【揺花草子。】＜その1206：男爵。＞
【揺花草子。】＜その1206：男爵。＞
Ｂさん「新じゃがが美味しい季節ですね。」
Ａさん「えー・・・うーん・・・そうなの？」
Ｂさん「そうなのってなによ・・・なにそのテンション？」
Ａさん「いやぶっちゃけぼくあんまり料理とか疎いからさぁ・・・。
ジャガイモがいつが旬かって良く知らないし。」
Ｂさん「まあそれは分からんでもないかな。
確かにジャガイモってスーパーでも年がら年中置いてあるしね。」
Ａさん「あ、やっぱりそうなんだ？」
Ｂさん「でも一般的に新じゃがって言うと、この季節に九州で獲れるやつの
ことを言うことが多い。
ジャガイモと言えば北海道だけど、北海道でのジャガイモの収穫時期は秋だからね。」
Ａさん「ほうほう。」
Ｂさん「一般に新じゃがは普通のじゃがいもと違って水分が多く、
皮が薄いから茹でると皮まで美味しく頂けます。と言うのが特徴。
水分が多い分長い保存には向かないからなるべく早く食べなきゃいけないんだよ。」
Ａさん「はぁ・・・なるほど。
確かに皮ごと食べるジャガイモ料理とか最近よく見かけるね。
コンビニにお惣菜の揚げポテトとかでもそう言うのあるもん。」
Ｂさん「おっ、どうやら阿部さん新じゃがには一家言あるカンジ？」
Ａさん「いや一家言って言うほどじゃないよ・・・。
ただまぁ、ふつうのじゃがいもよりはね、ありがたがって食べる感はあるよね。」
Ｂさん「なるほどなるほど。
阿部さんは古じゃがより新じゃがの方が良いと、こう言うわけだ。」
Ａさん「古じゃがってなに？ そんな表現あるの？
・・・いや、でもまぁ、確かに古じゃがと新じゃがだったら
新じゃがを食べたいなぁって思うよね・・・。」
Ｂさん「この新じゃが信者が〜〜〜！！！」
Ａさん「なに言ってんの！！？」
巧妙にトークを誘導しました。
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