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異世界転生したのに無双できない  作者: 星野 夜月
第一章ただの始まり
35/47

第一章34 重攻撃

俺はいろいろあって新武器を手に入れるために資金を稼ぐことになった。


そして、俺はその資金稼ぎを行なっているのだが。

ああ、まじで疲れる。

俺は、ずっとツノシシに対して、跳重力剣烈(グラビティバスター)をしているのだが。

この技、俺が思っている以上にかなり疲れるのである。

いちいちスキルを無効化するために、攻撃するという強いイメージをしなければならないので、精神的な疲労がすごい。

それだけでなく、かなり上の方に跳んでいるため、切るたびに地面にかなりの勢いで落ちていくので、身体的にも疲労感がすごい。

まあ、それくらいのリスクを冒さなければ一撃、いや効率的に倒せないから仕方ないんだけど。

と透は考えているのだが、疲れるのであれば結局効率的ではないのでないのだろうか。

だが、実際。

透には跳重力剣烈(グラビティバスター)以外に現状ツノシシにまともなダメージを与えるような攻撃を一切もっていないのも事実である。

仕方ないと言えば仕方ないのである。

ま、今まで(まだ1日程度しか経っていない)に比べて使った数が多いというのもあるだろうが。

そう考えると多用は控えないと行けないかもね。

だけど、疲れるほど頑張っていたからだいたいツノシシの毛皮は8枚程度集まっている。

まあ、ドロップアイテムは出現する確率が低いからね。

しょうがない。

ここまで来るまでにだいたい、3時間程度だろう。

俺は、だいたい9時から17時くらいまでは混沌の核にいるので、最長で8時間程度だろう。

となると、だいたい8時間ぶっ通しで動き続ければ17枚程度、ツノシシの毛皮が集まるだろう。

だが、休憩もしなければならないので実際には、できて7時間、普通なら6時間程度動き続けることができるだろう。

だいたい15から16枚前後となるだろう。

この毛皮はどうやら40エンカ程度の価値があるようなのでもし全部売ったら640エンカ程度だだろう。

だが、支配者(マスター)に渡す分も考えなければならない。

そのため、だいたい半分は支配者(マスター)に渡しておきたい。

だから実際の収益は320エンカ。

これだけだと、だいたい8日くらいかかってしまう。

だから、そこで木の枝である。

これは20エンカである。

これもたくさん集めておきたい。

まあ、これは持ちすぎると重くなり、移動速度が落ちるから最後に集めるけど。

1日の目標は500エンカ。

これだけで集めれば5日で集め切れる。

そうして、俺は順調にドロップアイテムを集め、木の枝を集め、その日は予定通り500エンカを集めることに成功した。


そこからは、本当にその繰り返しである。

2日目も、3日目も、4日目も、5日目も。

ひたすらに頑張った。

そして、だんだん効率も増して、今では元からもっていたお金より、2880エンカも増えているのである。

元からもっていたお金を使えばもう少し早く、具体的には4日目にはあの両手剣を買えただろう。

だが、少し保険としてお金を持っていたかったから使わなかったのである。

そして、この5日間で透のステータスはかなり上がっていた。

そして、ギルドの人に能力(アビリティ)鑑定(アペレイサル)をしてもらった結果。

幾星 透

ステータス

レベル4

レベル上昇条件一撃で第三階層階層主を討伐せよ。

HP167→180

MP127→139

STR145→175

DEF130→140

AGI165→185

???80=80

武器スキル

《コネクトスラッシュ》

《会心刺突》

能力上昇スキル

筋力増加(ストレンジブースト)

《ディフェンスレートアップ》

常時発動スキル

《アラガウモノ》

追加効果

一度討伐したモンスターに対し、《アラガウモノ》を除いた全てのスキルの効果が失われる。

魔法

火素作成(ファイアワークス)

付与(エンチャント)


という感じに上がっていた。

5日間でこれだけしか上がっていないのか、と少し残念ではあるが、今の俺にしては上出来だと言わせてもらおう。

さてさて、ついにあの両手剣も買えるからね。

すぐに買いに行こう!

望んでいたものをついに手に入れられると武器屋に行く彼の足取りはいつもよりよっぽど軽そうなものだった。


武器屋についた俺は早速奥の方に行き、あの両手剣を探しに行く。

そして

透『あ!あった!』

そして俺はすぐそれを手に取り、

手に、取り――

お、重!

すげえ重い。

今の俺のステータスでギリ持てるくらい。

だけど、ここまで来たんだ。

重くて買えないじゃ悲しい。

けど、今持って行ったら、店のいろいろなところを傷つけてしまうかも。

いや、待て。

ここでも、スキルを使えるんじゃないか?

あれを使えれば、ギリ持っていけるはずだ。

ダメ元でもいい。

できなくてもいい。

なんでもいい。

今。

俺は今!

この武器を買い、手に入れたいんだ!

うおおおおおおお!

透『筋力増加(ストレンジブースト)ォォ!』

直後、持てるか持てないかギリギリだった、黒金剛石(ブラックダイヤモンド)重長両手剣(ヘヴィロングバスター)は、非常に、馬鹿みたいに重い。

から普通にちょっと頑張れば持てる。

に変化したのだった。

そうして、俺はレジの方にお金を払いに行った。


買い物の待ち列にて

そしてそこで彼は思う。

さっきの俺めちゃくちゃダサくね?

と。

モンスターと戦っているわけでもなく、なんかヤバ目な犯罪者とあって、交戦になったわけでもなく。

ただ、買いたい武器が重すぎるからスキルを使いました。

って。

普通に恥ずかしい。

それと同じくらい驚いたのが。

混沌の核の外でもスキルって使えるんだな。

まあ、そうそう使う機会はないと思うけどね。

なんてことを考えていると、俺の順番が来た。

透『すいません、これ お願いします。』

そう言って俺はこの剣を差し出す。

すると、

???『おお!いつぞやの兄ちゃんじゃねえか!』

すると、店員さんは俺に話しかけてきた。

んーと、誰だろ?

けど、この感じなんかあったことがある気が……

あ!思い出した!

透『あ!久しぶりですね!ルーカスさん!』

ルーカス『おう!』

懐かしいなあ。

あの時はシルバーメタルソードを買うために資金を稼ごうとしていた時だっけか。

ルーカス『にしても凄まじい武器を買うようになったな!』

確かにあの時とは格が違いそうな武器を買おうとしているわけだしな。

そして、ルーカスさんに武器を俺は渡した。

どうやら買うときには渡して店員が自分でいろいろ確認しなければならないようだ。

何かの対策だろう。

ルーカス『こんなものを持てるようになったなんて、兄ちゃんもすごくなったな!』

痛い、心が痛い。

俺が成長したんじゃない。

スキルでゴリ押し強化しているだけなんだ!

だからその純粋な目をやめてくれ!

心が痛む。

ていうかなんでこの人は平然とその剣を持っているんだよ。

なおさら心が痛むし恥ずかしいわ!

なんで持てるんだよ。

意味わかんねえ。

ルーカス『へい!兄ちゃんどうしたんだ?変な顔しやがって。ほら、こいつは5000エンカ――』

へ?

5000エンカ?

だったらまだまだお金が足りないんですけど?

あげて落としてくるの?

まじで辛―――

ルーカス『じゃなかったな。今は全人類代表最高皇帝(インペリヤルロード)のクリスト様のご意向で半額だったな。2500エンカで買えるぜ?』

ふううう。

びっくりした〜〜。

まじで怖かった。

ここまできて結局買えないってオチじゃ笑えないからね。

そして俺はもっていた2500エンカを

透『はい。2500エンカです!』

ルーカス『おうよ!2500エンカきっちりもらったぜ!

ほらよ!ご所望の黒金剛石(ブラックダイヤモンド)重長両手剣(ヘヴィロングバスター)だぜ!』

そう言ってルーカスは気前よく透にその両手剣を渡した。

透『ありがとうございます!』

ルーカス『おうよ!毎度あり!』

そして俺は手に入れたこの両手剣を軽そうにもっていた。

(スキルを使用しているためである。)


家に帰った俺は手に持った剣をすぐに自分の部屋に戻った。

あまりに長大で重そうな剣だったため、支配者(マスター)が目を見開いてこちらを見て。

支配者(マスター)『透君、どうしたんだい?それは?』

と、俺の持つ両手剣を見ながら言ってきたものの。

うまくそれを流してすぐに寝るのだった。


ご飯を食べているときにも支配者(マスター)には小言を言われたが、昨日と同じように流した。

ちなみにその時の透は支配者(マスター)から見たら相当の変人に見えただろう。

なんせ彼は

透『気にしないでください、特に問題もないですし、武器を新しくしただけです。アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!』


そして、支配者(マスター)の家を出る前。

俺は昨日買った黒金剛石(ブラックダイヤモンド)重長両手剣(ヘヴィロングバスター)を見ていたのだが。

相変わらず凄まじい雰囲気を放っている。

デカすぎる刀身。

そして、見事なまでに漆黒に染まっている刀身。

何より、《宵闇の明星》ほどではないものの、確かな威圧感、気配(オーラ)を放っていた。

確かに支配者(マスター)も心配するのもわかるかもしれない。

だが、その分この武器はすごい。

その性能を今日、見せてもらう。

そして、俺はその両手剣を持って混沌の核に行くためにギルドに走って行くのであった。

(走れるのはスキルの以下略)


そして、俺は混沌の核に座標転移(エクス・ポート)して、第一階層に来た。

もはや恒例であるが、第一階層はスキル、装備、武器の性能チェックにちょうどいい。

だから第一階層に来た。

今日は普段より多くmpポーションを購入してきている。

理由は攻撃時は効果を失ってしまうが、それまでこの両手剣を持つ負担を少しでも減らすために常時筋力増加(ストレンジブースト)を発動し続ける必要がある。

そのため、mpがかなりの速度で減って行くことが想像に易いので、あらかじめ買っておいたのである。

そして、例の如く、ゴブリンの待つ洞窟に向かって行くのだった。


ゴブリン『キシャシャシャ〜!』

もはやお馴染み、逆に安心感を感じるほどである。

そして、こいつに対して、黒金剛石(ブラックダイヤモンド)重長両手剣(ヘヴィロングバスター)を構える。

もちろん俺はここからゴブリンに対して攻撃を仕掛けるわけだが、跳重力剣烈(グラビティバスター)のように、筋力増加(ストレンジブースト)のオンオフについて、そこまで強くイメージする必要がないのである。

理由?そんなの簡単さ。 

勝手に効果が失われるから。

そんな誰に向かって考えているのかもわからないことを考えている透にゴブリンが少しずつ迫ってくる。

そして、彼はその長大な剣を振りかぶり――

透『ハアアア!』

振り下ろした。

その両手剣は確かにゴブリンの持つ手斧に当たったはずだった。

だが、あまりの高威力に手斧だけでなく、ゴブリンもろとも消し去っていったのである。

つまり、過剰攻撃による撃破(オーバーキル)である。

その威力に彼は。

や、やべえ。

格が違うとかそういうレベルじゃない。

俺のスキルフル使用(鉄火剣+《コネクトスラッシュ》二撃目+《筋力増加(ストレンジブースト)》+《会心刺突》)でも、ここまでの威力は出せねえぞ!?

こ、怖え。

と、ビビりまくっていた。


いやいやいやどう考えてもおかしいだろ。

ゴブリンの身体に直接当たったならまだ理解できる。

だが、確かに当たったのはゴブリンの手斧、つまり武器だ。

それを砕くだけでなく、そのままの勢いでゴブリンもろとも倒す、どころか消し去るなんてな。

とんでもねえな黒金剛石(ブラックダイヤモンド)重長両手剣(ヘヴィロングバスター)

想像以上とかいうレベルじゃねえ。

透は知らないが。

実はこの剣の名にもある、

黒金剛石(ブラックダイヤモンド)

これは本来第十三階層で取れるそこそこ、今の透達にとっては高級素材である。

それをふんだんに使って、作成されたのがこの両手剣なのである。

そんな化け物(両手剣)なら当然と言えば当然の結果なのである。

もちろんそんなことを彼が知る由もない。

にしてもこの火力なら、タイミングさえ合えばツノシシの突進も受け止められるかもしれない。

いや、それどころか弾き返せるかもしれない。

それすらも冗談と言えないような火力、可能性をこの両手剣は持っていたのである。

ま、その分腕の疲労も尋常じゃない。

剣を振り下ろすのではなく、どちらかというと、剣に俺が振らされているに等しい。

だけど、これは日々の努力――つまりはステータスで補って行くしかなさそうだな。

とにかく、もうこの第一階層にとどまる必要もない。

なので、もう第二階層に行ってしまおう。


ツノシシ『フガフガ!』

うーん。

ゴブリンほどではないにしろ、流石にこのツノシシも飽きてきて、もはやゴブリンと同じ逆に安心感を得られる領域に近づいてきている。

慢心は良くないと思うんだけどね。

こんだけ見て、戦っているとね。

慣れてくるのも仕方ないと思うんだ。

というわけでこのツノシシと戦うわけだが。

先程の仮説を証明したい。

この両手剣ならツノシシの突進すら弾き返せるのではという仮説を。

これが仮説ではなく、実現に至れば第三階層にもう一度いけるだろう。

それと、もし失敗しても構わない。

失敗したら失敗したで、新しい装備。

白ライトアーマーシリーズver.2の防御性能も確かめられる。

さあさあ、始めようかツノシシ。

実験(戦い)を。







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