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【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年4月
108/365

【揺花草子。】<その1177:一般人は近づけない。>

 【揺花草子。】<その1177:一般人は近づけない。>


 Bさん「東京湾アクアラインあるじゃないですか。」

 Aさん「えっ、あぁ・・・名前くらいは知ってる。」

 Bさん「通ったことはない?」

 Aさん「ないね。

     て言うかぶっちゃけ東京湾を横断する道路ぐらいの知識しかない。」

 Bさん「まぁ言ってもぼくも通ったことないんだけどさ。

     なので以下の情報もWikipedia先生の受け売りです。」

 Aさん「うん・・・そこらへんハッキリ言っちゃうあたりは潔いよね・・・。」

 Bさん「東京湾アクアラインは、神奈川県の川崎市と千葉県の木更津市を繋ぐ

     高速道路だそうです。

     木更津から出て全体の1/3ぐらいのところまでは海上に架かった橋を通過。

     そこから先はトンネルになってて海の下をくぐるんだって。」

 Aさん「へえ・・・」

 Bさん「そんで、そのトンネルと橋の境目の部分によく聞く『海ほたる』と言う

     パーキングエリアが存在する。」

 Aさん「あぁなるほど、確かに聞いたことある。」

 Bさん「で、さっきも言った通りこの海ほたるから対岸の川崎市まではトンネルです。

     『アクアトンネル』と言う愛称がついてるよ。

     その距離およそ9.6km。けっこうな長さだよね。」

 Aさん「うん、ほぼ10kmは長いね。」

 Bさん「陸のトンネルも一緒だけど、長いトンネルで問題になるのは排気です。」

 Aさん「あぁ、うん、そうだね。

     排気がちゃんとしてないトンネルは車の排気ガスがたまっちゃって

     空気が淀んじゃうって言うよね。」

 Bさん「だからこのアクアトンネルも、途中に海の上までつながる

     換気設備が設けられています。」

 Aさん「なるほど。もっともなことだ。」

 Bさん「ちょうどトンネル部分の中ほどに位置するこの換気設備。

     海の上には人工島が作られ、そこからトンネルまで貫くパイプが伸びているそうです。」

 Aさん「ふむふむ。」

 Bさん「そしてこの人工島の地上部分の設備は『風の塔』と呼ばれていると言います。」

 Aさん「へえ・・・。」


 Bさん「最上階の宝箱に『風のマント』が入ってそうだよね。」

 Aさん「『風のマント』があるのは

     最上階から2階まで降りたとこだけどな。」


 リビングデッドとかカブトムカデとか出現しそう。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/04/18.html


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