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主人公が仕事しない。

作者: さやか

おもいつきで10分で作成。

ここは乙女ゲームの世界だ。

私はサポートキャラクターとして生まれた。

私はこれから彼女に素敵男子達と出会わせ、彼らの抱えるコンプレックスを払ってもらい、最終的には誰か一人と真実の愛を結ばせる手伝いをしなくてはならない。


な、の、に!!!


「恋愛?面倒!」

「お願いだから仕事してよ!」

私は主人公の自宅で泣き落としをかましていた。

なんでも彼女、前世の記憶なるものがあるらしい。

前世でこのゲームを完全攻略したと言っていた。

なら、私の仕事は殆どないね!

と、思っていたのに…

「なんで、内容知ってるゲームをリアルでこなさなくちゃいけないの?

それに、イケメンは2次元にかぎる!

私はこっちの世界でもオタ道を進むのよ!」

「なんで、乙女ゲームの世界で乙女ゲームやってるのよ!てか、学校行け!」

この主人公そもそも学校に行きやしない!

「私はリアルラブなんて求めてないのよ!」

「とにかく学校に行こう?

そしてとりあえず攻略対象達を救ってあげて!

その後はノーマルエンドでいいからさ!」

「は?タダで?いやだよ。」

「私結構譲歩したよね!?

このままじゃゲームが進まないよ!

バッドエンドでいいの!?」

「別によくね?」

「主人公に破滅エンドがないのが憎い!」

「ねえ、私に主人公やらせるより悪役令嬢に主人公やらせた方がいいんじゃない?」

「あっちは婚約者にあたる攻略対象にしか興味がないから全員のコンプレックスを払うなんてやってくれないもん!」

しかも、主人公が登校しないものだから、この世の春を謳歌中。

婚約者である攻略対象さんは死相すら見える。

ヤバい!攻略対象には死亡フラグなんてないけどこのままじゃ死んじゃう!!

「じゃあ、あんたが主人公やったら?」

すごいあっさりいうけどね。

私はつぶらな瞳で主人公を睨む。

「私はクマのぬいぐるみなんだよ!

誰が好き好んでクマのぬいぐるみに愛を囁くってんだ!」


色々詰んでるかの乙女ゲームに明日はあるのだろうか?

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