0.5章 〜データファイル〜
殺戮ちゃん「こんちゃっす、笑顔が素敵な殺人鬼殺戮ちゃんだよ♡この0.5章では、私が"あいつら"のプロフィールに突っ込みを入れていく、そんな章となっておりまーす♡この章では、私が主人公だから♡このまま、主人公の座を奪いたいところだけど♡え?♡「プロローグときたら、1章でしょ?」って?♡それは、偏見だよ〜♡キャラクターが分からないと1章すらまともに読めないでしょ♡まあ、私が"あいつら"のデータファイルを読んでる最中、あるトラブルがあったけど、それは読んでからのお・た・の・し・み♡じゃあ、しっかりとデータを頭に叩き込むのよ♡それじゃあ♡」
あれから昼寝して何時間経ったのだろう。
少し寝ようかと思ったら、だいぶ寝ちゃってた気がする。
殺戮ちゃん「ふぁ〜〜〜っ♡まだ寝ていたいけど、やることはやっとかないとね♡」
やることといえばロケットは発射させたし、"あいつら"は、それぞれの個室に運んだし...
殺戮ちゃん「よし、ないな♡寝よう!♡」
私は眠りの世界へと入ってい...
殺戮ちゃん「って、ちょっと待てーいっ♡」
しまった、私としたことが思い出しちまったぜ!
"あいつら"がケータイで見るやつの...あれなんていうの?ほら、ゲームのホームページとかにあるキャラクター紹介的なやつ...あーいうのも作っときたいんだよね。まあ、"データファイル"ってやつ作っときたいのよね!
殺戮ちゃん「ちょっとめんどいけど、この"修学旅行"を盛り上げるためだからやるか!!♡」
殺戮ちゃん(まず、1年間11人をこの私が作ったドローンちゃんで尾行していたんだよな〜。それで、このドローンの中にあるメモリーカードをパソコンにいれて...)
そして、この反映ボタンを押すと、11人全員のデータをAIがプロフィールを作ってくれるのだー!
殺戮ちゃん「よし、押そう♡」
カチッ
私は反映ボタンをクリックした。
殺戮ちゃん「ふぅ〜、それにしても1年間"あいつら"をストー...尾行したかいがあったわ♡」
殺戮ちゃん(ふっふっふっ、私の尾行は本当にすごいからね!学校の道中から、家のあんなところやこんなところまで...え?犯罪だって?私以外の奴がやったら犯罪だけど、可愛い私なら許される!可愛いは正義!)
そろそろ反映されたかな?
殺戮ちゃん「よし、これを"あいつら"のケータイに送って...」
いや待て、どんなことが書いてあるか気になるし、確認がてら私が見てあげよーう!
殺戮ちゃん「まずはっと...っていきなり誰だこれ♡?」
私は思考をフル活用して考えた。
殺戮ちゃん(思い出せない。こんな人いたっけ...)
殺戮ちゃん「うーん...♡誰だ...♡?誰なんじゃー♡...あ、あの首飛んだやつかー!♡自主しろみたいないなことも言ってたわね♡バカね♡私が自主なんて真似するわけないじゃん♡あっははははっ♡ダメだ、思い出しただけでお腹が♡お腹が♡」
殺戮ちゃん(やばい、こりゃ明日筋肉痛だ)
殺戮ちゃん「えー、こほん♡なになにー、畑山義昭...ランニング50周って脳まで筋肉、略して脳筋かよ!♡説明文はー、七岡中学校体育教師♡ふむふむ♡いつも熱く、体を動かさないと落ち着かない♡その熱さのおかげもあり、バレー部を地区大会優勝へと導いたこともあるっと♡へー、やるじゃん♡」
殺戮ちゃん(これは、これからの展開に期待だね!)
殺戮ちゃん「ん♡?趣味や特技まで運動や筋トレってほかにすることないのかーい♡」
殺戮ちゃん(こいつのみてたら、私までバカになりそう...よし、次いこう)
殺戮ちゃん「次はっと、ミソナ・エレガントね♡」
さあ、読んでくわよー♡っと思ったけど...
殺戮ちゃん「こやつの一言コメントカタカナで書いてあって読みづらいわ♡」
殺戮ちゃん(まあ、いいか)
殺戮ちゃん「家事や料理、裁縫までなんでもこなせる主婦♡面倒見もよく、頼られることが多い♡ただ、いつか痩せたいと主婦ならではの悩みを持つ♡趣味は、買い物と料理...♡これは、面白いわね♡」
殺戮ちゃん(こういうタイプはこのデスゲームにおいて料理とか作ってくれそう♡まさに、みんなのお母さん♡よ、お母さん♡」
はい次ー!
殺戮ちゃん「山村彩里...あー、あのドラマ女ね♡ちょっと厨二感あって少しうざかったわ〜♡どれどれ...七岡中学校卒業生♡アニメや小説に影響され、日常生活にまでドラマチックに言ってしまうなど支障が出ている♡花の相方でもある♡あー、やっぱうざいわ♡」
殺戮ちゃん(こういう自分が悲劇のヒロインぶってるのはないわ〜私みたいに堂々としてればいいのよ!)殺戮ちゃん「それに、趣味が陰キャ臭いのよね〜♡アニメと読書って陰キャのすることよ♡そんなんだから、こんな残念な性格になるのよ♡」
殺戮ちゃん(岩下ちゃんの相方ね〜。じゃあ次は、そいつね)
殺戮ちゃん「喉乾いてきた。コーラのーもお」
プシュッ
いい感じにコーラの蓋の開ける音が鳴った。
殺戮ちゃん「ゴクゴクゴクッ...あー、美味いっ♡仕事中に飲むコーラは最高ね♡さぁーてと、気を取り直して読みますかね♡」
岩下花のデータファイルを見ることにした。
殺戮ちゃん「岩下花...七岡中学校卒業生(?)の少女♡陽気な人柄だが肩書きは不明♡自己主張が激しく、人々が皆自分に虜だと勘違いしている♡「きゃはっ!」が口癖♡このぶりっ子、私とキャラ被ってるのよね〜♡ちなみに私は、ぶりっ子じゃなくてすだからね〜♡
殺戮ちゃん(こいつは演じてるからつまりぶりっ子♡そう、ぶりっ子♡よっ、ぶりっ子♡)
殺戮ちゃん「それにしても、肩書きが不明ってのは気になるわね♡まあ、知ってるんだけどね♡」
趣味は、アニメとBLね。よし!腐女子けってーい!
殺戮ちゃん(こいつもなかなか面白い役になりそうね。ぶりっ子ってのは気に入らないけど)
殺戮ちゃん「それにしても、この服装なんなの!♡?ちょっと引くわ〜♡」
次はっと...
殺戮ちゃん「って橋田!♡こいつもこいつでドクロの服のか今時流行らんもんきてんじゃねーよ!♡なに?これがカッコいいとかって思ってんの♡?だっさだっさー♡...」
殺戮ちゃん(はぁ、疲れた。さっきから大声で突っ込んでるからクラクラしてきた。こんなとこ"あいつら"には見せれないな)
殺戮ちゃん「まあ、説明読んでやるか♡ 橋田敬三♡芸能事務所を営業している社長で、協調生に欠けている部分もあり、周囲からも少し警戒されているっと、空手は黒帯の持ち主!♡え、こんなおっさんが!♡趣味や特技も空手だし!♡まぁ、若かりし頃の話だと思うけど!♡あ、そんな驚くことでもないか♡私だって魔法さえ使えば格闘術向上なんてお手の物だし♡」
殺戮ちゃん(って、こいつもゲームが趣味かよ。今時っ子かて!)
殺戮ちゃん「それにしても、見事な協調性のなさっぷりね♡やっぱ、こういうやつはデスゲームに1人はいないと!♡」
こいつは、こんなところかな。
殺戮ちゃん(協調性がないといったらもう1人いたような...)
ある人物のデータファイルに自然に目がいった。
殺戮ちゃん「脱獄女上村ちゃんね!♡この子は、集合場所に集まらなかったっていうどうしようもない反抗期ちゃんだったから覚えてるよー♡」
あれ?じゃあなんで、畑山ちゃんは覚えてなかったんだろう...?
殺戮ちゃん(まあ、あの畑山ちゃんだから仕方ないか!だって、畑山ちゃんだもんね!)
そんなことより、上村ちゃんのファイル見ないと。
殺戮ちゃん「上村絵里子っと♡小学校で教師をやっている女性♡自称エリート小学校教師だが本当かどうか不明♡口が悪く、協調生がない♡うんうん♡だが、旦那の前だと態度が一変する♡うわぁー、この手の女は旦那にあ・な・た♡とか、ね〜だ〜り〜ん♡とか言うタイプだー!♡てか、本当にいたんだねっ!♡きっも〜っ!♡」
殺戮ちゃん(でも、趣味が意外と言うかなんというか...趣味やら特技やらが家族旅行と育児って...ひょっとして、趣味に育児って書かれてるのってドローンのバグかな?いや、私に限ってそれはない。だとしたら、本当に...)
殺戮ちゃん「だってあの上村ちゃんだもんね♡あの協調性のない上村ちゃんだもんね♡うんうん♡」
よし、次次〜!
殺戮ちゃん「深沢海...七岡中学校卒業生♡無口なあまり何を考えてるか分からない♡うん、たしかに♡英語検定2級を持っている♡実は、ある隠れた趣味を持っている♡ふーん、英検2級ねー♡」
殺戮ちゃん(今回のデスゲームに集まってるやつらって、意外とすごいやつらばっかりなのかも...)
そして、趣味はアニメと推理ドラマね。おーっ!デス会の期待の星か!?
殺戮ちゃん「ふーん隠れた趣味ね〜♡私実は知ってるのよね〜♡まさかあんな趣味があるなんて〜♡ぷぷ〜♡まさかの・・・」
ブシャッ
殺戮ちゃん「あー、しまった!♡コーラ開けっ放で飲んでたから、テンション上がって手が当たってこぼしちゃった...♡」
殺戮ちゃん(あれ?パソコンが動かない...)
殺戮ちゃん「おーい?♡おーい?♡げろやばっ♡フリーズしたし♡」
殺戮ちゃん(でも私には、魔法があるんだから!)
私は呪文を唱えた。そしてみるみるうちに画面が軽くなった。
殺戮ちゃん「ふぅ〜♡危なかった〜♡あれ?♡なんの話ししてたんだっけ?♡まあいいや、次いくぞ〜♡」
殺戮ちゃん「大黒明宏...ですね〜、とか言ってる中年オヤジね♡七岡中学校の国語教師♡マイペースな性格だが、進路指導主事を任せられるなど頼られている一面がある♡生徒の中では熟女好きといわれていが...うっわ、熟女好きとかまじかよ♡年相応の恋がしたいってか?♡」
殺戮ちゃん(進路指導主事ね〜。ふーん)
趣味は、ゲームと車鑑賞と。
殺戮ちゃん「まあ、こいつぶっちゃけ、ですね〜、と熟女好き以外あんま印象ないしこれくらいでいいか♡」
あと3人か...
殺戮ちゃん「ど・れ・に・し・よ・う・か・な♡・さ・つ・り・く・か・い・で・い・ち・ば・ん・う・つ・く・し・い・さ・つ・り・く・ちゃ・ん・の・い・う・と・お・り♡川山ちゃんね♡」
殺戮ちゃん(よーし、気合いを入れて読むぞー!)
殺戮ちゃん「川山桜ー♡七岡中学校の英語教師♡英語教師ではあるものの、5教科全て教えることができる♡わあおっ♡一見、男に見えるがれっきとした女性♡5教科とはやるなぁ〜♡」
趣味が買い物と酒。
殺戮ちゃん(ん?お酒?意外というかなんというか...)
殺戮ちゃん「でも、セリフが死亡フラグ立ちすぎなのよね〜♡これだけは、言わせてもらうわ♡あんたにこのデスゲームを終わらせるのは無理!♡そして、七岡中の卒業生も守れず、1人は絶対に死ぬことにはなるから!♡」
殺戮ちゃん(決まったぜっ!)
ラスト2枚ー!適当に1枚を選んだ。
殺戮ちゃん「元山ちゃんかー!♡元山由紀久♡システムエンジニアの男性♡月収1000万で、過去には一流の通う有名大学を卒業している♡ほほーう♡かつてはプログラマーとして働いていたこともある♡了解でーす♡」
殺戮ちゃん(まあまあすごいから、どこから突っ込んでいいのかわかんないや♡だって、趣味や特技もゲームとプログラミングだもーん♡)
殺戮ちゃん「リーダーね♡殺人は止めることはできないけど、さっきのやつよりかは面白くなりそうじゃない♡」
さあ、ラストを飾るのはー...
殺戮ちゃん「山本結衣ちゃんですっ!♡実を言うと、この11人の中で一番のお気に入りなんだー!♡」
ふふっ。気合いを入れてくれるじゃない。何が書いてあるかなー。
殺戮ちゃん「断片的に記憶がない少女♡勉強や運動もできスタイルも良く、周りからも好かれる性格♡ゲームが好きという隠れた趣味を持っている♡...私の方がスタイルいいわよ!♡ってのは冗談で、スタイルのいい人同士仲良くやっていきましょ♡」
実は、スタイルの良さに少し嫉妬してるけど、それは乙女の秘密ってやつで!
殺戮ちゃん「趣味や特技は、ゲームと演劇ね」
そういえばこの子、地味に芸能事務所入ってるんだっけ?
殺戮ちゃん「それにしても、断片的に記憶がないってのがこのデスゲームの鍵になりそうね♡」
殺戮ちゃん(まあ、私は知ってるんだけどね)
殺戮ちゃん「彼女は、このデスゲームの"目玉"となる子でもあるからね♡ふふっ♡楽しみね♡」
ゴクゴクッ
殺戮ちゃん「あ〜♡美味しい♡コーラも飲み終わったところだし、このくらいで終わりにしときましょうかね♡」
まあ、半分以上こぼしたんだけどね。
殺戮ちゃん(このデスゲーム、誰が殺し誰が殺され、そして、誰がデス会で活躍しその後誰が殺戮されるのかとっても楽しみで仕方がないわ!早く、"あいつら"起きないかなー!!)
よし、パソコンを閉じ...
殺戮ちゃん「ん?♡これは、私のデータファイル?間違えて作られたのかな?...」
0.5章 〜データファイル〜 ー完ー
〜キャラクターデータファイル〜
山本 結衣
岩下 花
大黒 明宏
上村 絵里子
川山 桜
橋田 敬三
畑山 義昭
深沢 海
ミソナ・エレガント
元山 由紀久
山村 彩里
殺戮ちゃん
どうも、イレデスの作者ゆいたんです!
「次回、第1章公開!」とか、言っちゃってたくせに0.5章とかいう「急に刻み始めたな!」とか思う人多いのではないんでしょうか?一言言わせてもらいましょう。「たしかに!」...実は、もう一言言わせてもらいますと、「この章のタイトルはいずれ伏線になるのです!」まあ、とは言っても、内容自体は殺戮ちゃんがキャラクターたちに突っ込みまくるっていう外伝編みたいな感じですからね。でも、内容自体にも伏線はそこそこ入れたので、みてくれた方々、ありがとうございます!!これからも、イレデスの方をよろしくお願いします!
次回、今度こそ、第1章公開!