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魔物で始まる異世界ライフ  作者: 鳥野 肉巻
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帰還




 そういえば、私はどれくらいの間ここにいたんだろうか。


 とにかく今は帰らねば。 もし、結構時間が経っているとしたら、他方に迷惑をかけている可能性もある。



 立ち上がって歩き始めると、体中に違和感を覚え、私はその場に座り込んでしまった。


 まるで体中のバランスの取り方を忘れてしまったようだ。何故だろう。絶対アイリスのせいな気がする。 理由は分からないが多分そうだ。


 とりあえず壁に手をつきながら進むとするか…。


 なんだか獣を初体験したときのようで少し楽しいな。



 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 



 快適な空の旅だ。


 祠を出る頃には大方バランスを取り戻しており、壁の補助無しでも歩けるようになっていたが、今はマンティコアでフライト中だ。


 流石に歩いて戻るのは時間がかかりそうである。



 って言うかこれ、私著しく弱体化してるぞ。ええ。確実に。


 スキルこそ大半は残っているが、ステータスがほとんど消し飛んでいる気配がする。 ちょっと怖くて見られないな。


 体感的にはアイリスから力を貰う前よりは確実に弱い。ツバキと初めて出会った時くらいだろうか。



 しかし、空の旅においてもケイオスアクセルは便利極まりない物だ。加速度の操作というのは物理法則をぶっちぎっているのもそうだが、実質的にヤバい気がする。


 帰ったらスキルの調整でもするか。これ以上ステータスを増強するのは現実的ではないだろう。


 今まで使わずに腐ってしまっていたスキルを使うときが来たのかも知れないな。




 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 




「……ただいま戻りましたーっと…」


「おや、ツボミ。朝帰りとは感心しないねぇ。何処で遊んでたんだい?」


 おい。語弊があるぞ。 確かに朝に帰って来てるけどね。


「私ってどのくらい外出してた?」


「は?何言ってるんだい?昨日皇帝とどこかに行って今帰って来たんだろう?」


 お?全然経って無いみたいだな。記憶の閲覧をしていたときは時間が進まなかったのか? いや、一瞬で思い出したと言うべきか。


 それならばまだまだ、やりたいことをやる時間がありそうだ。


 本腰入れて特訓しよう。これじゃあいざという時に足手まといだ。




そろそろ改稿作業も再開しないとですね。

そういえば今年はまだおしるこを食べていないな。

私はお正月と行ったらお雑煮とおしるこ両方食べないと気が済みません。


次回更新は1月13日(土)の20:00予定です。

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