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異世界転生したのに無双できない  作者: 星野 夜月
第一章ただの始まり
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第一章22 何の為に?

俺は第三階層にて、ニースさん、ラギさんとパーティを組み第三階層を探索していたが、そこで俺が蚊?を潰してしまいモンスターが異常にいる部屋に転移させられた。そして………


ニース『ごめんなさい透さん、そしてさようなら。』

と言われた。え?どういうこと?何を言っているんだこの人、ごめんなさい?謝るのはこっちのほうだ。何も知らずにここに転移をさせてしまったんだ。悪いのはこっちなのに、どうして?さらに、さようなら?何を言っているんだ。みんなでこの状況を打開するためにどうするか考える時だろう。早くどうにかしないと。そう思い、俺は、まず手始めに1匹でもいいから倒さないと…

ニース『凍結(アイシング)

よし、ニースさんは立ち直ってくれたようだ。ニースさんの魔法があればどうにかなるかもしれない。あれ?おかしいな、足が動かない(・・・・)。まるでそこに固定されたように動かない。そして俺は足元を見る。すると、俺の足は凍っていた(・・・・・)。この場所には、デカイトカゲしかいないはず。だから俺のことを凍らせることができるやつなんていないはず。いや、いる。一匹、いや一人だけ、いる。まず、周囲を見渡す。デカイトカゲは1匹たりとも凍っていない。そして、俺は、俺の考えを否定するために俺は恐る恐るそいつのいる方を見る。すると、そいつ、いやニースは、俺の方にスタッフを向けていた。気づいたらラギさん、いやラギもニースの近くにいた。そして、それはつまり、ラギそしてニースが裏切ったことの何よりの証明となっていた。俺の足は凍り動けない。そして、ニースは

ニース『ラギ、今まで隠していたのだけれどね?実は一つこの状況に打ってつけの魔法があるの』

ラギ『そうなのか、遠慮なく使ってくれ。』

ニース『ええ、わかったわ。《憎悪集中(ワルメダチ)》』

その魔法は、自分自身に使うものではなく防御役(タンク)などの防御力の高い人に使う魔法である。本当はそこそこ高レベルのボス戦時、攻撃役(アタッカー)や、魔法使いに攻撃が当たらないように防御役(タンク)に攻撃を集中されるための魔法。だが、この状況では全く違う意味で使われた魔法である。この状況下でのこの魔法は、大量のデカイトカゲを今日だけメンバー(幾星 透)に押し付けるための魔法である。そして、《憎悪集中(ワルメダチ)》を使用した結果、すべてのデカイトカゲを押し付け自分たち(ニース、ラギ)は助かる。という考えのもと、行使された魔法である。当然そのことを幾星 透は知らない。しかしだいたいわかるのである。なぜなら今まで俺たち(・・・)を狙っていたデカイトカゲ達は、いっせいに()に視線を集中、つまり狙っているからである。

透『どうして、どうしてなんですか!ラギさん、ニースさん!』

俺はその行動の意味がわかっていなかった。いや、分かりたくなかった。だから俺は二人に叫ぶ。それが嘘だと信じたかった。いやもうわかっていた。『そうなのか、遠慮なく使ってくれ。』『ええ、わかったわ。《憎悪集中(ワルメダチ)》』なんてことを言っているのだからな。わからないわけがなかった。それでも、それでも俺は二人に訳を問う。すると、二人は答える。

ニース『だって私たち今日が初めてだよね。わたしとラギは冒険者が始まる前からずっと、関係があったからね。私たちと君、透さん。天秤にかかればどっちが重いかなんてわかるでしょう?』

ラギ『そうだ。だからわかってくれ透。俺たちは死にたくないんだ。だから一人囮が必要だった。申し訳ないとは思っている。生き残れたら何でもしてやる。幸運を祈る。』

そう言ってすぐにあいつらはこの部屋の出口のような場所を通って出て行った。そうして俺はこの地獄でもがくことになる。


何が、何が幸運を祈るだ。ふざけるな。俺だって生きたい。お前らと変わらない普通の人間なんだよ。絶対に生き残って、あいつらをボコボコにしてやる。いやぶっこ○してやる。なんて考えているのも最早現実逃避なのかもしれない。実際俺はデカイトカゲ達にずっと攻撃され続けている。ディフェンスレートアップが発動しているから、足が動かなくても前の攻撃は防げている。だが、後ろの攻撃は防げてはいない。俺は今の所ポーションを飲みながら防御をしているからまだ大丈夫。だが、ポーションが尽きた瞬間ほぼ俺は終わりだ。後ろから攻撃されてHPが削りたられ死ぬ。現状何とか防御兼攻撃を繰り返してだいたい10体程度倒せている。だが、それでも残りは40体以上。とにかく今は抗い続けるしかない。足の氷が溶けたら出口から出――って出口をデカイトカゲが囲んでいるから結局出れないか。


しかし、どうにかして抗い続け、だいたい合計で20体程度倒した所でやっと足の先の方の凍結が解けて来た。だが、30分以上(体感時間)たって足の氷の約2%である。つまり足の氷が解けるまでだいたい24時間と30分程度かかる。はっきりと感想を言うと無理どう考えても無理。まあまずどうにかして生き残れている一番の要因はこの白防具のおかげである。多少は後ろも守れる装備だからいいがこれがなかったらもう死んでいるだろう。今の所安定した攻撃系スキル《コネクトスラッシュ》を使っている。《会心刺突》もたまに使っている。やっとある程度の数を倒せて、多少視界が晴れてきた。だが、本当に多少程度であり、見やすくはない。そろそろポーションも底を尽きる。このままでは勝てない。どうにかこの足を固めている氷が溶けたら勝機もあるかもしれない。これだけ数がいるから適当に剣を振っていても多少は倒せるだろう。だが、問題は足の氷をどうするかだ。足の氷が溶けるまで俺が耐え切れるわけがないから早く解決策を考えないといけなそうだな。俺の記憶の中でどうやって氷をどけたり、溶かしたりしただろうか。加熱………は無理だろうな。今の俺に加熱できるようなものはない。噛み砕くのは無理だ。後噛み砕いたことなかったわ。いや、アリかもしれない。噛むわけではないが砕くだけなら可能かもしれない。だけどこれをやったら俺に致命傷クラスのダメージが、いややろう。どうせこのままやっていても勝てない、生き残れない。ならこれに賭けてみよう。それにポーションも後一本しかない。やろう。


冬、スキーなどをする時にストックというものを使う。それを地面に突き刺すと、刺した場所にある雪に穴が開く。また、あまりすることはないが氷に対してある程度の力を込めて地面に突き刺すと氷にヒビが入るらしい。また、あまり硬くない氷なら砕くことが可能らしい。これを今の状況で応用できるのではないかと思った。ストックは剣で代用、突き刺すというのは《会心刺突》で出来る。だが、デメリットが一つある。それをすると自分の足にも剣が突き刺さる可能性がかなり高い。だが、俺にはポーションが一本ある。突き刺すだけなので部位欠損級のダメージではないので恐らく治せる。今までの中で最もダメージがでかかったのは、ぶっ倒れたときにツノシシに突進をくらったときもほぼ部位欠損だったがポーションを飲むと多少時間がかかったが、治った。ならこの程度大丈夫。そう大丈夫。だから突き刺すんだ。ビビるな俺。やれ、やれ!

そう、実のところ俺はびびっていた。前はツノシシつまり自分ではないものにダメージをくらったからギリ、ギリのギリで耐えれた。だけどこれは自分で自分に攻撃することである。それはいうならば自分の体にナイフを突き立てることなのであ――まあ、いっか。


俺は自分の足に剣を突き刺す。するとバキッと音を立てて氷が割れた。何だ痛くないじゃん。実際足にダメージは入っていなかった。思いのほか氷の耐久値は高かったようだ。そう思い、俺は余裕でもう一方の足の氷を――って


透『痛ってええええええ』

ミスった。さっき大丈夫だからと言って調子に乗った。力加減をミスった。足に剣が刺さった。とにかく早くポーションを飲まないと。ポーションを飲む前に剣を抜いて、

透『〜〜〜〜〜〜〜!』

抜く時も痛いのかい。とりあえずポーションを飲んでっとフゥ傷の穴が塞がってよかった〜。そして足が自由になった俺は後ろの防御もできるようになって、攻撃もしやすくなった。そして俺はだいたい30分程度戦い続けデカイトカゲを討伐しきるのだった。すると、自分を囲んでいた部屋が崩れ落ち元いた場所に戻るのであった。


よかった〜。死ぬかと思った〜。あの時即判断で来たのはまずこの世界に転生した時、自分からトラックに轢かれに行ったことを思い出したからである。それに比べれば大丈夫だと思ったためである。で。でだ。あいつら、ニースとラギあいつらこの後絶対倒してやる。そう思った矢先だった。俺の目にそれが入った。それはニースや、ラギの着ていた服があった。それはつまり彼らの死を意味していた。

透『は?』

さらに、こいつらの死んだ場所もおかしいのだ。部屋の出口のような場所、それがあった場所にあるのだ。あいつらは確実に出口を通っていたはず。イラつくがあいつらは生きて帰ったはずだ。ていうか、俺でも生き残れた場所から逃げるってどんだけビビりなんだよ。あー、多分ニースさんが敵を確実に凍結し、行動不能にしたので、安心して戦えていたのだろう。だからこそ大量に敵がいて、凍らせきれなくなったと理解してしまい、錯乱したのだろう。だが、それでも何でこいつらが死んだのか理解できない、意味わからねえ。こいつら死んだらどうしようもないじゃんなに死んでんだよ。まあ、仕方がないか。俺は生きてるんだし、それでいいじゃん。もう今日はいいや、めっちゃ疲れたし、これ以上冒険したくない。そして俺は、ニース、ラギの謎の死のことを考えながら、ギルドに帰った。


ステータスを測ることより、もっと気になることを聞こう。

透『ナディスさん聞きたいことがあるんですけど……』

ナディス『何?』

透『第三階層でのことなんですが、変な蚊?みたいなを潰したら黒い部屋に転移されたんですが、何か知っていますか?できれば教えて欲しいです』

今後リアルの方で定期試験が近いので、投稿ペースが遅くなると思います。最大限早めに投稿できるように頑張ります。

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