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【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年5月
122/365

【揺花草子。】<その1191:涙に濡れて。>

 【揺花草子。】<その1191:涙に濡れて。>


 Bさん「空が青いのはレイリー散乱じゃん?」

 Aさん「あぁ・・・うん・・・。

     少し前に伊奈帆くんが言ってたね・・・。

     具体的には去年の夏クールぐらいにね・・・。」

 Bさん「そして雲が白いのはミー散乱と言います。」

 Aさん「うん、そうですね。」

 Bさん「もう少しちゃんと説明すると、太陽からやってくる光が

     大気中の小っちゃい小っちゃい粒子によって散乱された結果、

     通りやすい青色だけが届く。

     だから空が青いんだ、って言うね。」

 Aさん「ふむふむ。

     つまり『光の屈折』ではなく『光の散乱』が原因なんですよ、ってことだよね。」

 Bさん「で、同じように雲が白く見えるのもミー散乱と言う現象によるもの。

     森とかでき、樹々の合間から零れる光が筋状になる現象あるじゃない?

     『チンダル現象』って言うんだけどさ、あれもこの

     ミー散乱が原因なんだって。」

 Aさん「あぁー・・・確かに良くあるね。

     すごくきれいだよね。」

 Bさん「雲の隙間から光が零れて筋状になるのもこの現象だと言われています。

     夕暮れ空や雨上がりの空から降り注ぐ光の柱はすごく美しいよね。」

 Aさん「うんうん。分かる分かる。」

 Bさん「専門的な言い方をするとこう言うのは『薄明光線』って言うんだって。

     でもそんなお堅い名前の他にも、ステキな名前がついてるよね。」

 Aさん「あぁ、うん。『天使のはしご』だよね。」

 Bさん「え?」

 Aさん「え?」


 Bさん「『お天道さんの鼻水』じゃないの?」

 Aさん「人の持ちネタをさらっとパクるなよ!!!」


 台無しです。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/05/02.html


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