内政の下準備2
次の日の朝
僕は起きると朝食前に村長の家に向かい村長の家に着くとドアをノックする。すると中から村長が出てきた。
「ユリス様いかがなさいましたか?」
「村長申し訳ないんだけど、村人を集めてくれないか? 仕事の説明をしたいんだ」
「わかりました。少し御時間頂きますがよろしいですか?」
「うん。構わないよ。僕も朝食がまだだし」
村長宅を後にすると家に帰り母上が作ってくれた、朝食を口にした。
「ユリス貴方朝食前にどこに言ってたの?」
「仕事の説明をしたいから村長に村人を集めるよう頼んできました」
「そう。あまり無理しないようにね」
母上は僕のほっぺにキスをすると調理場の方へ歩いていく。いきなりのキスに驚いた僕はしばらく呆然としていて、おちびちゃんずの僕を呼ぶ声で正気を取り戻した。僕はおちびちゃんずの相手を適当にして、その場を抜け出すと城正面の出入り口から外に出た。
外は熱く正午近くになると外に出たくなくなる程に熱くなるが、まだ日が登りきってはいないのでまだましな暑さだ。そんな中僕は人通りのない道を歩き村長の家を目指した。村長の家に着くともう村人は集まっていた。
「すいません。村長。遅くなりました」
「いえ、皆集まったばっかですから」
村長は笑顔で出迎えてくれた。僕は村長が用意してくれた台に登ると説明を始めた。
「え〜今から仕事の説明を始めます。ますば今までも行っていた、畑仕事です。こちらは所長の下について行ってもらいます。次は牛や豚、馬、ペガサス、地竜、グリヒィンなどを育ててもらう仕事です。」
僕がペガサスや地竜と言うと村人から不安の声が上がった。
「大丈夫です。皆人を襲うことはありません。賢いですから」
まだ不安そうにしてたが、これは実際にやって時間をかけなければ、解決しなさそうなので次の説明に移った。
「最後はカイコのお世話です。この虫モンスターの糸は服などの生地になります。モンスターですが子ども達が実際にお世話してるので、問題ありません」
それを聞くと村人は安心していた。
「それではカイコ組みは学校の入り口に向かって下さい。生産科の生徒が待ってますので」
カイコ養成を希望する村人は、校舎の方へ向かっていったがやはり女性が多かった。
「次は畑仕事です。僕が案内するので付いてきて下さい。育成希望の人はここで少し待っていてくだい」
僕は畑仕事希望の人たちを連れて畑へ向かい丁度畑仕事をしていた所長に話しかけた。
「所長おはよございます」
「ユリス様おはよございます。何か御用ですかな?」
「はい。この人たちに畑仕事をさせたいのです」
「なるほど。わかりました。なら後は私にお任せ下さい」
「はい。お願いします。後畑の拡張もお願いできますか?」
「わかりました。行っておきます」
所長に後のことを任せると僕は村長の家の前まで戻ってきた。
「皆さん、お待たせしました」
残ったのは男達ばかりだ。まぁこんな仕事に女の人が希望するわけないよな。残った理由を聞いてみたら怖いが面白そうだからとのことだった。
まだ街は拡張中で土地は余裕である。最終的には九万人の人を収容できるようにする予定だ。そんな中僕が選んだのは神殿を建てた近くだ。そこが今のところ住宅地から一番遠いからな。
男たちを率いて予定地まで行くと僕は英霊召喚で飼育担当の英霊を呼び出した。
「貴方が僕を呼び出したのですか?」
「うん。そうだよ。地竜やグリヒィンを飼育したいから手伝ってくれないかな?」
「うん。喜んで手伝うよ!!」
「そういえば君の名前は?」
「僕の名前はリックだよ。よろしくね」
「うん。よろしくね。僕の名前はユリスだよ」
一通り自己紹介も終わったので後ろにいる、村人達の方を見ると驚き固まっていた。正気に戻るまで放置することにした僕は、エクセアを起動して柵と飼育する生物をを買っていった。次々に光が発生し購入した生物が姿を現した。グリヒィンの赤ちゃんがなついて来たので相手をして遊んでいると村人達も正気に戻り始めたので、後の指導はリックに任せて、ラック達の準備状況を見るためアストリアの裏道に転移した。
いつ来てもここは賑やかだな。一通りが多くて笑顔で溢れている。そんな感想を抱きながら歩きラック達が住む家を目指した。
ラック達が住む家に着くと扉をノックした。すると中からラックが出てきた。
「お、ユリスじゃないか? どうしたんだ?」
「引っ越しに当たって問題が起きてないか見に来たんだ」
「そうゆうことか! なら今の所大丈夫だぜ。公爵様の許可も降りてるしな」
おじさんとの交渉にこれから行こうと思ったんだけど無駄足になったな。ハァ〜
「どうしたんだ?」
「今からおじさんのとこに許可を貰いに行こうとしてたんだ」
「そうなんだ。わりぃ。ユリスのことを確認しに行った時に話ちゃったんだ」
まぁ、終わったことは仕方がないか。そうだ、引っ越し前にラックにうちの領を視察してもらおう
「ね? ラック、うちの領を視察に来ない?」
「はぁ? 今からか?」
「うん。無理かな?」
「いいぞ。面白そうだしな」
そういうとラックはドアを開けてライラにでてくることを伝えている。
「じゃあ行くか。ユリス」
「うん。」
先来た道を戻り裏道に着いた
「こんなとこに来てどうしたんだ?」
「それはこれからのお楽しみさ」
僕は転移魔法を発動させて自領の人気のない所に転移した。
「ここは?! ユリスいったい何をしたんだ???」
「魔法で転移しただけさ」
それを聞いたラックは目を大きく開けて信じられないといった表情をしていた。
「ラックとりあえず、住む家を見に行かないか?」
「お、おぅ」
ラックは、まだ驚いていたが僕の言葉になんとか反応して後をついてきた。
「ここが住む家だよ」
「え? 今よりかなりでかいけどいいのか?」
「いいよ。だってあのサイズじゃあ手狭でしょう?」
「まぁな」
「よし中に入ってみるか。ラック」
「おぅ」
ラックはわくわくした様子で、僕の後をついてきた。まずは各部屋を周り次は調理場に案内し各道具の説明をした。
「ユリス、これ凄いな!! 本当に水とお湯が自動で出るじゃないか!!」
ラックは玩具を与えられた子どもみたいに、はしゃぎながらいろいろといじくっていた。その後はトイレの説明をして公衆浴場に案内した。ラックは子どものようにはしゃいでいた。
「すげえよ!! ユリス。こんな所に住めるなんて夢のようだ!! なぁユリス、ここにはギルドはあるのか?」
「今現在はないね」
「だよな。そうなると、俺はあと少しでここを出てかなきゃいけないわけだ」
ラックは残念そうな表情を浮かべながら言ってきた。
「いや、ギルドはできるから、気にしなくていいよ」
「なぁ!? 本当か?!!」
「うん。本当だよ」
そう答えるとラックはとても喜んでいた。その後はラックをアストリアまで送っていき僕は帰ってくると学校の訓練場に向かい、訓練中のレイア姉さんを呼び出した。
「どうしたの? ユリス君」
「レイア姉さん、悪いんだけどシーフの人と回復魔法使える人を用意してくれないかな?」
「それはできるけど、どうして?」
「明日アリシア姉さんにダンジョンのことを話すから、そしたら姉さんのことだから、潜りたいて言いだすだろうから万全の体制で望ませようと思ってね」
「わかったわ。でもお姉さんが羨ましいわ。私がダンジョン行った時なんて心配してくれなかったじゃない? お姉さん悲しいわ」
と言うと後ろを向き泣き出してしまった。あ、やばい やばい どうしたらいいんだ? 僕があたふたしてるとレイア姉さんが要望を出してきた。
「お姉さんのお願い聞いてくれる?」
「うん。なんでも聞くよ」
僕はこの後のことも知らずになんでもすると答えてしまった
「聞いたよ。ユリス君」
レイア姉さんが再び僕のほうを向き僕がレイア姉さんの顔を見るとそこには笑顔のレイア姉さんがいた。だまされた!!
「ユリス君は相変わらず扱いやすいわね」
ハァ〜やられた。
「さてなんでもすると言ってくれたことだし、まずは訓練からやりましょうね」
と言うとこんなの横暴だと暴れる僕を抱っこして訓練の的がある所まで連れて行ってしまった。




