ユリス騎士団盗賊と戦う
次の日の朝
朝食を食べ終えると、レイア姉さんがおちびちゃんずを迎えにきたので僕も一緒に行くことにした。外にでるとエルがいた。
「エルおはよ」
「ユリスおはよ」
「エルも学校に行くの?」
「うん。商業科の授業と戦闘訓練を受けに行くよ」
エルは店の手伝いがない限り商業科の授業と戦闘訓練に参加している。
「あれ? アックさんは? 昨日の様子ならくると思ったんだけど?」
「あ〜あ父さんか。父さんならユリスの想像どうりついてこようとしたけど、母さんに止められて泣く泣く家に残ったよ」
ここもどうやら母親のほうが強いらしい。
「さぁ皆揃ったしそろそろ行くわよ」
僕達はレイア姉さんの号令で学校に向かって出発した。学校につくとおちびちゃんずはレイラさんへエルは商業科に向かい僕だけ取り残されてしまった。う〜ん、暇だし親方達の所に顔だすかな、と思い向かおうとしたら後ろからレイア姉さんに抱き上げられた。
「どこに行こうとしてるのかしら? ユリス君。貴方はお姉ちゃんと魔法の特訓ですよ」
と言い僕を訓練場まで連れられて行ってしまった。
フゥ疲れた。レイア姉さん普段は優しいけど訓練の時は本当厳しいんだよな。街の進捗具合が気になり、親方達の所にいったらなんとほとんど出来上がっていたのだ!! どうやら生徒が帰った後も、ロボットと自分達で作業していたらしい。
さて疲れたし帰って家でのんびりするかな。と思い校舎からでて歩きだすと村の方から村人が物凄い形相で走ってきた。
「若様〜若様、大変です!!一大事です!!!」
「何があったんだ!!」
ここまで一生懸命走ってきたのだろう男の息はあがっていた。
「村が、村が、盗賊に襲われました」
「何!!! それで状況は」
「はい、今は男たち総出で抗戦してますが、やられるのも時間の問題かと。女はなんとか領主館に避難しております」
「わかった。すぐに討伐に向かう」
そう言うとパリスがいるであろう訓練場まで急いだ。訓練場につくとすぐパリスを見つけることができた。
「パリス」
「どうかされましたか? ユリス様」
「パリス大変なんだ。村が盗賊に襲われてるんだ」
「なんですど!!! わかりました。すぐに討伐に向かいましょう」
訓練生達も慌てふためき急いで準備しだした。僕はレイラ姉さんの所に行って、盗賊のことを知らせ回復魔法を使える人を準備して貰った
「よし、行くぞ」
「おぅ(はい)」
パリスの号令で訓練場をでて急いで村まで向かった。村が見えてくると戦闘音が聞こえてきた。よかった間に合ったようだ。
「パリス盗賊を頼む。尋問のため一人くらいは生かして捕らえてくれ」
「はい。お任せ下さい。お前たちこれが初戦だが大事な故郷を守るための戦いである。心してかかれ」
「おぅ!!」
「レイア姉さんは回復魔法が使える人達と怪我人の手当に向かって下さい」
「わかったわ。いくわよ貴方達」
「「「はい」」」
さてこれで指示は大丈夫かな。僕は盗賊を倒しながら日がついた家の火消しに回っていたら、パリスがこちらに歩いてきた。
「ユリス様、捕らえた賊の証言によりアジトが判明しました。これからアジトを潰してこようかと思うのですがよろしいでしょうか?」
「うん。頼むよ。パリス。でも死人がでないよう万全の注意を払って行動してね」
「心得ております」
「うん。じゃあ頼むよ」
「は」
そう言うとパリスは準備に向かった。僕は母上が心配になり家に向かった。他のメンバーは運のいいことに学校だ。母上は書類仕事があって行けなかったのだ。玄関から入り食堂に向かうとそこには怯えた女性達がいたが母上は魔法を発動させれる状態で待機していた。
「フゥ、ユリス、外の状況は?」
「盗賊は制圧しました」
その報告を聞くと皆喜んでいた。
「そう、よかったわ!!」
僕は母上の安否を確認するとさらなる状況把握のため外にでて、レイア姉さんを探した。レイア姉さんは治療中だった。治療が終わるのを待って声をかけた。
「レイア姉さん。状況は?」
「治療はこの人で最後よ。危ない人もいたけど死傷者はなしよ」
お、それは朗報だ。
その頃になると領主館にいた人達や母上も外に出てきた。母上が僕を見つけてこちらに歩いてきた。
「ユリス、怪我人の状況は?」
「はい、死傷者なしです」
「そう。よかったわ!!」
それから母上と二人で、村の被害状況の確認をしに回った。村人の中には家を壊され途方に暮れている者もいた。
「これからの復旧が大変ね。お金どうしようかしら?頭が痛いわ」
母上は頭を抱えていた。うーんこの被害状況なら移住したほうが早いか。
「母上僕達が作った街に移住しませんか?」
「移住てどこに?」
「この前見学した学校奥に街を建設してるんです」
「なんですで!!!」
母上絶句していた。
「ハァ、貴方は本当に規格外ね。わかったわ村人を集めて説明しましょう」
そう言うと母上は人を村の中央に集め始めた。皆が集まると説明を始め、街のくだりでは皆驚いていた。移住に関してはやはり反対意見も出て、街での新しい生活に馴染めるかわからないないことから、一時的な移住で落ち着き、移住は明日まとめてやることになった。村は村人が直すそうだ。貧乏男爵家ですいません。話し合いが終わるとパリスが戻ってきた。
「ユリス様ただいま帰還いたしました」
「うん。お疲れ様。それでどうだった?」
「はい。アジトに残っていた敵は全て潰しお宝があったので持ち帰りました。死傷者ですがなしです報告は以上です。」
お宝!!! いったいなんだろう?
「わかった。お疲れ様。宝は皆でちゃんと分配してね」
「はい。私の分はいらないのでユリス様に差し上げます」
「なんで?」
「ここにいる限りお金は必要ないので。それにいざ必要となれば魔物でも狩れば十分でしょうし」
確かにパリスの言うとおりだ。パリスならどんな魔物でも余裕だろう。
「わかった。有り難く頂くよ」
「はい」
そう言うとパリスは下がっていった。




