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「雨、上がる」 -第五部-  作者: 天空 京一
15/120

十五雨 「流れる星」

挿絵(By みてみん)


ヒュンッ


———————ヒュゥウウゥゥウウゥゥ.. .. . .


「 ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ "あれ"は. .. . .


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(ヘヘっ!、 アニキ~?? あの、今あの空。


 薄い雲みてぇなのに覆われてる、星の水車だとか呼ばれる場所に


 流れたのが、'雫沫'。 俺達が求めるその'雫沫の入り口'


 その場所だって.... ! ————そうなんでしょ?


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


 ああ、その様だᱹ ᱹ ᱹ ᱹ  !」


__________________________________________________________________

⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


"カチッ!


銃。 やや青み懸かった様なその銃の撃鉄を起こした圭介は、


そのままこの"ვეზენი(ウェズニ)"の宮で自分に対して、まるで異物を除く様に


接触を図って来た"存在" その存在に対して手にしていた銃の撃鉄を挙げ


引鉄に手を掛けると、そのままその存在の口の中へとあてがう!


「ໂມ ອິກ ເຣວ ມຸກ ເວຊນີ. ເພຣ ໂນ ອາທົວ.


 ເພຣ ເບອ ເຣວໂລ ເທ ຊວນີ ຄັບຣາ, ເອຊຸສໂລ ມຸກ ມີຍັວ ມຸກ ເພຣຊາ.


 ເມອ, ເພຣ ໂນ ມຸກ ລຸເດກິ. ມີຍັວ ມາ ອາທົວ,? ຮ່າ!

(…┈┈┈さあ、喋れ___________ "ვეზენი(ウェズニ)" 


 おまえは、アトゥア.. . ..  このカディアの中に現れた、


 「終りその物」を表すᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ! いや、"言葉その者".. .. ..


 "⎇(ミヤト)"のアトゥアだ┈┈┈┈ . . . .? _________そうだろうっ!)」


"ガキっッ


「ຮິ ຮິ່ຽຍຍຍ! ອ້າ ເດ ເດມາເນ້ ໙໙໙໙ ດົ້!!?

(ヒ、ヒィイィイっ! あ、じゅ、"銃"ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ッッ!!?


おそらく、'アトゥア'。 このカディアの中で司る存在とも見なされている


そのアトゥアの口元に銃口を突っ込んだ圭介は、そのまま冷えた目で


地面に倒れ込んでいるその存在を見下ろす____________


「ຊວນີ ຄົວຮາ, ເຊ, ເທ ອາລ, ເດມາເນ ຊວນີ ຄົວຮາ ໂນ.


 ອຸ ເພຣ ໂນ, ເດມາເນ ໂນ ເພຣ.

( この場所…┈┈┈┈、 そうだ、まずこの場所が何か… … …


 そして、お前らᱹ ᱹ ᱹ ᱹ  お前らが、何か…┈┈┈┈


 —————フンッ!!)」


「バンッ!!!」


「ອ້າ ອາພີຢ່າອ່າອ່າະ ອາ!

(あ、あひぃやぁあぁっ アっ!


目の前のアトゥア。 どこか臓器にも見える____________


自分の話にどこか意識が別の場所にある事に激昂したのか、


圭介はそのままその存在の口元に当てていた引鉄を強く引く!


「バンッ バンッ!!」


「  —————!!」


「ອາທົວ. ເມອ. ເມອ ອາເລນັກຣົນ,

(・・・バカ。 '空'だ。 '弾は入ってない'┈┈┈┈ .. . .. .)」


「ອ... . .. ອ່າ... . .. !

( あ.. . .. ァ. . ..  !)」


「ໂມ, ອິກເຣວ,

(さあ、 '話'せ__________ !)」


「ອ່າ,… ໆໆໆໆໆໆໆໆ,

(  ァ、…┈┈┈┈)」


________________________________________________________________________________

⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「(ヘヘッ┈┈┈… で、強いアニキ。 


  そのアニキがあのチンピラみてえな臓物に聞いた話だと、


  この今俺達がいる場所は星の水車___________


  この場所は何でも、'ਯੁਤੀਦੇ ਕਬਰਾ(ユティデ・カブラ)十二の宮'


  とか呼ばれる雫沫の入り口を開く'言葉'が集まった


  場所みてぇじゃねえかよ…┈┈┈┈??


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(ああ、どうやら、その様だ... . . . 'しかも'___________


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(ヘヘッ 'アイツ'かい? 今、あの空… … … 


 '星の水車'だとか言う場所に浮かび上がってる.. .. .


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(  _____________


ヒュンッ !!


「('あれ'が┈┈┈┈┈ . . . . . ..


空。 まるで星屑が散りばめられた様な、空全体が


鈍く回っている様な____________ 霧の様にも見える見通しの利かない


その星の水車と呼ばれる、この雨夢と呼ばれるカディアの空を見ると、


その星空の中に、薄っすらと時折不思議な色をした'光の線'の様な物が


消えては現れ、また別の場所に現れては消え___________


定った因果を繰り返す様に星空へと流れて行く姿が見える.. . . .. .


「(あの.. . .. 空に浮かぶ____________  流星. .. . .


  先程目にした時とは、どこか違う様な. . . . . .


  あの鈍い光の正体こそが「雫沫の入り口」だとᱹ ᱹ ᱹ ᱹ  !


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(ケイスケさん┈┈┈┈ .. . . . . ナニか、心配してるノ??


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(雅ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !


空に浮かぶ光の線。 以前の宮で問い詰めた存在の話によれば、


あの空に浮かぶ時折不規則に姿を表す、あの光の線こそが


'雫沫の入り口その物'


「(  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ! 'あれ'が___________


その事について考えていると、再び頭の中に


'柔らかい声'が響いてくる_____________


「(大丈、夫_… … … 圭スケ、サンᱹ ᱹ ᱹ ᱹ  !


  アナタハ、ツヨイオトコノヒト、ヨ┈┈┈┈ .. . . . . . 


  'ステキ'、ナヒトヨ....


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(うん....! 雅.. . .! 分かってる____________


 少し、場が我執に囚われてる気がしたから、不安を感じてたけど....


 雅…┈┈┈┈ 今、徧覚を遂げた君なら___________


 僕の事を、'理解(わか)'ってくれる. .. . . 


 それは、気付いてたᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(ケイスケ、サン┈┈┈┈┈ .. . . . . .


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(オイオイ┈┈┈┈┈… ずいぶん'いい感じ'じゃねえかよ~?


 なんだ… … ?? 俺りゃ、'お邪魔'ってか??


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(馬、 ウェケミケ…┈┈┈┈ ! そんなんじゃ…┈┈┈┈っ!?


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(ソ、ソウヨ.... ケイスケサントワタシハ____________


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(ヘヘッ 'ヤブヘビ'ってヤツかい?


 —————ハイハイ、 お邪魔はさっさと消えさせてもらいますよ!


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


( うぇ、ウェケミケ____________


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(ウェケミケサン… … …!


シュウウゥゥウウウォォォオオォォ.. . .. 

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