能力値
俺 幾星 透は冒険者になった
まじで冒険者になった
まじかー
ナディス『あ、あとこれから潜るであろう混沌の核について教えておきますね』
透『は、はい』
ナディス『混沌の核…それはいわば怪物の巣窟です潜る冒険者によっては〈地獄〉と形容するものもいるほどです』
ふ〜ん、ん?地獄?怪物の巣窟?何それそんなヤバめなところなの?嘘だろそんなところにこれから俺行かなきゃなの?
ナディス『混沌の核が地獄とよばれる所以は命懸けで戦っているにもかかわらず、モンスターは時間が経てば復活するという不死性です。普通なら種族の数には限りがありますよね。例えば、ここニュールソナーには約50万人以上の人がいます。ニュールソナーにいる50万人以上の人々を殺ったらここにはもう人はいないし、自然に人が湧いたりはしませんよね?』
透『そりゃそうですね』
ナディス『そうそれが普通だよね、でもね混沌の核にいる怪物たちは違うの、倒しても倒しても自然に、本当に自然に湧いてくるのです、なのでこの戦いには終わりがないとすら思うレベルに湧いてきます』
ええ、何それ、無限に湧いてくる怪物?
メンドクサ
ナディス『あ、でもでも倒した側から湧いてくるわけじゃないからね、何分、何時間後にまた湧いてくるっていうだけだからね』
透『良かったです』
まじで良かった終わりなき戦いは流石にキツすぎる
簡単にいうと怪物は倒しても自然に湧いてくるから怪物は尽きないよーっていいたいわけか
とんでもねえな
ナディス『ちなみに君がこれから行く混沌の核で到達可能な層を知るために能力値測っておこうか?』
おお!まじか、ステータス!これは超気になる
透『ステータスってどのようなものがあるんですか?』
ナディス『ステータスは
レベル
HP(体力)
MP(魔力総量)
STR(筋力)
DEF(防御力)
AGI(速さ)
???
だよ』
透『???ってなんですか?』
ナディス『???は冒険者によってそのステータスの名前が異なるからまだわからないっていう意味で???名前は分からなくてもステータス自体は上昇するから安心してね』
つまりその冒険者の個性のようなものか
ナディス『ステータスは他にも
武器スキル
能力上昇スキル
常時発動スキル
魔法
があるよ』
スキル…スキルか、いいね!そういう設定結構好きなんだよね
ナディス『説明はこれで十分かな?』
透『はい!』
ナディス『それじゃ鑑定士呼んでくるから待っててね』
そういえば混沌の核にどうやっていくんだろう?あとで聞いてみよう
それから数分後ナディスさんが鑑定士を連れてきてくれた
鑑定士A『よろしくお願いします』
透『こちらこそよろしくお願いします』
鑑定士A『それでは鑑定するので動かないでください』
鑑定士A『能力鑑定』
なんか鑑定士Aの手が光った
光が消えた
鑑定士A『終わりました、紙に書くので待っててください』
待った、鑑定士Aが来た
紙くれた
まあ俺は転生者だから数値は高いはず!
幾星 透
ステータス
レベル1
レベル上昇条件・第一階層ボスモンスターの討伐
HP10
MP5
STR15
DEF5
AGI20
???0
武器スキルなし
能力上昇スキルなし
常時発動スキル《アラガウモノ》
魔法なし
《アラガウモノ》
敵対した物に対して実戦にて敗北or逃走すると
ステータスの上がり幅とレベルアップ時の条件の難易度が上がる
うん、これさ雑魚じゃね
異世界転生したのに全然無双できそうにないんですけど
ナディス『え、えーとこのステータスなら第一階層がちょうどいいかなあ、あとボスとは戦わないように』
えー、本当に雑魚扱いじゃん
ナディスは思った
(この人弱すぎじゃないかな)
と
あーあこれからどうしよ