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【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年6月
153/365

【揺花草子。】<その1222:名前を見つけたら即。>

 【揺花草子。】<その1222:名前を見つけたら即。>


 Bさん「前にここでも話に出したことがある『Ingress』なんですけどね。」

 Aさん「ああ、うん。

     ちょっと前に始めたんだよね?」

 Bさん「そうなの。ぼくもママンも、大体おんなじぐらいの時期に始めたんだけど。」

 Aさん「ふむふむ。

     でもインドア派のきみには向かないかもって話だったじゃん?」

 Bさん「そうではあるけどね。

     それでも年がら年中引きこもってるわけじゃないんですよぼくだって。

     たまにはお買い物に行ったりもするんです。」

 Aさん「は・はぁ・・・。」

 Bさん「そんな行く先々で、ポータルがあれば戯れにハックして・・・ってカンジで。

     決して進みが早いわけじゃないと思うけど、なんとかレベル8まで上がりましてね。」

 Aさん「へえ、そうなんだ。

     レベル8って上限だっけ?」

 Bさん「上限ってわけではないんだけどね。

     でもレベル8まで行けば全部のアイテムが使えるようになって、

     純粋な強さと言う意味ではレベル8が頭打ち。

     9になっても10になってももうこの先はゲーム性には直接関わって来ないかな。」

 Aさん「なるほど・・・じゃあブリジットはその段階まで達したんだね。」

 Bさん「ようやくってカンジだけどね。

     でもおシゴトで結構いろんなところに行くママンはぼくよりも進みが良くてさ。

     ぼくより早い段階でレベルが上がって行っていた。」

 Aさん「ほほう・・・それは、悔しいねえ。」

 Bさん「だからここからの帰り道のバスの中とかでさ、

     できる限りポータルをゲットしようと躍起になったりしてるわけです。

     弱ってる敵陣営ポータルを見かけたら積極的に奪っていく方向。」

 Aさん「ふむふむ。」

 Bさん「Ingress は2つの陣営に分かれて戦うって前に言ったじゃない?

     ぼくとママンは実は違う陣営でさ。」

 Aさん「あ、そうなんだ? 協力プレイってカンジじゃないんだね。」

 Bさん「協力どころの話じゃない。」

 Aさん「え?」


 Bさん「ママンはぼくがオーナーになってるポータルを

     ここぞとばかりに狙い撃ちしてくるから。」

 Aさん「カトリーヌさんえげつない!!!!」


 2人は同じ系統のバスを使っています。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/06/02.html


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