そばにいてもいいかな。
いつも通りなら そんなことはまるで気にしない
たったいくつかの 階段と 歪な感触
手摺の色と 迫り狂う日常に
蒼空は濡れていて 湿り気が締め付ける
気だるさと混じる 重い足取り
ただ俯くしかなかった日々に
麗らかな春の温もりをくれたあなたに
歩きだして ーー硬い殻を抉じ開けてみたんだ
いままで暗闇と 混沌しかなかったから
常識に囚われているしかなかったから
気づいて欲しいーー それは我が儘だよね
って でも 犯罪者にはなりたくないけど
たまに会えたなら そう 思ってみた
誰にも気付かれない ボクは幽霊