第一章3 汝これからの方針を知る
さあこの世界についての知識をある程度知ったけど
俺は住む場所も職業もない
どうしよ
ていうかさ、俺ついさっきまでただの
中学2年生なんだよ!?
今から働けと?どうやって?何を?
まあいいやとりあえず今日は路地裏で壁にもたれかかって寝ようかな。
あ〜お腹空いたなあちょっとご飯買いに行――――
あれ〜俺この世界で
通用するお金あったけ?
とりあえず近くのお店で見てみよ
近くのお店はどうやら武器屋だったらしいいろいろな武器がある結構カッコいい。どうやらこの世界には、片手剣、短剣、盾、弓、槍、スタッフ、レイピア、斧、両手剣などがあるらしい。
透『へぇ〜この剣めっちゃかっこいい!』
その剣は刀身が長めであり片手で使えるような剣。それは俺の心に強い印象を残すと同時に異常なまでの親和性を感じた。なぜかはわからないが、その剣に惹かれた。この剣は何やら神々しい夜空のようなオーラを出した剣だった。
おおっと違う違う武器を見に来たわけじゃないんだった
お金の名前は〜っと
【宵闇の明星】10,000エンカ
エンカ、エンカねぇ〜。そのエンカのカを抜いて、円になってくれたりしませんかね。
オーケーオーケー少なくとももといた世界には確実にない通貨だな。とにかく今俺の持つあらゆるお金はこの世界では使えないことが確定してしまった。
終わった〜これからどうすればいいんだ?
店の中にいてもどうしようもないのでとりあえずもといた
路地裏に行った
透『これから俺の拠点路地裏?異世界転生ってこんなに苦しいものだっけ?』
少なくとも俺の知る異世界転生ものはせめてもう少し安定した生活を送れていたはずだ。安定していなくてももう少し強くてそれでどうにでもなる。みたいな感じじゃなかったっけ、異世界生活って。
あーとにかくお腹が減った
そんな風に途方に暮れていると誰かが俺に声をかけて来た
⁇?『ねぇそこのお兄さんもしかしてお金とかなくて困ってるの?』
ええその通りですよお腹も空いたしこんなどこか知らない壁に寄りかかって寝たくないよ。その人は、裕福、というわけではないが、貧乏ではないような服を着ていた。なんだよ、煽りに来たのか?
と言ってもしかないのでとりあえず礼儀正しい感じで受け答えをする
透『はい、その通りです結構困ってます』
⁇?『そうかそうか、そんな君にとってはかなりいい話があるんだけど、聞く?』
何だこの人馬鹿にしてるのか?やっぱ煽りに来てるよね。
見た目綺麗な女の人だし整った茶色のポニーテール
何かを見通す様な底の知れない目
この目が一番怖い
なんか足元すくわれそう
と思わずにはいられないしかなり怪しい雰囲気がある。
しかし、もしかしたらこの最悪すぎる状況を打開できる可能性がある。今の俺は、明日も生きていられるかわからない、超お先真っ暗な状態なのである。やっと来れた異世界、餓死なんて死に方だけは絶対に嫌だ。
なのでとりあえず話を聞くことにした。
透『はい、聞かせてください!』
⁇?『うんうん、そう来るよね、多分君さお腹空いてるでしょ』
何なんだこの人エスパーかよ。けどお金ないって言ったからそこから考えたのかな。
しかしその通りなので
透『はい、そうです』
と答えた
⁇?『じゃあこういうのはどうだろう?私は君に対して衣食住を提供しよう』
え、まじで極小確率引いた!?
良かった〜最初に思ってたこと言っていたらやばかった〜
異世界転生して初めて主人公補正発動した!?
⁇?『おおっと、そんなに目をキラキラさせないでくれ
ま、そういう風にしてしまうのもわかるけどね♪
しかし、人の話は最後まで聞いた方がいいよ』
まじか、そんな俺は目をキラキラさせていたのか?だけど目をキラキラさせるなという方が厳しいと思う。だって、生き残れる可能性が見えて来たんだ。そりゃ、希望も湧いてくるだろう。
まあそれくらい嬉しいのだから、もっと真面目に話を聞こう。
⁇?『流石に無条件で提供するほど余裕はないからね
だから君にはうちの専属の冒険者になって欲しいんだ。
うちの会社は防具を作る会社なんだ
だけど普通の素材だけじゃまともな防具は作れないんだ』
冒険者?ああ あの
混沌の核?というところでモンスターを狩り
倒したモンスターの素材などを売るなどする
っていう?
ん?つまりこの人は俺に
冒険者になれ
って言ってるってこと?
俺としてもモンスターがいるというのであれば
戦ってみたくはあるので願ったり叶ったりだ
しかし、一つ疑問がある
透『お世辞にも俺は強いとは言えないですし、
それに倒せたとしても弱い奴らだと思いますが、
それでもいいんですか?』
そう、多分俺はクソ雑魚だろうし
そんな俺が倒せるモンスターなんてたかが知れている
しかし、返答は意外なものだった
⁇?『いいとも!私は将来的に利益がでればそれでいい!
それに…』
なぜかこの人が俺の耳元に近づいて
⁇?『私は弱い人がどんどん強くなるそういう成長系が大好きなんだ』
と囁いてきた
何なんだこの人変態なのか?
⁇?『それに周りの冒険者に素材について商談をしようとしても相当高い値段で売ってくるから論外
だから他の防具屋も専属の冒険者を雇ったりしているんだ
だが、冒険者を雇うには相当な費用がかかるだったら衣食住を引き換えに無料で手に入れた方が効率がいいんだ!
それに君は安定した衣食住が手に入る
私はいい素材が手に入る互いにとって利益がある話だ
さあ、君はどうする?』
あ、まじかそんなに高く売るやつばかりなのか
けどこの人大丈夫かな装備品とか武器とかにかかる費用考えているのかな?
ま、こんな話
をくれる人なんて他にいないだろう
だから俺の答えは決まっていた
透『よろしく…お願いします!』
そしてこの話から俺
幾星 透の物語は始まるのだった。




