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異世界転生したのに無双できない  作者: 大川 前雅
第一章其処にあるもの(俺って弱くね)
6/21

冒険者

俺、幾星 透は支配者マスターに拾われ衣食住を手に入れた。やっとまともな生活ができそうだと思っていると

支配者マスターが何やら真剣な顔をして

支配者マスター『それではここからは重要な話をしようか』

と言ってきた……

透『重要な話?』

支配者マスター『そうだよ 

まさか忘れてないよね?』

ヤバイ重要な話って何だなんかこの人とそういう話したか?えーと、何だっけ?いやもはやここは知ったかぶるか?

いや、ダメだここでしここで信頼を失うと今後に響きそうだ。ここは正直に

透『えーと、すみません忘れました…』

支配者マスター『ええ、本当に?まあいいや、もう一度1から説明するよ

私は君に衣食住を与える代わりに君は冒険者になって私の仕事 《防具作り》に必要な素材を集めてもらうっていう話だったよね?そして今から君に話すことは君が冒険者になることについてだ』

いやあ、完全に忘れていた。とても素晴らしい生活基盤が整って安心しすぎていたそういえば俺、《冒険者》になるって言ってたな

透『思い出しました、すみません冒険者になるために何か必要なものとか、手続きとかあるんですか?』

支配者マスター『そうだね、まず手続きについては近くにあるニュールソナーギルドに行けばどうにかなるとして、問題はものだねー』

もの?ものって多分武器だよな?それも近くの店で買えば……ってそっか俺みたいなやつを拾うようなところなんだとてもじゃないがじゃんじゃん帰るようなところではないもんな

透『もしかして武器や防具のことですか?』

支配者マスター『君にしては察しがいいね、その通りだ。防具に関してはうちのを上げるつもりだから問題はない、だけど武器はうちにはないから買わないといけない、

だからそこの武器屋にとりあえず行こう』

透『はいわかりました』

そして前に行った店に着いた。

やはり俺の目は【宵闇の明星】に釘付けだが、あいにく俺は初期装備(ノーマルソード、ノーマルボウなど)しか買えないという話になっているなので俺はどの系統の武器を使うかについて考えていた。

ここにある武器は武器

短剣 弓 片手直剣 両手剣 槍 刀 レイピア

(ボウ)は論外、弾切れしたら死ぬし何より当たる気がしない、槍、レイピアも嫌だ攻撃がちまちましていて俺に合わない、短剣は小ぶりすぎるし両手剣は大振りすぎる

なので俺は《片手直剣》に決めた

支配者マスターにも言ってみたがそれでいいんじゃないと言われた

そして防具装甲アーメイルに帰ってきた。

支配者マスター『それでは君に防具を進呈しよう!

君は重量級?それとも中量オールラウンダー?それとも軽量型?』

まあ武器が軽量なのは嫌だが防具は軽い方がいい動きが鈍くならないからね

透『軽量型でお願いします』

支配者マスター『わかった、じゃあ君にはこれを渡そうと思う!』

そう言って渡されたものは

・ライトショルダーアーマー

支配者マスター制作

人に殴られるくらいのダメージならゼロにできる

・ライトチェストプレート

支配者マスター制作

ナイフは貫通しない程度の防御力

・ライトアームアーマー

支配者マスター制作

弓矢(低級)なら弾く

だった

う〜んザ・初期装備

はっきりいうと全部微妙だ。すごくいいものではないが悪いものでもない。まあ無償で提供してくれるんだありがたく受け取ろう

透『ありがとうございます』

支配者マスター『こんなものしか用意できなくてごめんね』

透『いえいえ大丈夫ですよ』

支配者マスター『そう言ってくれると嬉しい、

それじゃギルドに申請しに行こうか』

そして俺たちはニュールソナーギルドに行った

すると以前俺の質問に答えてくれた

ナディス・ディールさんがいた

ナディス『君はあの時の……』

透『お久しぶりです、あの時は本当にありがとうございました』

支配者マスター『何だい?知り合いなのかな?』

透『知り合いというか恩人というか‥です』

支配者マスター『そ、そうなのかまあいいこの子を冒険者にして欲しい、正確にいうと身分証明書ライセンスを発行して欲しい』

ナディス『わかりましたではこちらにきてください』

支配者マスターはエントランスのソファに座って待っているらしい

俺はナディスさんに連れられて別室に来た

ええ、《ライセンス》あるの?なんか試験とかあるのかな?

透『試験とかってあるんですか?』

ナディス『最初はありませんよ、初級なら誰でもOKです

ですが昇給したい場合はそれ相応の実績やステータスレベルが必要になりますが』

透『わかりました』

焦った〜試験とかあったらやばかったなていうかこんな簡単に冒険者なれんのかい

ナディス『それではあなたはどの武器を使いますか?』

透『片手直剣です』

ナディス『わかりましたでは発行します』

早いなーだったらどうしてわざわざ別室に行く必要があるのだろうか

透『どうして別室に行く必要があるんですか?』

ナディス『たまにいるんですよそんなことも知らずに冒険者になりたいっていう人がいるのでこれを聞く必要があり、これを人前でやると恥をかいてしまうのでせめてもの気づかいです。ちなみにそういう人には発行しません』

ええ、そんな奴いるの?ヤバイ奴じゃん

ナディス『はいどうぞ』

そして俺は今ナディスさんにライセンスをもらったこの瞬間冒険者になった

―――――――――――――――

ちなみに初級のライセンスには

      幾星 透

     片手直剣使い

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