集合
当然と言えばそうなのだが、図書委員会の集合場所は図書室かよ。
狭いし全員入りきるか?
「やっほーい。」
「!!」
―聞き慣れた声が聞こえた瞬間、後ろからタックルをくらった。
冗談抜きで痛い 病弱設定の少女がくらったら病院行きだぞ。
後ろを振り返ると、タックルをくりだしてきた犯人が立っていた。
「そんな、やったぜ、みたいな嬉しそうな顔するのやめろよ。いくら中学校からの友達だからって流石に怒るぞ。」
そう言っても犯人である友達、亀田晴香その表情をやめない。
相変わらずだな。
「集まった委員は適当に座ってください。」
おっと、委員会会議開始か。
「それでは、話し合いと言いますか、図書委員の顔合わせを始めます。」
少し長くなりそうだな…
「―あらかた話し終わったところで、自分がどのグループに入るかプリントに書いて下さい。」
グループ?
(A班 カウンター作業 B班 ブックカバー&新聞作業 C班 広告)
この中から選べと、そういうことか。
A班は自分の好きな曜日を選んでやる、BC班は毎日か…
週一でいいA班にすっかな。
「おっ、あーさんはもう決めたか~。何にした?俺はA班。」
「俺も同じだよ。」
「マジ!!んじゃあ、同じ曜日にしよ。」
まあ~いいか。ちゃちゃっと名前と班書いて提出すっか。
せっかく図書室に来たんだから、何か借りてくるか。
この学校はラノベもあるんだな。
キノとリリア借りていくか。
「$#&R%"$%"&#」
「%$#”&”」
……カウンターの前で何か言い合っている男子たちがいるな。
しょうがない、隣の部屋にいる司書さんに手続頼むか。
帰ってテイルズでもやるか。