【揺花草子。】<その1185:ラノベでは良くある。>
【揺花草子。】<その1185:ラノベでは良くある。>
Bさん「ぼくは女の子です。」
Aさん「えっ・・・?
いや、はい、知ってますけど・・・。
そんな改めて言われるまでもないけど・・・。」
Bさん「でも女の子なのに一人称がぼくって言うのはどうなんだろう?」
Aさん「どうなんだろうって言われても・・・。
それがきみのアイデンティティなんでしょ?」
Bさん「まあそうなんだけどね。
ところで、ボクっ子と親和性の高い存在として
『男の娘』と言う概念がありますね。」
Aさん「あぁ・・・ありますね・・・。」
Bさん「阿部さん大好きなね。」
Aさん「イヤッ!! ちょっ!!」
Bさん「まあ今さら言う必要もないと思うけど、性別的には男の子なんだけど
見た目もう女の子にしか見えない、って言うね。」
Aさん「はあ。」
Bさん「俗に『こんな可愛い子が女の子のはずがない』なんて言い慣わされますね。」
Aさん「まあ・・・言いますなぁ。」
Bさん「昨今のサブカル界隈ではそこそこ支持されてるジャンルで、
市場として確立していると言えましょう。」
Aさん「うん・・・。
そう言う系統の作品にはサブヒロインぐらいの位置づけで
男の娘キャラがいたりするよね・・・。」
Bさん「そんな百花繚乱の様相を呈する男の娘たち。
流行り出したのっていつぐらいだと思う?」
Aさん「え? うーん・・・。
言ってもここ5,6年ってとこじゃないの?
いいとこ21世紀に入ってからとかじゃないのかな・・・。」
Bさん「そう思う?」
Aさん「えっ・・・違うの?」
Bさん「男の娘ものの系譜を辿っていくとさ。ある作品に辿り着くんだよ。
史上初の男の娘を主人公にした作品。」
Aさん「ある作品・・・?」
Bさん「作者不詳『とりかへばや物語』。
リリースは平安時代後期。800年以上前です。」
Aさん「日本文学史に刻まれる名作!!!
そこに起源を求めるの!!?」
Bさん「そのころから既に男の娘ってジャンルが
存在していたって言う衝撃。」
Aさん「ジャンルって!!!」
安定の日本人の妄想力ね。
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