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【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年4月
110/365

【揺花草子。】<その1179:ウィーアー。>

 【揺花草子。】<その1179:ウィーアー。>


 Bさん「海賊王になりたい。」


 Aさん「いやー・・・困ったなぁ・・・。」

 Bさん「なんでさぁ―! 少女が夢を語ってるんだよ!

     オトナとして適切なセリフがあるんじゃない!?」

 Aさん「いや・・・そうだとしてもその夢が海賊王って言うんだからね・・・。

     幼稚園児とかなら『うん、きっとなれるよ、頑張ろうね!』とか言ってあげるけど

     きみぐらいの歳の子にそう言われるとね・・・。

     もう気後れしちゃうもんね・・・。」

 Bさん「なんでよっ!

     そこは素直に応援して欲しいよ!

     偉大なる航路を乗り越えて行って欲しいとか願って欲しいよ!」

 Aさん「て言うかそもそもきみあの作品そんなに好きじゃないって前言ってなかった?」

 Bさん「まあ、それはそうなんだけど。」

 Aさん「そうなのか・・・。

     でも海賊王にはなりたいんだ?」

 Bさん「なりたい。」

 Aさん「世界に名を轟かせる賞金首になりたい?」

 Bさん「なりたい。」

 Aさん「じゃあ頑張れとしか言えないよ。」

 Bさん「なにその投げやりな態度っ! 阿部さんカンジ悪ーい!」

 Aさん「イヤイヤ・・・きみがそう望むのなら反対はしないよってことだよ。

     きみが海賊王になる手助けがぼくにできるわけじゃないしね・・・。」

 Bさん「阿部さんは嘘つきのポジションで雇おうと思ってたんだけど。」

 Aさん「ぼく別に嘘とかつかないだろ!!?」

 Bさん「でもまあそれはそれとして、海賊王になるためには、

     七つの海を駆ける大冒険をしなきゃいけないじゃない?」

 Aさん「えっ、まあ、そりゃそうだろうねぇ。」


 Bさん「インドア派には敷居が高い。」

 Aさん「じゃあ海賊王なんか目指すなよ。」


 引きこもり系海賊王。(新ジャンル)


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/04/20.html


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