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異世界転生したのに無双できない  作者: 大川 前雅
第一章其処にあるもの(俺って弱くね)
16/21

ボス戦前夜

シルバーメタルソードを手に入れたい俺は、1週間頑張っていた!よっしゃ〜!1000エンカ集まった!


4日前

よし!今日も頑張ろう!さあ、今日はゴブリンをできるだけ狩りまくろう!昨日のあの、ゴブリンのドロップアイテムであるあの石を全力で取りまくろう!っていっても今日の目標は、だいたい3個だけど。それくらい集めた後、スライム狩りに戻るつもりだけど。という予定を完全に寸分違わずやった結果。スライム討伐数250体スライムのあれ50個、ゴブリン討伐数30体ゴブリンのドロップアイテム3個をゲットし、合計180エンカを手に入れた!3日間合計収入460エンカ。残り540エンカ。残り4日


3日前

昨日と同じことしてたら多分大丈夫でしょ!ちょっとゴブリンのドロップアイテムの石の数一個増やしてみよ。今日の収穫スライム討伐数250体スライムのあれ30個、ゴブリン討伐数40体ゴブリンのドロップアイテム4個。本日の収入190エンカ、合計650エンカ。残り3日。


2日前

昨日と全く同じことをした。本日の収入190エンカ。合計840エンカ。残り2日。順調順調♪


昨日

やることは何も変わらない、やるべきことをするだけである。本日の収入190エンカ。合計『1030エンカ』せっかく1000エンカ集まったのにその日の俺は疲れ切っていたからそれに気づくこともなくすぐ寝た。支配者(マスター)が何か言おうとしていた気がするがそれよりも早く意識が飛んだ。


そして今に至る。

いやーゴブリンの石!本当に役に立ったな!あれがあったからこそかなり効率よくエンカを稼げたからな〜。あ、そういえば昨日意識が飛ぶ前に支配者(マスター)が何か言おうとしていた気がする………。よし!まずはそれを聞きに行こう!


朝ごはんを食べている時


透『支配者(マスター)ー!昨日、意識が飛ぶ前何か言おうとしてませんでしたっけ?』

支配者(マスター)『?ああうん君にできればとってきて欲しいものがあってそれを頼もうとしたんだ』

透『何を頼もうとしたんですか?』

支配者(マスター)『君にスライムのドロップアイテムを取ってきて欲しいんだ』


え?スライムのあれをとってきて欲しい?あれは防具には使えないんじゃなかったっけ?まあ何かあったのかもしれない。とりあえず聞いてみよう。


透『なんでですか?確かスライムのドロップアイテムは、防具作成には使えないんですよね?何かあったんですか?』

支配者(マスター)『んーとね、君に最近とってきてもらってる白鉱石(ホワイトストーン)があるでしょ、あれを何時間炉に入れても溶けなくてね。そこでスライムの金属を溶かすという力に注目してね。正直言ってこれがダメだったらお手上げだ。この仮説の証明のために金属を融解させるスライム系統の何かが必要なんだ。だからといってスライムを連れてくるわけにはいかないだろう?だからそのスライムの体の一部であるスライムのドロップアイテムが必要なんだ。お願いだ、とってきてくれ!』


確かに理にかなっている。白鉱石(ホワイトストーン)は、ストーンなんて名前だが金属の一部だ。少なくとも金属融解の効果の範囲内のはずだ。だけど俺の防具はすぐに溶けて………。いや、もしかして混沌の核産の素材ならある程度溶けるだけで済むのかもしれない。とりあえず断る理由もないし、


透『わかりました!とってきます!』


俺は、そう言って支配者(マスター)の家を出ていき、混沌の核に直行した。


なんてわけもなく、今まで頑張って集めてきた、1000エンカ。これを使うときだ!そして俺は、武器屋に行った。そうそうこれこれ、この今使ってる剣の進化系みたいな見た目、うんうんやっぱりこれでいいな。

透『すいません、これ買いたいです!』

武器屋の人ルーカス『あいよ!もしかして最近頑張っていたのは、これを買うためかい?』

透『は、はい。少し今の剣では心許なくなってしまい、買い替えたいと思って武器を探していて、次の武器は、これがいい!と思ったんです。』

武器屋の人ルーカス『おお、そうか!おし!1000エンカは、しっかりもらったぜ!おらよ!ほら、受け取れ、シルバーメタルソードだ!』

透『はい!ありがとうございます!』


おお!これがシルバーメタルソード!重さはもちろん今使っている剣よりも重いが今の俺の筋力ステータスなら余裕だ。問題は切れ味だがそれは、今日の依頼(支配者からのお願い)のついでに確かめてみよう。よし!そうと決まればすぐに混沌の核に行こう!


第一階層についた!まあ、今日は、少し多めにスライムのあれをとるとしますか、まあだいたい30個あれば大丈夫でしょ。昨日と同じくらいのペースで150体スライムを倒して、30個のスライムのあれを手に入れた。


うーんこの後何しようかな?あ!そうだ洞窟に行って階層主がどこにいるのかを探してみようかな!いつもの広場にきた。ここから先にも道が続いている。俺は、そこに向かって歩みを進める。少し雰囲気が重くなった……気がする。まあ、本当に少しだけど。また広場だ。ゴブリンが数匹でてきた。まあ、全部なんとか倒せたけど。どうやらここからは、一本道ではなく、道が分かれているようだ。とりあえず左側に行ってみよう!


おお!すごいな!左側の道を進んだ先には、あたり一体が白鉱石(ホワイトストーン)で囲まれている広場があった。どうやら、ここが行き止まりのようだ。あー、ここにもし支配者(マスター)がいたらどんな反応するんだろう?多分想像もできないくらい喜ぶんだろう。多分ここを主として白鉱石(ホワイトストーン)は、生成されているのだろう。その証拠に、今まで来た道もここに近づくにつれて、ほんの少しだが、白鉱石(ホワイトストーン)の量が増えたような気がする。まあ、ここにある白鉱石(ホワイトストーン)を全部取るなんてことはできないけど、定期的に取りにくるようにしよう。にしてもなんで、第一階層では、他の冒険者を全く見かけないのだろう?ここなんてお金をかなり稼ぎやすい場所だと思うのだが……。そういえばナディスさんは、

『え、えーとこのステータスなら第一階層がちょうどいいかなあ、あとボスとは戦わないように』

って言ったはず。あの反応は、想定外という感じの反応だった。ということは、他の冒険者は、俺より初期ステータスは、高いやつがふつうにぞろぞろいるんだろう。前にも考えたが、常時発動スキル《アラガウモノ》のような厄介なスキルがない限り、普通の冒険者は、もうレベル2以上なのだろう。もし俺がそのレベルのステータスがあるならどんどん進んでいくだろう。そう考えるとこの第一階層に他の冒険者がいないのも納得………かもしれない。



そして俺は、この白鉱石(ホワイトストーン)がたくさんある場所をでて先ほどの分かれ道に戻ってきた。よし、次は右側にいってみよう。先ほどのあの場所があることを考えるとこの先に何があるかが、楽しみで仕方がなくなる。なんて俺の想像をぶっ壊すように、それ(・・)は、唐突に姿を現した。


透『これは………扉?』


そこには、混沌の核の入り口ほどではないが明らかに異質な、扉があった。さしずめボス部屋に入る前の扉のようだ。なんだ、こんなにわかりやすい感じであるんだ。ボス部屋。そして俺は、これをもう一度しっかりと見ていると、途端に背筋に寒気が――――

しなかった。

確かになんか変で危なそうな煙が扉の隙間から漏れているが、そこまで怖くはなかった。多分今まで頑張ってステータスをあげたりして、この扉の向こうにいるであるボスと、同等かそれ以上の力を俺が有しているのだろう。まあ、まだこのボスにはまだ挑まないけど。このボスに挑む時は、シルバーメタルソードと、白鉱石(ホワイトストーン)防具が揃ってから、と決めているからだ。ちなみにシルバーメタルソードは、かなり切れ味がいい。スライムを倒した時なんて、切った感触がないレベルである。例えるなら空気を切っているような感覚的である。ゴブリン相手なら、だいたい前に使っていた剣で、スライムを切った時よりも少し手応えがあるくらいだろうか。ゴブリンをスライムと同じくらいの感触で切れるなんて、シルバーメタルソード。まじで使える!


とりあえずボス部屋の場所も知れた。もうこれ以上混沌の核第一階層(ここ)にいる意味もない。よし、帰ろう。


ギルドに帰ってきた。とりあえずステータスを測ってもらった

幾星 透

ステータス

レベル1

レベル上昇条件・第一階層ボスモンスターの討伐

HP50→60

MP25→31

STR57→62

DEF35→36

AGI60→70

???20=20

武器スキル

《スラッシュ》

《刺突》

能力上昇スキル

《筋力増加ストレンジブースト》

常時発動スキル《アラガウモノ》

《グッドセンス》


おお、結構ステータス上がったな!ん?(イコール)?初めて見たな。ステータスが変わらないと=表記になるのか。よし帰ろう。


支配者(マスター)の家に帰ってきた。

透『ただいま』

支配者(マスター)『おお!おかえり。それでそれであれはとってきてくれたのかい?』

透『はい!どうぞ。』

支配者(マスター)『ありがとう!じゃあ私は作業に入るから〜』

そう言って支配者(マスター)は、自分の部屋(防具作成室)に入っていった。


支配者(マスター)side

私は透君にもらったスライムのドロップアイテムを白鉱石(ホワイトストーン)の上に集め、針でつつく。するとスライムのドロップアイテムは、半分固体半分液体の状態から完全なる液体へと変化した。その液は、真下にある白鉱石(ホワイトストーン)にかかる。すると白鉱石(ホワイトストーン)は、溶け出しいつもの金属のように防具が作成可能な素材になった。

その後は、いつも通りの手順をパターンで防具を作った。

そして私は、できた防具を透君に渡しに行く。


透side

3時間程度たっただろうか。支配者(マスター)は、自分の部屋から出てきた。

支配者(マスター)『透君!防具ができたよ!見てくれ』


そう言って支配者(マスター)は、俺に防具をくれた。


白ライトショルダーアーマー


白ライトアームアーマー


白ライトチェストプレート

全部支配者(マスター)制作

これらの防具は、全てゴブリンの斧を無抵抗で直撃で喰らうのを2回程度耐えれる。程度の耐久力がある。

うーん、いいねぇ!これならボス戦でもある程度は大丈夫そうだ。


透『おお!ありがとうございます!すごいですねかの防具!』

支配者(マスター)『そうだろう!これからは、これを使ってくれ!あ、後、定期的に白鉱石(ホワイトストーン)をとってきてね。』

透『わかりました!』


よし、明日ボスと戦おう。最大限の準備をしたはずだ。

きっと勝てる!


この世界の金属は、溶解したら6時間程度溶けたまんまです。なんで?と思う人もいるかも知れないですが、ここは異世界です。

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