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褪せる色と褪せない思い出

作者: 溜息

秋になると思い出す褪せない思い出


娘が毎年学校帰りに一番きれいな色をした落ち葉を拾ってきて見せてくれました。

娘基準で完璧な形と、美しい発色をした落ち葉があったようで

確かにとてもきれいなものでした。


彼女の宝物も命があったものですので、2日もすれば退色してそのころではそれを残す方法がなかったのです。

(今ではレジンなどを使えばきれいに残るでしょうね)

彼女は残念そうに変わっていく落ち葉を見てました。



でもね、あなたの心に残らなくてもその宝物はあなたを形作る糧となり

私の心には鮮やかに今でも残っているのです。



私の子供のころの秋の思い出はモノクロなのに、

自分の子供の思い出は鮮やかすぎる色彩をいつまでも保っています。

時々心の奥から引っ張り出してきては楽しめる私だけの世界の色彩


本物が色褪せても、心の中の宝物は色褪せないことをいつかあなたも実感する穏やかな日が来るでしょう。


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