【揺花草子。】＜その1226：明晰夢。＞
【揺花草子。】＜その1226：明晰夢。＞
Ｂさん「地球のオトコに飽きたところです。」
Ａさん「はい！！？？？ 突然なに言い出すのきみ！！？？？」
Ｂさん「イヤだって今日は6月6日じゃないですか。」
Ａさん「え、うん、そうですけど・・・。」
Ｂさん「6月6日は全国的にUFOがあっち行ってこっち来て落っこちる日と
相場が決まっていますよね。」
Ａさん「どこの相場だよ。この話去年もしたよ。」
Ｂさん「去年は6月6日に月齢が3になる年を探るって話題だったよね。
4年後の6月6日は三日月になるからUFOの特異日となる可能性大。」
Ａさん「いや・・・それはどうだろう？」
Ｂさん「まあそれはそれです。
とにかくそう言うUFOつながりで冒頭のぼくの科白ですよ。」
Ａさん「あぁ・・・地球のオトコに飽きたって言う・・・。」
Ｂさん「そうそう。
くちづけするより甘く囁き聴くより強くぼくの心を揺さぶるわけです。」
Ａさん「だっ・・・誰が？」
Ｂさん「え？ 宇宙人が。」
Ａさん「宇宙人・・・ですか・・・。
つまり、宇宙人の知り合いがいるわけ？」
Ｂさん「いるね。」
Ａさん「良く会うんだ？」
Ｂさん「良く、と言うほどではない。たまに。
しかも会いたい時にいつでも会えると言うわけじゃない。」
Ａさん「そうなんだ？
やっぱり宇宙人はアレなの？ 地球侵略とかに忙しいの？」
Ｂさん「いやそこまで細かい設定はちょっと・・・」
Ａさん「設定ってなに！！？」
Ｂさん「しかも会えるのは決まって夜から朝方にかけてなんだよ。」
Ａさん「そっ・・・そうなの？ それは人目を忍んで的なアレなの？」
Ｂさん「イヤそれはないんだけど。会うのは家だし。」
Ａさん「家なの！？ 家に宇宙人お招きしてるの！！？」
Ｂさん「厳密に言うとお布団の中ですね。」
Ａさん「おふっ・・・！！？？？」
Ｂさん「寝てる時にしか会えないんだけど。」
Ａさん「それはいわゆる夢と言うやつなんじゃないのか！？」
脳波に直接語り掛けてくる的ななんとかとか。
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