八十七雨 二ツ目の夢∴ ⚋☬ 「劣情」
ジッ
ジジ ッ.. . . .. . ..
「ドクン.. . . ドク、ン.. . . .. . ッ」
「( '何'だ…┈┈┈┈ '生え'始めて、いる様なᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !?
!?
「—————ギュピィイイィイイィイィ ッ っ!??
「 ッ!!!
エルテア。 似た古いアジアの家が立ち並ぶ場所
どこか宗教的にも見える様な.. .. . . その意匠に囲まれた場所で、
【エルテア】 明らかに以前夢で会った時と比べ青磁の様な色 そして
月白色の様な色が入り混じった羽を広げた、そのエルテアが征四郎から
少し離れた場所に建っていた、仏堂の様な建物の影から自分目掛けて
踊り出してきた事に、征四郎は天鵞絨を翻し
エルテアから遠ざかるが.. . . .. !
【—————ドクン.. .. . . ドク、 ン_____________】
「( ┈┈┈┈…、! この.. . .. . '感覚'は… … … !?
"ザシャッ!!
「 ________________ !!
ふと自分の前を通り過ぎ、遥か高く聳え立つ何重にも重なった
仏塔の彼方まで飛び去って行くその残姿の様な姿に
【ドク、 ン.. . .. . ドク、ン…┈┈┈┈┈ ..... ッ!!】
「(鼓動、がᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !
まるで、早鐘の様に自分の内側から'鼓動'が聞こえ出し、
【… … … …また、'眠り'につくつもりか… … …】
「( ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ っ
何故か、あの時。 この夢に入る前の「声」 声が聞こえ始め
「 ——————ギュ ギュピィイイイィイイィイイ ッ ッ !???
「!
再び、エルテアがその身を翻し、まるで仏塔全てを貫く様に急降下し、
軒先にいる征四郎目掛けて凄まじい速さで落下して来る!
"バサッ バササ ッッ!!
「 ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !
('劣化'.. . . . している、様な…┈┈┈┈┈┈ !
——————ズダンッ
ズダン ッ
ズダン ッ ッ っ ッ _____________!!! ?
エルテア。
「 ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ っ」
その落下して来たエルテアの動きが、どこか以前よりも
「知性が劣化している」様な____________ 何も考えていない動きで
矢の様に自分目掛けて落下して来た事に、征四郎は込めていた金色の弾丸を
そのエルテア目掛けて放つが.. . . . !
「 _____________ギュ 、 ギュ ギュピィイィイィィィィイィ...... !
「( また、この夢を…┈┈┈┈┈ '倒した'のか.. . .. . !?
【・・・・次の夢で、よく考えろ… … …
不死鳥は、'お前のために'回っている____________】
「 ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ っ」
どこからか、まるで導く様な____________
あの「声」が聞こえてきた様な気がする.. .. . . .
「( _______________




