~zero~その姿。
まだ読みにくいところがあるかも知れませんが、オブラートに見て頂けると幸いです。
あぁ、なんかよくわからない。
清々しい気分と、緊張と恐怖が混ざり合って、お腹から胸までがなんか気持ち悪い。
とにかくよくわからない
この隅まで暗く黒く染まった広いホールに、二つの明かりがある。
ここは、彩麗学園高等部のホールである
多分、スポットライトだろう。一つは普通の白なのか、なんというか音楽祭や発表会とかで使われる定番のあの光。
なんか口ではよく説明できない、とりあえず家の電気の色にしとく。
もう一つのスポットライトの色は、ラベンダーみたいな色を少し濃くした感じ
。なんか珍しい色だなぁとアホみたいに眺めている。
そう、もちろん、私がいるのは家の電気の色したスポットライトの下にいる。
一方、綺麗なラベンダーの色した明かりの下には誰もいない
静寂の中一人ぽつんと、佇んでいる。
しかし、しばらくたつとラベンダーの明かりの向こうの暗闇から足音が聞こえてきた。
リズムのいい靴の音はどこか嬉しそうな、というか、楽しそうな軽いスキップにも思えた。
だんだんと近づくその音。
ただの足音なのに、なにかの威圧感に恐怖と緊張がさっきよりも感じて、やがて震えに変わった。
靴先やその姿がだんだんと浮かんでくる。
その姿が完全に分かったのは、‘‘その人”がラベンダーの明かりの下に着いた時。
その姿はその人のそっくりさんでもなく、幽霊でもなく、激似した人形でもない。
間違いなく私を苦しめた、×× ××。
×× ××は口を開いて私に言った。
「さあ、⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎。×××を始め---。」
最後は、よく聞き取れなかった。
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閲覧ありがとうございました!