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中二病乙!! 〜変人ばかりの図書室の住人〜  作者: 朝里かれい
はじめましてカオスです
5/17

昼休み2

「みなさん、今日の当番さんですか?」

控えめに晴香がきいた。さっき一緒に遊んでいた時、聞いてなかったのか。

「いいや。今日の当番は、今いるメンバーで高橋、亀田さん、朝日さんだけだよ。」

ふむふむ。そうなると、三人で今日はやるのか。

「データスリップ作り終わったから。」

「マジっすか、高橋先輩!ありがとうございます。」

なかなかいい人だ。

「下僕にさせた。」

……

「下僕?」

「そ。そこで、這いつくばっているやつ。」

…鈴木先輩か。鈴木先輩(げぼく)がやってくれたのか。


「ありがとうございます。げぼ…鈴木先輩。」

「今何かいいかけなかったか?」

気にしちゃ負けですよ。松田先輩。


「暇だし、遊ばない?」

そういうと、枝松先輩は何かを取り出そうとした。

何が出るんだ?小泉みたいに卓上ゲームでも持ってきているのか?

期待しながら待っていると、枝松先輩が出したのはなんと…


飴ちゃんだった

なんだと!?あれほど期待させといて、ちきしょう

皆も期待していたようだ。見事なテンションのだだ下がりっぷりだ。


「何もないから、しりとりでもしませんか?」

こんなことしか言えなかった。流石にのんないよな…

「イッエーーーーイ!!!」

のった!今にもキノコが生えそうな勢いだったのに。すごいハイテンション。

「んじゃ、ジャンケンしよ。」

鈴木先輩復活。


順番は、鈴木、高橋、松田、晴香、俺、枝松だ。

「んじゃ、俺からな。リンゴ。」

なんかハートマークがつきそうな言い方だな。とっても

「きーもーい。」

高橋先輩もそう思ったのか。

「ゴジラの逆襲。」

ゴジラだけでよくね?

「うさぎ。」

「き、じゃなくて。銀魂。」

「マリオ。」

「マーリオー。」

―びょいん

そんな効果音が付きそうな、マリオのジャンプポーズをとった鈴木先輩。

……

「みんなスルーかよ!?」

「折原臨也。」

見事なスルーです。

「はよ言え、カス。」

「はい、すみません。高橋さん。」

ちょっとかわいそう。

「山崎退。山崎ってぎんた「ルパン三世。」まだ言ってるさ「イルカ。」お願い聞いて。」

えらい慣れたスルーだな。いつもこんな感じか?

「神威サイコー。」

「イルカ…先生。」

「イチゴ。」

「ふっ。やっと俺のターンか。俺様は、悟空を所望す。」

「次ばかやったらこれな。」

高橋先輩は首切りのポーズをとった。

静かになった鈴木先輩。この人たちはこんな感じなのな。

「二人とも、じゃれあっているのもいいが、もうそろそろで授業が始まるぞ。」

もうそんな時間か。では戻るか。自分の教室に…


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