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祝福の儀

 今日は待ちに待った祝福の儀が行われる日だ。食事の時からそわそわしていたら周りから生暖かい目で見られてしまった。


 食事が終わるといつもより上等な服を出してもらい着替えて屋敷の門の所で友達を待っているとようやくそれらしき人が見えてきた。


「ユリスごめん待った?」


「いや僕も今来たとこだよ」


 今目の前にいるこの金髪イケメンボーイが小さい頃からの友達のエルだ。 エルの両親は商人でうちの親が冒険者の時によく指名依頼をだしてくれていて、 父親が叙爵されると父親の頼みにすぐに応じて、家族でガリウス男爵領に移り住んでくれた人だ。それ以来家族ぐるみで仲良くしている


 僕らは教会に向かって歩き出しながらどんなスキルがほしいか話あった。


「僕はなんていっても商人スキルだね」


  エルらしい回答に少し笑ってしまった。


「あ、ユリス笑ったな。もう。そんなユリスはどんなスキルがほしいの?」


「うーん僕は領地経営に役立つスキルならなんでもいいや」


 エルにはユリスらしい回答だねと笑われてしまった。もっともな指摘だったためにエルに反論できなかった。 


不貞腐れているとエルが謝ってくれた。


「次期領主が領地経営に関心を持ってくれてるのは僕達領民からすれば嬉しいけどね」


「ありがとう。期待に応えられるようにまずはいいスキルもらわなきゃだな」


「だね」


  そんな話をしていると教会についたので他の子ども達と一緒に精霊神の間に行き待つことになった。


  時間になると普通体型のおじいさん司祭が入ってきて皆に静かにするように促していた。


[皆さん目を閉じてくださいでは今から祝福の儀を始めます。偉大なる精霊神よこの子らにスキルを与えたまえ]


「ユリス」


ん? 誰だ僕を呼ぶのは? 僕は儀式中のはずそう思いながら目を開けると、目の前には白い空間が広がり、その空間には銀髪で背中には羽が生えた精霊神様がいた。突然のことで驚いたがまずはもっともな質問を投げかけてみた。


「精霊神様どうして僕はこの空間にいるのですか?」    


「私が伝えたいことがあり呼び寄せました。あ、向こうの時間は止まった状態なので安心してください


 精霊神様がこう言ってくれるなら大丈夫だな


「お久しぶりです精霊神様、先ほどは挨拶もせず質問をしてしまい申し訳ありませんでした」


 僕が申し訳なさそうに謝罪すると精霊神様は笑顔で首を横に振った


「きにする必要はありません。いきなり別空間に連れてこられたのです、現状を確かめようとするのは当然のことです」


  前世でお会いした時のように優しいままで安心した。


 「それで御用と言うのは?」




  質問すると精霊神様は複雑そうな表情で話し出した




「用件を伝える前に謝らせてちょうだい。前世ではあなた達には、ずいぶんと助けてもらったけど、私の力が及ばなかったばかりにあんな結果になってしまいごめんなさい。そんな私が言うのもなんなんだけど、また私に力を貸してもらえないかしら?」




精霊神様は気にされてるようだけど、あの結果は誰のせいでもないから断るなんてありえない




「喜んでお力になります」




「ありがとう。ユリス。断られたらどうしようかと思ったわ」




精霊神様は安堵の表情を浮かべていた。




「断るなんてありえませんよ」




「ありがとう。ユリス、では用件を伝えます。時空魔がまたこの星を狙っていることが、判明しました。なのでユリス貴方には王国を復興させてもらいたいの。もちろん必要な能力は渡します」




うーん気になることが二つあるんだよな。よし聞いてみよ。




「受ける前にニつほど質問してもよろしいですか?」




「もちろんいいわよ」




「なぜ時空魔が来るとわかったのですか? 前回はわからず奇襲を喰らったはずですけど?」




「確かに前回はそうね。でも前回から学ばないほど私は馬鹿ではないわ。後始末が済んでからいろんな世界の神に呼びかけて時空魔の監視体制を作ったの。それで今日その監視網に反応があったの。それで宇宙座標を計算してみたら私の担当する世界だったわけ」




「なるほど。ニつ目の質問です。時空魔の件と王国復興は何か関係があるのですか?」




「大有りよ。聞かされてないかもしれないけど、時空魔を倒すには星の力を高めることが有効だわ。だから前回は苦肉の策として、貴方の父親の命を代償に当時この星最強の文明力を誇った、エスペニア文明を封印してエネルギーを強制的に星の力に変換してやつらを追い払ったのよ。星の力とは文明力。今の文明力では負けは確実よ。だから王国を復興させて文明力を高めて星の力を高めて欲しいのよ」




なるほど。やつらに負けるのは絶対に嫌だから早急に復興作業に入ろう。




「わかりました」




  そういえばやつらの目的は何なんだろう? 気になり聞くことにした




「そういえばやつらの狙いはなんなんですか?」




「残念ながら不明よ」




精霊神様は悔しそう口調で言った




「わかりました。とにかく全力を尽くします」




「ありがとう。次にスキルを渡すはね。一つ目 神の眼 ニつ目 全属性魔法 三つ目 アイテムボックス 四つ目 精霊剣術 五 つ目 魔法耐性 六つ目 物理耐性 七つ目魔眼 八エクセア、九料理、十体術、 エクセア以外レベルマックスで付与しておいたわ。エクセアの理由は鑑定して自分で調べて頂戴」




「わかりました。それよりこんなによろしいのですか?」




「ええ。貴方が苦労しないように成功報酬の分も先渡ししたから頑張ってね」




「はい。ご期待に沿えるように頑張ります」




「精霊剣術だけど、星の力を使えるただ一つの手段だから鍛錬を怠らないようにね。後都市の封印の解き方は封印の場所に行けば大丈夫よ」




「わかりました」




「スキルは神の眼でいろいろ鑑定できるから。後で確認して頂戴」




「わかりました」




「それじゃあまた会いましょう。さようならユリス」




 精霊神様がそう言うと目の前が白く光りだした。


 

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