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「雨、上がる」 -第五部-  作者: 天空 京一
9/40

九雨 終リノ夢: 「現想」

挿絵(By みてみん)


シュゥゥウウウウウウウォォオオオオォォ..... ン.....ッ


バッ!!


「…┈┈┈こ、ここはᱹ ᱹ ᱹ ᱹ  !」


圭介。 そして征四郎。


「—————まさか、この場所は… … …??」


「"ナヘレ"か? あのウバイ.. .. SPEAKERが住んでいた??」


ドォォォオオオ... . . .. ン.... ...


「  ______


「  …┈┈┈┈┈ま、まさかᱹ ᱹ ᱹ ᱹ  ッ


遠く。 どこから聞こえて来るか分からないが、降り立った先。


どこか暗い夜の森の様にも見える、山裾の様な場所で周りの様子に


征四郎が動きを止めているとどこからか__________


おそらく、今自分がいる山裾の頂上からなのか、火山の様な.. .. .. .


破裂する様な岩と岩がぶつかり合う様な音が、微かに


聞こえて来る気がする. ... . .


「み、"雅"はどうなったんだ??」


「  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 」


ドォ ォォォオオオ ン.. .. .. ッ


「(  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ  !


先程まで、目の前にいた雅。 その雅が姿を消した事に圭介は


声を上ずらせながら、暗い森の前で立っている征四郎に対して問いかけるが、


征四郎はただ黙り込みながら今自分の側にある森。


そして、その先に広がるおそらく自分がこのヌアの島で


目にした事がある島の中央。


'ナヘレの火山'を遠くまで見渡す___________


「こ、ここが…┈┈┈┈ "ナヘレ"って事は、お、俺達ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !


 お、俺達の夢は、"終わった"__________  そ、そう言う事か??」


「  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ "続いて"る…┈┈┈┈」


「————え?」


静かに、だが力強く自分の問いに予想もしなかった様な答えを返す


征四郎に、思わず圭介の顔が間が抜けた様に緩む


「  この、夜の場所…┈┈┈┈ 周りを包む霧___________


 どこからか聞こえて来る、「山が動いている」様な.. . .. .


 それに… … … 


「—————"光"か??」


「(  あの、"光"は… … … !)」


「  キィィイイイーーー ロロロロロロ.... !」


「(  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !


バサッ ——————バササッ!


「  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ  !


視線。 征四郎の言葉に、圭介がその視線の先。


遥かナヘレの山上の空と入り混じる様な. .. .. .


灰と赤が混ざりあった様な空を見上げると、そこに先程まで自分達が


ਕਬਰਾ(カブラ)、宮と呼ばれる場所で目にしていた鈍い色をした光る平面。


更に、それとは別の何か… … …


おそらく、このヌアの島のどこかから伸びているのか


視界の端にある地平線から、空へと向かいいくつかの


"光の柱"の様な物が、頭上を飛び交う鳥たちの挟間を縫う様に


伸びていく姿が見える___________


「ヌアの島.. . .. だが、このヌアの島は、


 現実の島では無く、俺達がいたカディア˛˛˛˛˛


 "あの夢の続き"…┈┈┈┈┈ そうなる、って事か?」


「  ____________」


"ザッ!"


「 征四郎.....


「( 最後に辿り着いたのが、カディアでは無く、


  この"ヌアの島"…┈┈┈┈┈


「  ___________


「 キィイィイイイイ ロロロロロ…┈┈┈┈┈┈

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