十二雨 「青白い月の下で」
「( ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ア、.. .. )」
フウゥウゥゥ_____________
一瞬、この水面の様な足元の地面の上を歩きながら、雅が
暗く青白い月明かりの様な光に照らされ星空に包まれた
広く、伽藍とした場所を歩いていると、自分の体。
「( ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 、)」
"ボォォオオォォォォオ_____________
「 _____________
感じている様な.. .. ... それとも何も感じていない様な___________
浮き立つ様な感覚に思わず自分の顔を下に下げると、"体"
「( 消、エ…┈┈┈┈┈┈
スゥウウゥウウゥウウゥゥゥゥ. .. . . . ˛៹˛៹˛៹˛៹˛៹˛៹
「( ____________
自分の体。 その体がどこか虚ろに輪郭をはっきりとさせないまま、
ぼんやりとした印象で自分の意識へと映り込んで来る____________
「( ワタ、.. .. シᱹ ᱹ ᱹ ᱹ
自分より少し先の場所。 そのまるで内側から漏れた光が周りの木々全体を
僅かに覆っている様な場所にある物陰に目をやると、
そこに'一人の女の姿'が見えた気がする___________
「 ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !」
「フゥ」
思わずその遠くの影に向かって手を伸ばし掛けるが、
その遠目に見えていた影は、すぐ側の折れ曲がった青白い木々の光に
包まれる様に、消然と姿を消して行く____________
「 ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 」
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⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶⚶
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ຈີ, ເຈົ້າເບິ່ງແປກໆໄປໃນໄລຍະນີ້,?
( ....ギイ.. . . 最近、少し様子が┈┈┈┈ .. . . . .?)」
「ເຈົ້າໝາຍວ່າຈັ່ງໃດ?
( ————何の事だ?)」
入り口。 自分の兄である'ギイ'。 その島の中でも特に変わった
奇妙な人間と見られているギイがこの所僅かに普段とは
様子が変わった様な. .. . .
そのどこか普段とは違う'何か'を感じさせる様子に、島の女が着ている
'エト'を着たまるで病的な程に色の抜けた様な肌の白い女は
その兄の身を心配するかの様に、問い質す___________
「ຜູ້ຊາຍຈາກນອກເກາະ, ຊື່ ອາໂຕ, ຕັ້ງແຕ່ເຂົາມາຮອດ,
ມີສິ່ງໃດໜຶ່ງທີ່ແຕກຕ່າງ. ຂ້ອຍຮູ້ສຶກໄດ້.
(島の外の男の人. .. . . 'アトー'…┈┈┈┈
"あの男"が来てから… … … どこか… … …
'いつもとは違う'__________ そんな、気が. .. . . .)」
「ເປັນເນື່ອງຈາກຄວາມສຳພັນຂອງເຈົ້າກັບເຂົາບໍ?
( … … …お前が、あの男と'関係'してるからか?)」
「ນັ້ນຫລື...
( ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ! それは. .. .)」
目の前のギイ。 そのギイが、自分と島の外から
数人の男と共に流れ着いた内の一人であるアトー。
そのアトーとの関係を窺っている様な態度を見せている事に、
思わず肌の白い女は、建物の外へと出かけていたギイから、
窓の外へと目をやる_____________
"グッ グッ....
まるでボロの様な自分の履いていた草の靴を、別の頑丈そうな
草でできた紐で縛ると
「ອາໂຕ. ຜູ້ຊາຍຈາກນອກ.
ເຂົາມີວິທີຄິດທີ່ແຕກຕ່າງຈາກພວກເຮົາ.
(アトー.. . . . '外から来た男'____________
あの男は、今までの我々とは違う… … …
'別の考え'、を持つᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !
「グ!」
紐を縛り終えると
「ເຈົ້າຈະຍັງຝັນຢູ່ໃນບ່ອນນັ້ນຕໍ່ໄປບໍ,??
(… … …また、'あの場所'で____________
'夢を見続ける'つもり… … …??)」
「 ____________
"ガサッ!"
肌の白い女が、やや冷ややかな目付を浮かべている事に、
それが煩わしいと思ったのか、それとも何も気にしていないのか____________
ギイ、は木の机の上に置かれていた靴の紐と同じ、簡単な草で編んだ
袋を手に取ると、そのまま少しだけ窓の外を見ている
肌の白い女に目をやり、何も言わず建物の外へと出て行く. . .. . .
「(ຈີ,)
( ギイᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ )」




