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異世界転生したのに無双できない  作者: 星野 夜月
第一章ただの始まり
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第一章35 リベンジには新装備を添えて。

さあさあ始めようかツノシシ。

実験(戦い)を。


そう言った直後。

ツノシシ『フガアアアア!』

と、ツノシシが雄叫びを上げた。

このようなところを見ているとやはりそう思ってしまう。

こいつら、知性があるのではないのだろうか と。

このようなことは一度だけではない。

前にも何度かこのようなことがあったのである。

だが、それも関係ない。

今はこの両手剣で、お前の突進を受け止め弾き返してやる!

そして、俺は剣を振りかぶって

剣を振り下ろすと同時にとてつもない重さを感じる。

さっきもそうだったがやはり、重い。

凄まじい重さである。

だが、タイミングはどうやらあっていそうだ。

そして、俺が振り下ろす両手剣は綺麗にツノシシの角にヒットして

ツノシシ『フゴッ!?』

その角はへし折れた。

そして自慢の角がへし折られるのが想定外だったのか、ツノシシの鳴き声も多少戸惑っているように感じた。

感情くらいはもっているのかもしれないな。

そして、振り下ろされた両手剣は角を砕くだけでは止まらずにそのままツノシシの身体にかなりデカイダメージを与えた。

ゴブリンのように消し去るまでは行かずとも、スキルが制限されている今の俺にしてはかなりの成長なのではないだろうか?

いや、違うかな。

スキルが使えてもこの威力は出せなかった。

つまり今の俺の()()の攻撃力はスキルの制限がかかる前に比べてかなり上がっていることがわかる。

そりゃ、まだこの両手剣を自由に振れるほどの筋力もないから使いこなせては全くいない。

だから連続的な攻撃はまだできない。

だから、だからこそ。

これからは一撃、一撃を丁寧に決めていかなければいけなそうだ。

しかし、今の攻撃によりツノシシは戦意を喪失してしまった。

その場でビクビク震えていることがそれを何よりも証明していた。

まあ、今回はモンスターにも同情しよう。

俺も、もしシルバーメタルソードとか、今使っている黒金剛石(ブラックダイヤモンド)重長両手剣(ヘヴィロングバスター)とかが一撃で砕かれてしまったら。

多分俺は絶望して、今のツノシシと同じ状況になっているだろうから。

だけど、この世は所詮弱肉強食ゥ!

そして、俺は再度ツノシシに対して、両手剣を振り下ろし、過剰攻撃による撃破(オーバーキル)したのだった。


うんうん。

素晴らしいねこの両手剣!

ゴブリンだけでなく、ツノシシに対しても圧倒的な優位性を誇れるなんて。

期待以上どころじゃないね!

まあ、今日はこの振り下ろしの精度を上げるために、第一、第二階層にとどまるつもりだ。

そして、明日第三階層に行って、デカイトカゲと戦った後、結果次第で第三階層階層主とリベンジをしてみよう。

そうして、明日の予定を考えながら今日の冒険を終えるのだった。


一方その頃

あの日の国談にいた人間達は再度集まっていた。

そこでは誰彼構わず。

『どうだ、冒険者の強化は順調か?』

『ああ、武器の売れ具合も意味がわからないくらいになっている。』

『それに、レベルの低いもの達もそういう武器を買うことで新たな階層にどんどん進出していっています。』

『うむ、それはよかった。』

『また、変な奴捕まえたゴン。』

『ああ、そいつは―― 』

などなど、様々な会話が繰り広げられていた。


とりあえず、今日の冒険は終了!

明日は第三階層か。

少し久しぶりな感じがする。

今日のうちにかなり両手剣を使用した攻撃の精度は上げた。

タイミングもなんとなくわかるようになった。

多分デカイトカゲくらいなら余裕で倒せるだろう。

そのデカイトカゲの倒すペース、感触しだいでは明日の内に第三階層階層主にリベンジするのもアリかもしれない。

まあ、問題は蜥蜴人(リザードマン)の倒し方がわかっていない。

ってところなんだけどね。

けど、それもその場で検証していけばいいか。

とりあえずステータスを鑑定(アペレイサル)してもらおう!


幾星 透

ステータス

レベル4

レベル上昇条件一撃で第三階層階層主を討伐せよ。

HP180→182

MP139→146

STR175→193

DEF140→142

AGI185→188

???80=80

武器スキル

《コネクトスラッシュ》

《会心刺突》

能力上昇スキル

筋力増加(ストレンジブースト)

《ディフェンスレートアップ》

常時発動スキル

《アラガウモノ》

追加効果

一度討伐したモンスターに対し、《アラガウモノ》を除いた全てのスキルの効果が失われる。

魔法

火素作成(ファイアワークス)

付与(エンチャント)


おお!

STRがかなり上がっているな。

これならもう少しまともにあの両手剣を振れるようになるかも?

そしたらかなり俺強いんじゃね。

まあ、今日できることはもうないしね。

とりあえず帰って寝よう。


帰った後、俺は少し支配者(マスター)と話した後、すぐに寝るのだった。


そして、眠りから覚めた俺はご飯を食べた後、すぐに準備をして混沌の核に行った。


透『久しぶりの第三階層だ!』

俺は今、第三階層にいる。

この階層にはいろいろな思い出がある。

黒い部屋だったり、変異種(ミューリア)とか、いろいろあった。

とりまデカイトカゲを探すか。

俺は少し第三階層を散策した。

すると、やはりデカイトカゲと遭遇した。

そして、俺を目にすると引っかき攻撃を仕掛けてきた。

あいつは引っかき攻撃がメインである。

今までではその攻撃を受け止め、弾き、隙を作ってそこを攻めるというのがメインの戦い方だが、この両手剣を使っている、今の俺ならそのまま叩き切れるのではないのだろうか?

幸いゴブリンの手斧、ツノシシの硬い角と違ってデカイトカゲはただの爪を使っている。

まあ、その太い腕の腕力などを使っているため、デカイトカゲの方が、結果的に威力が高くなっている。

だが、おそらくツノシシの角を砕き、そのまま致命傷を与えられる、

この両手剣なら!

うおおおお!

その剣はデカイトカゲの爪を砕いた。

そして、その剣はそこで止まる。

流石にそのまま叩き切れるっているのは期待しすぎか。

だが、ツノシシ同様に攻撃手段を失ってしまったようだなあ。

なら、ここからは戦いではなく、一方的な攻撃だ。

俺はもちろんやられるわけもなく、攻撃の出来なくなったデカイトカゲを余裕を持って倒すことに成功したのだった。


うん、いける。

第三階層階層主にリベンジをしにいこう。

デカイトカゲもはっきり言って余裕である。

なら、わざわざこの階層にとどまる理由もない。

なら、次の階層に行くためにこの階層の階層主を倒さなければならないな。

まだ倒し方が不明だが、なんとなくの察しはついてきている。

だからそれを検証しながらどうにかして倒せればいい。

最初からレベルアップ条件である

一撃で第三階層階層主を討伐せよ。

を達成できるなんて思ってもいないからね。

まずは倒し方を見つけないと。

そう思い心を決めた透は階層主のいる場所へと、歩を進めていくのだった。


そして、木によって光が遮られはじめ、あたりが暗くなってきた。

戦闘の準備を俺は始める。

まず、mpポーションを飲んでおく。

今回の戦いではかなりmpを消費することになるだろう。

そして、そのポーションを飲み終え、俺は準備を終える。

そして、あの日の絶望にもう一度抗おうとする。

もう少し奥の方に入っていくと開けた場所が見えた。

そしてそこに何かがいる。

その何かは言うまでもなく――蜥蜴人(リザードマン)だ。

そして、俺はすぐに剣を構える。

そして、俺の目と、あいつの目があった時、あいつはこちらに向かってきた。

そして、あの平手打ちのような引っかきがくる。

透『ッ!』

それを俺は両手剣を使って受け止める。

今までの敵なら破壊プラス致命傷クラスのダメージを相手に与えられだが、今回はどうだろうか。

威力は確実に前回より上がっているはず。

ていうかあれ?

なんか剣の速度が落ちていない気がする。

それどころか筋力増加(ストレンジブースト)もきれてない気がする。

そして、俺の持つ両手剣は速攻で蜥蜴人(リザードマン)の手を断ち切っていた。

ああ、そうか。

そうだな、そうだったな。

俺のスキル制限は、

一度討伐したモンスターに対し、《アラガウモノ》を除いた全てのスキルの効果が失われる。

だった。

つまり倒したことのないモンスターに対してはスキルの効果は全て発動される。

っていうことだよな!

なら、久しぶりに、魔法も、武器スキルも、能力上昇スキルも全て使おう。

そして俺は今使える全てのスキルを発動させる。


透『《ディフェンスレートアップ》。』

これで、第三階層階層主(リザードマン)の攻撃を防御できる確率が2倍になる。

透『火素作成(ファイアワークス)付与(エンチャント)。』

手に火が出現した。

そして俺の持つ両手剣にその火を纏わせる。

この状態の名前をつけるのであれば

燃えている黒い剣。

黒金剛炎剣。

だ。

そして、もう一度あいつと向き合う。

確かにあいつは片手を失っているが、おそらく片手でも充分な威力を持つ攻撃ができるだろう。

だから警戒は解かない。

だけど、さっきこの両手剣をスキルなしのシルバーメタルソードと同じくらいの速度で振れた。

今の俺は筋力増加(ストレンジブースト)がきれない。

なら、距離をとってヒットアンドアウェイするよりも距離を詰めて切りにいったほうが早い!

透『うおおおおおおお!』

そして俺は蜥蜴人(リザードマン)の方へ走って距離を詰める。

すると、相手はびっくりしたようなそぶりを見せたと思ったら、すぐにこちらにも走ってきた。

そして、先ほど切っていない方の手で、こちらにさっきと同じ平手打ちを仕掛けてきた。

だが、それも見越している。

下に構えていた、両手剣を上に振り上げる。

これは攻撃ではなくて防御のつもりの行動である。

なので、《ディフェンスレートアップ》によって、精度も保証されている。

そして、これは次の攻撃のための準備でもある。

これは《コネクトスラッシュ》の一撃目。

そして、普段より威力が上がった剣で第三階層階層主の腕を叩き切る。

そして、行動不能になったあいつに二撃目を叩き込――

透『ッ、マジかよ!』

いつから思っていた、いつから決めつけていたこいつの攻撃は腕からしかこないと。

どうにかしてその予想外の攻撃(ふいうち)をギリギリで受け止めることに成功した。

その攻撃は足を振り上げることによる、蹴り。

足には腕の筋肉の3倍以上の筋肉があるという話を何処かで聞いたことがある。

それゆえだろうか、先ほどの平手打ちとは比べ物にならない重さだった。

この両手剣と、筋力増加(ストレンジブースト)、《コネクトスラッシュ》の二撃目、そして《ディフェンスレートアップ》を持ってギリ受け止められるような、そんなレベルの威力だった。

そして、受け止めるだけで精一杯だったから、弾き返すも弾かれもせず、今は足と俺の両手剣で押し合いをしている。

だが、少しづつ相手の足の方がこちらを押してくる。

力の天秤が、少しづつ相手の方に傾き始める。

透『う、おおおおあああ!』

こちらもどうにか踏ん張ろうとする。

だが、結果は虚しく俺は大きく後退することになる。

くっそ、この両手剣を使って、全スキルを使っているんだぞ、それすらも押し返されるのかよ。

ていうか、腕を切られたあと、退避じゃなくて即反撃を選ぶのはヤバすぎだろ。

相手は腕を切られて血も垂れてい―――ない。

そうか、俺の黒金剛炎剣の効果で、腕の血が流れているはずの場所に火が燃え移り、止血をしたような状態になってるのか。

場合によっては血が流れすぎてそのまま出血多量的なもので倒はないかなあーって思ってたのに…。

だけど、この黒金剛炎剣の状態の方が威力が高いから、解除するのも愚策。

なら、次の蹴りを避けてそのあとこの剣で胴体を真っ二つにするしかない!

まあ、それをしたところで分裂するかもしれないが、それも限界があると考えてやってみよう。

そして、もう一度俺と蜥蜴人(リザードマン)は、互いに距離を詰める。

そして、蜥蜴人(リザードマン)が蹴りをするためにこちらに勢いよく踏み込んできた。

え、速。

速い速すぎる。

俺の予想していた速度よりもずっと速い。

だけど、さっきみたいに両手剣の刃の部分で受け止めても先ほどの二の舞になってしまう。

どうする、どうする!?

その時俺の脳内駆け巡る前世の記憶。

両手剣を使っていたキャラ、その動きを。

そして、俺は思い出した。

そうだ、刃じゃなくて、両手剣を横にして、刃じゃない、長い刀身部分で流すように受け流せばいいんだ!

そして、即実行!

透『よいしょ!』

重い、が衝撃を受け流すことに、

透『成功!』

火花を散らしながら攻撃をいなしきり、その威力をぶつける場所がなくなってしまった蜥蜴人(リザードマン)は、そのまま前に突っ込んでしまい、ズザザザザ!と地面に転がっていった。

予想以上の結果である。

防御しか考えていなかったがどうやらそのまま攻撃のチャンスも作れてしまったらしい。

ラッキー。

この機を逃す手はない!

俺は両手で持つ剣を大きく振りかぶり、地面を蹴り跳躍して、蜥蜴人(リザードマン)の方まで行き、

剣を 振り下ろした。

そして、攻撃の威力により、第三階層階層主は塵一つ残さずに、消えていく、

はずだった。







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