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異世界転生したのに無双できない  作者: 星野 夜月
第一章ただの始まり
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第一章41 氷人形

俺、幾星 透はレベル6になった!


アイスダガーアンドライフル。

こいつを倒して第五階層に進むと決めた。

明日、戦おう。

まあ今日は時間的に帰るのだけど。

とりあえず、多少なりとも傷ついていた防具を支配者(マスター)に整備してもらおう。

相手がやばそうなので万全をきしておきたいのである。

それをいうと支配者(マスター)はここよく受け入れてくれて。

任せておいてよ♪

と言って整備に取り掛かってくれた。

俺は何かを手伝いたいのだが、知らない奴がそれをしようとしてもそれは大体迷惑にしかならないと知っているので申し訳なさを感じながらも寝た。


そして、朝。

ご飯を食べた後、整備された防具をもらった俺はすぐにそれを装備した。

そして、武器。

今までは、シルバーメタルソードか黒金剛石(ブラックダイヤモンド)重長両手剣(ヘヴィロングバスター)のどちらかを持っていっていたのだが。

今はどちらを持っていけばいいのか迷っている。

今回の階層主は遠距離攻撃をしてくる可能性が非常に高いから、こちらも近距離だけでなく遠距離も対応できるようにしておきたい。

そう考えるとシルバーメタルソードを武器スキル《投剣》の効果を適応させて投げるのもいいかもしれない。

だが、近距離戦になってしまうと、それは通用しない。

第一、シルバーメタルソードでは部が悪い。

短剣という手数が多い武器に対して、確かに防御はできるかもしれない。

だが、どこまで行っても後手に回ってしまうだろう。

だから状況の硬直が考えられる。

何より、火力不足が考えられてしまうのが怖い。

だが、その点において黒金剛石(ブラックダイヤモンド)重長両手剣(ヘヴィロングバスター)は申し分ない。

なんなら、その高火力で短剣をへし折れる可能性がある。

だが、これだけ持っていくと、近距離まで詰めるのが困難だし………。

そう考えているうちに時間は過ぎていった。

そして、俺が辿り着いた結論は

透『両方、持っていこう。』

どうしようもないほど中途半端な結論だった。

そして、2つの剣を持って俺は混沌の核第四階層へと向かうのだった。


途中、星華さんがいる薬屋に向かった。

理由はもちろん、hp.mpを同時に回復できるポーションを買うためである。

やっぱり、一度で両方回復できるポーションがあるのとないのでは全然違う。

いちおう、ギルドの近くにある薬屋にもあるのか探してみた。

あるにはあったのだが、そのポーションはhp.mpを両方600回復するというのが一番安い両方回復ポーションの効果だった。

どう考えても俺にはオーバースペックである。

おそらくそれを使えるとしたら、まだまだ先の未来。

そう考えたら両方回復ポーションの効果が最大100回復までしかないこの薬屋のほうが俺には適している。

だが、ポーションの数は少ない。

両方回復ポーションなんてものが簡単に作れるとは普通に考えて思えない。

だから本来は600回復までが前提だが、自分達でも素材を買えるように安く買った結果小さくなったであろう素材を使用した結果効果が薄くなるのは必然だろう。

とりあえず俺は100回復の効果があるポーションを数本買った。


そして、俺は第四階層についた。

地図に記されていた通りに階層主がいるところに近づくとそこには、木がたくさんいや林だろうか?が広がっていた。

今までのひらけていた場所ではなく狭い空間だから自由度が低そうだ。

まあ、仕方がない。

俺はその林の奥に少しずつ入っていった。

そして、それはそこに静かに()()()()()

それ―――いや、アイスダガーアンドライフルはそこにいた。

予想していた通り、人型だった。

だが、本当に人のようなのではなく、肌などが全て氷でできてきていた。

氷人形とでもいったところだろう。

俺はアイスダガーアンドライフルを認識した直後その手を見た。

透『何も………ない?』

その手には銃のようなものも、短剣も何もなかった。

どういうことだ?

まさか素手で戦うとは言わないよな?

そしたら名前の意味がわからない。

だが、今なら

透『倒せるッ!』

俺は全スキルを発動させた。

俺の両手剣はすでに黒金剛炎状態にしてある。

そして、雪玉のように冷気を出してくるなんてことはなさそう、いやなかった。

だから、不思議なほど簡単に距離を詰めることができた。

俺の中の感覚がやばいと言っている。

階層主がこんな簡単に無防備な状態で接近を許すとは思えない。

そして、さらに接近した時。

表情どころか顔すらないはずの部位がこちらを向いた。

やばいと思った俺は思考を速攻で攻撃10割から攻撃5割防御5割にシフトした。

その瞬間氷人形は何もなかった手から氷の短剣を生成した。

マジかよ、無から生成してくるのかよ!

生成したのは氷の短剣。

つまり、こいつは氷を操れる?

いや、違う。

なら地面からいくらでも攻撃できるはず……。

なら、もっと答えはシンプルなはず。

武器を氷を使用して再現、生成する能力か!

そして、俺に向かって短剣を振るってきた。

だが、

透『動きがわかりやすいぜ!?アイスダガーアンドライフルさん!』

もちろん、俺は今 《ディフェンスレートアップ》を発動している。

だから攻撃を受け止める(防御)自体は可能である。

実際、かなり攻撃の予備動作が大きい。

だから、ここからどうやって攻撃するかなんて目に見えている。

必然的に俺はこの攻撃を防御できる。

もちろん、受け止められた。

そして、直後。

黒金剛炎状態の両手剣だからこそ、氷に対して相性が良くなっているはずである。

それだからだろうか?

階層主の短剣を砕けた。

だけど、すぐに階層主は後ろに引いた。

透『させない!』

このまま武器がない状態の階層主を倒す!

俺の攻撃を避けることはできたようだが、実際距離は遠くない。

すぐにいけばもしかしたら武器を生成していない無防備な状態の階層主を叩ける!

そして、攻撃射程圏内。

階層主は回避せず、その何も無い手を振りかぶりこちらに向けてくる。

だが、関係ない!

わざわざ受けてくれるなら好都―――

透『ぐっ!』

その瞬間、弾き飛ばされた。

俺が。

そんなのありかよ。

武器を生成できるならそれも可能性に入れておくべきだった。

まだ、

攻撃準備中だった俺の剣を何もなかったはずの手――いや、細剣(レイピア)が俺の剣を突き、攻撃を中止させる。

その後、細剣(レイピア)による突きを警戒していたが、直後細剣(レイピア)が形を変えて鉄槌(ハンマー)と化した。

そして、それを振りかぶり俺のチェストプレート目掛けてぶちかました。

そして、今に至る。

武器の生成はかなり自由度が高そうだ。

今は、俺があいつを見つけた場所まで、つまり振り出しに戻されてしまった。

となると。

あの時はまだ俺に気づいていなかったから武器を生成していなかった可能性が高い。

つまり、今は相手は武器を生成してくる。

そして、再生しているのは

透『ライフル銃………』

だが、氷でできているから火薬も何も無い。

だから前世と同じものでは無いだろう。

だが、それでも脅威なことには変わりないだろう。

そして、バン!という銃声。

と同時に発射されたのは

透『雪玉!?』

モンスターの雪玉ではない、ただの雪玉。

これが弾の変わりとなっているのだろう。

早さは、全然

透『見てから回避可能!』

受け止めることはしない。

乱射などをされた時には流石に受け止めきれなくだろうから。

後ろでは雪玉が木にドスッドスッ!と着弾する音が聞こえる。

前世の雪玉とは明らかに威力が違う、早さを除いても。

だが、回避できると言っても回避しながら接近できるほどの余裕はない。

ていうか、あのライフル銃は弾切れとかしないのかよ!

と思っていたのだが。

俺はその光景を見て、

透『そりゃ弾切れしないわ。』

と思った。

30発程度。

海外ではこれがライフル銃の装弾数だった気がする。

すでに、アイスダガーアンドライフルはすでに打ち切っていた。

だが、こいつは弾切れした瞬間武器を半分くらい変形させた後、空となった弾倉に弾を生成そして、変形させた銃をもう一度元の状態に戻していたのである。

確かにノータイムというわけではないが。

かなり早く変形、生成を行なっているので余裕はない。

器用すぎだろ!

何より脅威なのは、氷の生成におそらく上限はないから、弾なら無限に生成できる可能性が高いということである。

だが、これでわかったことがある。

一度生成した武器はその内部だけを変形させたり生成することはできない。

だから、そのような操作をする際は武器の外側も変形させないといけないそうだ。

もう一回。

もう一回30発避けきればあの一瞬の変形、生成のタイミングがある。

そこで、一気に距離を詰め――

いや、待て。

距離を詰めたところで結局は回避で後退する可能性が高い。

直接ダメージを与えた方が怯むんじゃないか?

俺は筋力増加(ストレンジブースト)を利用して無理矢理両手剣を片手で持つ。

多少引きずっているが問題ない。

俺はライフル銃30発を回避しきった。

直後、俺は両手剣を手から離し()()()()()()()()()()を手に持った。

その理由はもちろん、

透『変形の瞬間は隙だらけだ!』

そこに遠距離攻撃をぶつける!

透『使うのは初めてだけど、頼むぜ!

《投剣》!』

俺は本体ではなく、武器を生成する手に向けて剣を投げた。

スキルの補正もあって、今までよりも早く、正確に剣は狙い通りの軌道を描く。

すでにシルバーメタルソードには火素作成(ファイアワークス)付与(エンチャント)している鉄火剣状態である。

階層主に対して、威力が足りないことを考慮して、弱点であろう火でそれを解決する!

そして、武器を変形させることに集中していたアイスダガーアンドライフルはこちらの攻撃に気づいていない!

直後、氷が割れる音がした。


階層主の手が割れた!

今なら!

俺は両手剣をもう一度手に持ち階層主に向かって全力で走る。

前回のように、細剣(レイピア)とかを作られて弾かれるとかはないはず。

今は、武器よりも先に手を生成するだろう。

ていうか、自己再生みたいな能力もってるのはズルい。

だが、弱点はわかりやすい。

その体の真ん中に光る点があるからである。

ならなぜそれを《投剣》で狙わなかったのか。

もちろん相手はそこを重点的に守る。

そこだけは氷がかなり分厚い。

いくら投剣(スキル)の補正があっても投げたシルバーメタルソードではそれを砕くことは不可能と判断したからである。

なら、怯ませて両手剣による一撃必殺の方が確実だと判断したからである。

そして、剣を振る。

相手は今まで武器を生成してきた()()を再生させている。

勝った!

俺はそう確信してしまった。

まだ万全の

()()があるというのに。

直後、剣の軌道が逸らされる。

横から、剣の横の部分を弾かれる。

軌道を逸らされた剣は、アイスダガーアンドライフルの弱点と思われる箇所に掠れた。

もちろんそれで分厚い氷の壁を破れるわけもなく。

あるかないかわからない程度の傷を残しただけだった。

素手であの威力を、攻撃モーションに入った剣を弾き返せるほどの威力があるとは到底思えない。

俺は階層主を見た。

そいつは今、()()に盾を生成していた。


やられた!

今まで右手からしか武器を生成したいなかったから、てっきり右手からしか武器を生成できないと思ってしまった。

敵の術中にハマってしまった。

おそらく、左手に生成した盾で俺の両手剣の横の部分を叩いたのだろう。

それならあの威力にも納得がいく。

だが、盾も生成してくるのか。

かなり倒すのがめんどくさくなりそうだ。

俺は弾かれた両手剣を構え直し、ついでに先ほど《投剣》をしたシルバーメタルソードを拾った。

おそらく、いや確実にシルバーメタルソードでは階層主をもう倒せない。

だから、使うとしても怯ませるために使うとかだろう。

あの盾も両手剣で正面から撃ち合えば破壊できるだろう。

今、確かにこの攻撃は防がれたがまだまだ攻撃ができる距離にいる。

もう一度!

今度は斬るのではなく《刺突》で確実に仕留める。

まだ、スキルの効果はついたままだ。

速攻でいく。

そして、俺は階層主に刺突を仕掛ける。

階層主は回避ではなく、防御を選択した。

盾で受け止めるつもりだろう。

だが、

透『会心刺突!』

その盾じゃ、俺の攻撃は受け止めきれない!

そして、両手剣と盾が接触。

流石に、即破壊はできないが徐々に氷の盾にヒビが入っていく。

このまま突っ切れると思った。

だが、階層主は空いている右手を振りかぶり鉄槌(ハンマー)を生成した。

マジかよ。

両手同時生成もできるのかよ。

もちろん俺はその鉄槌を受け止めれるわけもなく、なされるがままに、最初の攻防のときのように吹っ飛ばされるのであった。


突破できない。

あの防御を。

盾を破壊しようにももう片方の手で俺を攻撃してくる。

かなり理不尽である。

おそらく、この後こいつは両手で生成できることを隠さないから、両手ライフル銃とかもしてくるかも、

どうしよ?

俺は、こいつを倒せるのか?

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