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「雨、上がる」 -第五部-  作者: 天空 京一
4/40

四雨 「真実の言葉」

挿絵(By みてみん)


「You, !

( お前はᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !


「(Refinement, and the high quality that sharpens that


  refined sensibility. It seems that Yutide Cabra has


  gained another great power, Seishiro,!

(  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 洗練_________  そして、その洗練された


 感覚を研ぎ澄ます上質さᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !


 どうやら、このਯੁਤੀਦੇ ਕਬਰਾ(ユティデ・カブラ)において


 また一つ"大きな力"を手にしたようだなᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !


 セイ、シローよ.... !)」


「Is that also one of the words of God,


 the goodness you speak of?

(・・・それも、お前らが言う、"善性"_________ 


 "神の言葉"の一つか…┈┈┈┈?)」


声。


「ਯੁਤੀਦੇ, ਯੁਤੀਦੇ, ਯੁਤੀ, ਦੇ,


 The will of God that you convey. According to that will,


 the palace I have passed through until now.


 The image I gained by confronting Atua in that palace,


 those very words, lead to the Tear-Bubbles,

( ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ਯੁਤੀਦੇ(カブラ)、宮ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ  ਯੁਤੀਦੇ(ユテーデ)、


 十、そして二_________ お前らが伝える"神の意志"˛˛˛˛˛ 


 その意志によれば、今まで俺が通って来た宮…┈┈┈┈


 その宮でアトゥアと対峙する事で手にしたイメージ、


 その言葉その物が、"雫沫の入り口"へと繋がるᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !)」


「Chuckle. As expected, perhaps due to


 the sense of omnipotence gained from the experiences


 you have had in this cabbage patch, you now behave like


 a gentleman and have acquired a sense of goodness in


 everything you do, unlike before!


(—————クスッ さすがに、今までこの


 カブラの中で得て来た___________


  "経験による万能感"故かᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ! 以前とは違い、


 全てにおいてアナタは今、"紳士としての振舞い"


 その、"善性"を身に着けた様だᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !")」


「(  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 十二の、宮__________)」


__________________________________________________________________

⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「(  征四郎っ!? ——————危ないっ!?


「 —————分かってるっッ !


「フォォォオオオオオ—————


「( ____________ ッ、!


"言葉"。 カブラの外では目にした事が無い、今自分の目の前に


凄まじい勢いで迫ってくる塔の様に並べられたカードを


頭の内側に響いて来る声。


「(  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ  ッ、


その雅の声を聞くまでも無く、征四郎は手にしていた赤と橙の


グラデーションの銃の中に"ώ(ルデギ=言葉)"と"എ(アロク=外)"の


ヌムが施された銃弾。


その銃弾を込めると、すぐ側まで近付いて来た滲んだ陽炎の様な夢を


肩に掛けていた天鵞絨(ビロード)を翻めかせ交わしながら、


その銃弾を空へと羽ばたき出した"存在"に向かって照準を定める!


「ਗ੍ਯੂ, ਗ੍ਯੁਪੀਈਈਈਈਈ,!!??

(  ギュ、ギュピィィイイイィィ…┈┈┈ ッッ!!??」


—————ドンッ 

  

 ドンッ

        ドンッッッ !! !!


「・・・"⚋☰⚊" どうやら、これが⚋☰⚊(ウ)__________


 雫沫言葉って事かᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !」


「—————バサッ バササッ!!


「(や、やった....! "やった"のね! 征四郎!?)


  ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(・・・ああ、どうやら、その様だᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !)」


"⚋☰⚊"。 征四郎が銃を打ち込んだせいか、それともこの


霧に包まれたカブラと呼ばれる宮自体に不思議な力が


働いているのか.....


赤と橙基調の銃から放たれた銃弾が撃ち込まれると、存在は


呻き声ともつかない、不快な声を上げながら、そのまま


⚋☰⚊の宮の地面に向かって落ちて行く__________


「(  "⚋☰⚊(ウ)"__________  これが、"雫沫へと繋がる言葉"ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !)


__________________________________________________________________

⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「…┈┈┈┈つまり、この今俺達がいる宮。 白人の男. ... ..


 お前の話だと、この今俺達がいるਯੁਤੀਦੇ(カブラ)と呼ばれる場所は


 雨夢と呼ばれる普段のカディアとは別の場所にあり、さらにその場所は


 いくつかの場所に分かれ、そのそれぞれの宮、


 ਯੁਤੀਦੇ(カブラ)を表すアトゥア.. .. .


 "存在"達と出会う事で、俺達は"雫沫の扉を開くための言葉"を


 手にするᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ! —————その様な場所、みたいだが. .. ..


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(  —————— . .. . ..


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


 What's up, Mr. White man??

(…┈┈┈┈どうしたんだ??)」


自分の内側。


「・・・何か.. .. . 俺達に隠してる、"何か"…┈┈┈┈


 "別の事"があるんじゃないか??」


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(No,

(、いや…┈┈┈┈┈


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


 ______」


自分の内側。 あの時、あの場所で白と黒の列に並んでいた征四郎達は、


その後別のカディアへと誘われ、そしてそのカディアに存在する


カブラと呼ばれる宮を巡り続けている間、親しさを越え煩わしさを


感じさせる程話しかけて来ていたこの"白人の男"だったが__________


「(No, there's nothing in particular. It's just that,


  Seishiro, I was slightly surprised by your ability to


  adapt to the situation, and I felt


  a slight sense of independence, but only a little.)

(…┈┈┈┈いや、特に何かある訳じゃあない。  


 ただ、セイシロー、少し、君の「場に対する順応」の様な物に、


 軽いサプライズを感じて、僅か... . . 少しだけだが


 僅かにインデペンデンシティの様な物を感じただけだ。)


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(・・・確かに、ここ(カブラ)に来てから、分からない.. . ..


 いえ、分からないのは、そもそもがこのカディアに来てから、


 全てが分からなかった…┈┈┈┈┈


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


 雅_________


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(I see. Miyabi. You are certainly Japanese woman,


 but your perspective is very unique.

(I See. ミヤビ、確かに日本の女性ではあるが、


 その見方は、とてもユニークだ。)


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

(ユニーク.... それって、"変わってる"って意味かしら?


  ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(If women are gone mad, very scary. Are they? Seishi, !??

(・・・女性は、怒らせると怖い。 


 そうだな? セイシ_________ っ、!??


  ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(エ・・・ えっ!? あ、 ァ ぁ、 あキャァァァアアアァァアーーーーー


  ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


 雅っ!?


歓談。 僅かな時、現実かどうかすら分からないこの場で少しの


安らぎを得るため征四郎 白人の男 そして雅が"話"をしていると


雅がᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ  !



「(エ...! ァ、ァ、ア、あ、キャァァァッァアァァァア ッ ッ!??


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(W, What, the, !?

(な、何だ… … … !?


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


 み、雅! 雅!?


突然先程までの穏やかな様子と変わり、内側。 その征四郎の内側に


(けたたま)しい程の叫び声が聞こえ、


二人は思わずその声に言葉を止める


「(キ、キ....  きぃぁぁぁアアアアアアアーーーーー


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


 み、雅ーーーーーっ !!


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(W, Wha,

(ど、どう… … … ッ ッ


「 シュウゥウウウォオオオォオオオオ_____________


「き、消え、ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(M, Miyabi, That Japanese woman is, !

(み、ミヤビ_________ あの、日本人女性が、か… … …!


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


 ・ ・ ・ ・」

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