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【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年5月
150/365

【揺花草子。】<その1219:そもそもどこで買ったのか。>

 【揺花草子。】<その1219:そもそもどこで買ったのか。>


 Bさん「・・・って、違うの!

     別に羊飼いのメリーさんの話をしたいわけじゃなくてね。」

 Aさん「あ・あぁ、そうなの?

     昨日の続きなんだ?」

 Bさん「怪談の方のメリーさんですよ。

     頻繁に電話かけてくる縛りのキツい系女子。」

 Aさん「イヤッ!! そう言う言い方しないで!!」

 Bさん「まあぼくたちの間ではメリーさんは

     ずっとそばにいてくれる優しい笑顔のキュンと来る子と言うことで

     結論を見ているわけだけど。」

 Aさん「うん・・・。

     そう言う話したね昔・・・。」

     http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/01/18.html

 Bさん「そんなメリーさんなんだけど、ちょっとした疑問があってさ。」

 Aさん「疑問・・・。」

 Bさん「メリーさんってさ、最初はゴミ捨て場から電話をかけて来るじゃない?」

 Aさん「あぁ、うん、そうだねぇ。

     それで主人公はいたずら電話だと思って初めは取り合わないんだよね。」

 Bさん「そうそう。

     それでほっとくとどんどん近づいてくる。」

 Aさん「うんうん。」

 Bさん「そして最終的には『おまえの後ろにいる―!!』じゃないですか。」

 Aさん「そっ・・・そうですね・・・。

     あの・・・おもむろにぼくの背後の虚空を指差しながら

     言わないでもらえますか・・・?

     まるでそこに何かがいるような言い方しないでくれますか・・・?」

 Bさん「あっ、あぁ、そうかそうか、阿部さんは知らないんだっけ。」

 Aさん「知らないんだっけってなに!!? ぼくがなにを知らないって言うの!!?

     いや知りたくないけど!! できれば言わないでいて欲しいけど!!」

 Bさん「ま、とにかく、そんぐらいフットワーク軽く主人公に迫ってくるメリーさん。」

 Aさん「それをフットワークと言うのか・・・?」

 Bさん「と言うことは、電話する手段も、相応にフットワークが軽くないと成立しませんね。」

 Aさん「ん? どう言うこと?」

 Bさん「つまり公衆電話とかじゃないよねってこと。

     阿部さんの後ろに公衆電話があるわけじゃないじゃん?」

 Aさん「なんでぼくを主人公に据えるの!!? 違うよねそう言うんじゃないよね!!?」

 Bさん「とにかく、そう言うシチュエーションで電話かけるとしたらこれはもう

     ケータイ以外ありえないだろうと言いたいの。

     固定電話では無理だろうと。」

 Aさん「はぁ・・・まぁ、そうだろうねぇ・・・。」

 Bさん「そこが疑問なわけ。」

 Aさん「え?」


 Bさん「メリーさんの電話代って誰が払ってるのかな?」

 Aさん「そんなとこ気になるの!!???」


 プリペイドなんじゃないですかね。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/05/30.html


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