく『眠れる森の美女』です。

     例によって阿部さんは王子様、ぼくはお姫様。

     王子がいばらの城にやって来て眠っているぼくを見つけた場面からね。」

 Aさん「お・おう・・・。」

 Bさん「『すやすや・・・』」

 Aさん「『お・おぉ、これはなんと美しいお姫様!

      この茨に覆われた城で長きに渡って眠りに就いておられたのか・・・』」

 Bさん「『むにゃむにゃ・・・もう食べられないよ・・・』」

 Aさん「(だから食いしん坊キャラつけるなっての!!!)

     『わたくしの愛の口づけで、目をお覚まし下さい・・・』」

 Bさん「(・・・)」

 Aさん「(・・・・・・////)」

 Bさん「(・・・んっ)」

 Aさん「(ちょっ・・・ええっ・・・!!?////

      まさかホントにしろってか・・・!!?)」

 Bさん「(・・・////)」

 Aさん「『ひ・姫・・・』」

 Bさん「『・・・はっ』」

 Aさん「(おっ・・・何もしてないのに起きちゃった・・・)」


 Bさん「『王子の鼻息があまりにキモいので

      目が覚めてしまいましたわ。』」

 Aさん「酷い理由で起きられた!!!!!」


 そう上手く行くものか。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/06/08.html


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