【揺花草子。】＜その1186：社会保障制度。＞
【揺花草子。】＜その1186：社会保障制度。＞
Ｂさん「阿部さん阿部さん。」
Ａさん「なに？ ブリジット。」
Ｂさん「鳥かご買うてくれやぁ〜！」
Ａさん「なんで今この時期に弥太郎さんなの！？
と言うかそもそもなんで弥太郎さんなの！！？」
Ｂさん「土佐藩の地下浪人身分の出である岩崎弥太郎ね。」
Ａさん「うん、そうですねぇ。」
Ｂさん「小汚い格好で周りからはバカにされてましたけど竜馬とはそこそこ仲良かったよね。
そしてしょっちゅう竜馬に鳥かごを売りつけようとしていました。」
Ａさん「うん・・・まぁ・・・大河ドラマの中ではな・・・。」
Ｂさん「そんな弥太郎さん、幕末の動乱のさなかを非凡な才覚で立ち回り、
一代で財を成します。」
Ａさん「うん、そうだった。
カッコ良いヒゲとか生やしてたよね。」
Ｂさん「そして三菱財閥の祖となるわけです。」
Ａさん「うんうん。
すごい出世だよね。」
Ｂさん「三井・住友と並んで三大財閥と呼ばれる三菱だけど、
先の2つが江戸時代から続く旧家だったのに対して三菱は明治に入ってから勃興した。
歴史と言う面では決して古くはない。」
Ａさん「まあ、そうだね。」
Ｂさん「でも三大財閥とまで言われるほどの規模に成長した三菱。
戦後の財閥解体以降の紆余曲折を経ながらも、今現在もなお三菱グループは
日本を代表する企業グループとして大きな存在感を放っています。」
Ａさん「うん、確かにそうだ。」
Ｂさん「関連企業はもうそれこそあらゆる分野にあって、中でも総合商社、重工業、
そして金融業がグループの柱。
でもグループの中にはご存知キリンビールさんもいたりします。」
Ａさん「あぁ、キリンビールって三菱系なの？」
Ｂさん「そうなんだって。
グループ内での結束を重視する三菱グループでは
宴会ではキリンビールが出されるのが慣例だって言う話だよ。」
Ａさん「へえ・・・。」
Ｂさん「そんなわけで、国のお偉いさんから居酒屋さんに至るまで
あらゆるところに顔を出す三菱グループ。
その始まりが冒頭にも言った鳥かごだって言うんだから何とも面白い話だよね。」
Ａさん「いや鳥かごが始まりって言うのはどうなの・・・？」
Ｂさん「これは、言ってみればこうだよね。」
Ａさん「え？」
Ｂさん「『鳥かごから酒場まで』。」
Ａさん「どこの福祉大国！！！！」
2月13日のフラグようやく回収。
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