8弾目 日常を堪能したいマン!
ルンルンの気分で家へと帰る。
ふぁぁ。
疲れたなぁ。
けど、楽しかった!
途中、ユノが可愛らしく背中で寝息をたてるものだからほんわかしたまま帰ってきた。
さーて、これからどうするか?
家に入ったら絶対怒られる!
ふぅ、まぁいいや。
がんばって切り抜けよう!
「た、只今帰りましたぁぁ!」
すると、ドタドタと凄いスピードで突進してくる筋肉の塊がやって来て……高速ハグをしてきた。
「アドーラぁぁぁ!無事に帰ってこれたなぁぁぁぁ!父さん!嬉しくて!うっうぅぅぅあぅぅ!涙がぁぁ!」
あー?
そういえば紹介してなかったか?
この人は俺の父さん。
本名 ライリー・A・スタトン
Aはアドーラらしい。
自分の師匠の名前から取ったって言ってたっけ?
まぁ、とりあえず筋肉でしかできていない。
いわば脳筋と言うやつだ!
「父さん!離して!」
うぐっ!
ヤバい痛い!
こんなにきつくハグされたら背骨が折れそうだ!
「おぉ!すまん!つい我を忘れて……。けど!安心した!アドーラが帰って来てくれて嬉しいぞ!」
そう言ってまた、きつくハグしてくる。
くっ!苦しい。
ぶふぉっ!
「お帰りなさい!アドーラ。心配したのよ!」
エプロン姿で抱きついてきたのは母のヘイリー・スタトン。
この人を表すならでっかい!
そう、只でっかいのだ!
胸が……
まぁ、それは置いておこう。
「さぁさぁ、今日はアドーラが帰って来たから奮発してステーキにするわよ!」
うぉぉぉ!
待ってました!
この世界のステーキはとても美味しい!
何故かというと魔法のある文化なのだ。
適度に熟成するのもみずみずしさも脂も赤身も全部!魔法具で改良出来るのだ!
しかも、魔法だから薬と違って不味くならないし、体に害をなさない。
しかも、魔法具は簡単に魔法で量産可能!
なので、魔法具自体は安いしどれだけ不味くても魔法具で改良出来る!
つまり、上手くて安い肉が市場を回っているのだ!
「「やったぁぁぁぁぁぁ!」」
その瞬間に、父と一緒に喜んでいた。
やっぱり親子だな俺ら……
「それじゃ帰って来てすぐで悪いけど、買い物にいってくれる?」
けど、俺には聞くことがある。
「ねぇ、母さん。なんで、街は綺麗に原型を止めているの?」
すると、母さんは目を見開いて。
「まぁ、原型なんて難しい言葉を知っているのね。偉い子!で、質問の答えは、アドーラとパパのお陰ね。魔法陣ロールを作ってくれたアドーラとそれを使って戦ったパパのお陰だわ。じゃないと今頃ここは……魔族に侵略されてたと思うわ。」
あっそうだ!
魔法陣ロールを作って置いておこうと思ったのは俺だった。
「ありがとう。あんな古代の魔法陣ロールを作れるのは驚きだったけど本当に感謝しているから!」
「うん!それは良かった。」
ふふっ。
魔法陣ロールを作った甲斐があったね。
そして母さんは俺の後ろを見て……
「あっ!ユノちゃんじゃない!いらっしゃい。」
「こんにちは~。お邪魔します。」
そう言ってユノが入ってくる。
「いらっしゃい。ゆっくりしていってね!」
ふぅ。これで一息つけるな。
あっと。
カグナとちょっと会話しようかな?
ちょっと聞きたいことがあったし。
えーっと、今も心を読んでるはずだから……
「「心で呼んでみればいい。」」
おっと、心が読めるのかなカグナよ。
「ふふっ。ご主人様は素晴らしい才能を持っとんやな。素晴らしい、くくく。はっはっはっはっはっはっ!」
ちょっと気持ちの悪い声だなぁ。
というか俺の質問に答えてねーじゃん。
「カグナの念波を解析、そしてこちらは妨害の念波を使用してカグナの念話を断ち切りますか?」
うぉっ!
急に解析者が話し掛けて来たからビックリした。
で、念話を断ち切るか?
今は話すことがあるんだけどなぁ。
「あひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひふっふっふっふふはふふふふははは。」
ヤバい。
カグナが壊れてるよ。
よし、五月蝿いし念話を断ち切るか!
「了解。念波を解析、失敗。再解析を執行。失敗。方法の変更。プラン2に変更。失敗。再解析を執行。失敗。」
あれれ?
なんか失敗ばっかだけど?
「カグナは魂ある武器なので、魂は必然的にあることになります。カグナの魂を解析したところ、カグナは上位神 ランク4 カグナ です。上位神は神位と呼ばれる中、神に与えられる特権の中でも最高の「世界力を使用できるというものです。ランクはその神位の中での位を示します。上位神というのが、神全体の評価とすれば、ランクは神位の中での評価に当たります。少し戻って、カグナは神創造兵器なのだということです。神創造兵器は神の創造した兵器ではなくても神が宿るとなります。上位神 ランク4であるためとてつもない力ですので抵抗能力が高いのではと推測します。」
ほう?
つまり、カグナはめっちゃ強い守りってことか。
「そうですが、解析能力を上昇したらあるいは……しかし、そうなるとあなたの体力が20000減ります。そうなれば、襲撃されたとき対応が出来なくなりますが、しますか?」
いや、五月蝿くても無視すれば良いし。
そんなリスクは要らないね。
あ、後は前に見たカグナのステータスとスキル一覧をもう一回、確認したいんだけど……
「はい。了解です……完了。表示します。」
解析
神聖破滅用悪才魔王刀「均衡之神刀」 神滅刀カグナ
能力
切れ味 4億5600万
重さ 4t
耐久 無限
破壊 6200億
生命 300億
知識 31000
スキル
神滅之呪縛
自動戦闘オートマチック
戦力強化
悪才強化
威圧砲「属性:無」
雷撃威風砲撃「属性:台風・雷鳴」
戦線破壊砲撃「属性:暗黒」
荒野之防人
特別攻撃
神殺之瞬輝
称号
「神殺し」 「繋ぐ物」 「嫌われ物」 「歪之神」 「織神之刀」 「救う物」 「狂人発現人格破滅」 「第2人格」 「重度之幼女好ロリコン」 「幼女化ロリ」
スキル一覧
「神聖破滅用悪才魔王刀「均衡之神刀」神滅刀カグナ」=神聖×100ダメージの効果をもたらす剣。これは均衡を司る者に与えられる。いつか神を淘汰するための……真実の名はカグナである。
「知識」=武器に知性がある場合にのみ適応。他、通常の「知識」と同義
「神滅之呪縛」=破壊。具現化。承認。カグナの為の鎖……
「自動戦闘」=全自動で戦闘を行ってくれる。戦闘中は意識を並列化して他の思考として意識はある。
「戦力強化」=仲間と認識した者のステータスを強化する。
「悪才強化」=対象の悪才を強化する。
「威圧砲「属性:無」」=相手に状態異常「恐怖」を与える砲撃を放つ。
「雷撃威風砲撃「属性:台風・雷鳴」」=属性台風、雷鳴の効果をもった砲撃を放つ。
「戦線破壊砲撃「属性:暗黒」」=特殊属性、暗黒の効果をもった砲撃を放つ。
「荒野之防人」=古来。伝説の荒野に左遷された荒野之防人の概念盾を具現化させる。
称号一覧
「神殺之瞬輝」=特別攻撃。雷の如し高速で敵を瞬殺する。
特典 瞬光剣
「神殺し」=神を5000神 殺した
特典 殺人願望
「繋ぐ物」=見えない。きっと強い糸で結ばれているのだろう。
特典 結び
「嫌われ物」=生物から憎悪を増長させる。
特典 威圧
「歪之神」=歪んだ神に送られる。
特典 歪
「織神之刀」=神を織って作られた刀。
「救う物」=救済をしてくれた物
特典 属性、風を取得
「狂人発現人格破滅」=人格が破滅して何もなくなった。しかし、新しく芽生えた狂気に苦しまれた。
しかし、長くは続かない。苦しみからいつの間にか同化していきいずれは狂人となる。
特典 「狂気化」が出来る。「狂気」はステータスを一時10万倍になる。
「第2人格」=2つ目の人格を取得したら出来る。
特典 人格の取得
「重度之幼女好」=攻略対象が低い者に与えられる。
特典 女子に変態と言われる称号
「幼女化」=幼女に化けれる。
特典 若返る
以上 THE END
スゲー!
何がスゲーって全部だよ!
凄いカッコいい名前だと思ってたら変なのだった。
ヤベー。
こんなの拾って来るんじゃなかった。
でも、見た目は可愛いからね。
やったね!ハーレム化が進むね!
くぅ~。
しんどい。
よし、今からユノのところに行って目を養わないと!
というわけでカグナは放っておこう!
じゃーなー!
こうして、いつもの日常が進んでいく。
最後まで見てくださりありがとうございます。




