緑の小鬼
最初に比べてかなり順調に混沌の核攻略が
進んでいる!
この調子でいけば無双できる日も近いのでは!?
ステータスを測ってもらった後俺は、支配者のいる家に帰っている途中である
いつ見ても外見はアニメとかで見たような街のようだ
なんてことを考えていたら、もう家だ
透『ただいま支配者!使えるかは分かりませんが素材とってきました!』
支配者『ほんとかい?見せてくれ』
そう言われたので袋からスライムの半分液体半分固体のやつを出した
支配者『スライムのあれか〜これは、装備と言うよりは、薬屋とかで使うものだからね……申し訳ないけどこれは使えないかな』
ええ〜そんなショックだな
なんて思わないんだけど
だってあれを装備として使用する姿が想像できない
だから特に驚きはしない
透『そうですよね』
支配者『じゃあ薬屋に売ってきたら?そしてそこで手に入れたお金を2人で分けよう!』
売る
果たしてどれくらいの価値があるのだろうこのスライム以下略に、
それでも売る価値はあると思うけどね
透『わかりましたじゃあ今から行ってきます!』
支配者『気をつけるんだよー』
そして俺はまた、薬屋に来た
じゃあ売るとしますか
透『すいませんこれ、買ってくれませんか?』
薬屋の人A『はい、では一つ3エンカでよろしいでしょうか?』
透『わかりました』
そして俺は、持っているスライム以下略を売りもらえた金額は180エンカだった
帰宅した
支配者と、話し合って割り勘することにした
結果俺は、90エンカを手に入れたのだった
いつかは、《宵闇の明星》も手に入れたいものである
まあ、今日はもう遅いので寝ることにする
朝が来た
透『ふわぁ、今日も混沌の核に行きますか』
なんかもう慣れてきた
たった2回しか行ってないのに不思議だよね人の慣れって早いんだね
朝ごはんを食べて装備を着て
透『いってきま〜す』
支配者『いってらっしゃい』
薬屋に行き、薬を買いギルドに着いた
いつも通り受付の人に混沌の核に行かせて欲しいと頼み
座標転移してもらった
よし、着いたな、そして門をくぐり第一階層に来た
そして、今日はこの技を試しに来た
透『武器スキル刺突!』
おお!スライムが水風船みたいに弾けた!!
これは効果があるなスキルなしでは刃が貫通すらしなかったのに
うーんいい加減スライムだけ倒してるのも飽きてきたな少し奥に行ってみるか
いつもは、第一階層に行く門の近くでしかモンスターと戦っていなかったのだがスキルを使えるようになったせいか、手応えがなさ過ぎる
あとこいつらをいくらボコボコにしたところで支配者のためにならない
なので俺は、もう少し奥に行くことにした
風景は変わらずずっと草原だった
しかし奥の方に山がみえてきた
よし、あそこにいこう
山に着くとそこには洞窟?の入り口のようなものがあった
少し危なそうだが入ってみることにした
洞窟内は光る謎の鉱石がありそれのおかげで明るかった
これもしかして防具に使えるのではないのだろうか
だけどここでとってしまうと洞窟内が暗くなってしまうのでここでの冒険を終えてから掘ることにする
あ、なんかひらけたところがある
入ってみよ
すると突然
⁇?『キシャシャシャー!』
透『ッ!?』
俺は、咄嗟に後ろに飛んでギリギリで"それ"を回避した
そして俺は俺に攻撃しにきたそのモンスターをみる
小さくて緑色の肌で……
まさか!小鬼?
まじかあの強くはないが特段弱いわけではないあいつか
武器は、斧か、棒に石をくくりつけたような所謂石器時代の斧だ
さあ、やりあってみるか
透『武器スキルスラッシュ!』
ゴブリン『キシャー!』
キイイイインと武器と武器がぶつかりあう音が響く
嘘だろ、武器スキルスラッシュを使用して互角?
となるとかなり厳しい戦いになりそうだな
恐らくゴブリンは、俺の動きを見てそれに対応するように斧を振ったと思われる
なのでフェイントをかけて斧を振った後の硬直を叩く!
まずフェイント――
透『グハッ』
フェイントを失敗したちょうどチェストプレートに当たったからよかったそれでもHPが8は、減った気がする
ありがとうチェストプレート馬鹿にしてごめん
こうなったら一か八か威力という点において恐らく
《スラッシュ》を超える《刺突》に賭けるしかない
透『ウオオオ!!武器スキル《刺突》!』
流石に弾けないのかゴブリンは防御もできず散っていった
はあ、疲れたあれはやばいでもスライムは、弱過ぎるし
うーん、まあいいやとりあえず休も……
『キシャシャシャー!』
『キシャシャシャー!』
『キシャシャシャー!』
どうやら世界はそんなに優しくないようだ