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異世界にいっても幼馴染がいる。  作者: リーシュ・イナンナ
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玲奈編 2

玲奈さんがいい感じにしあがりました

 私は今レイと一緒に走っている、レイを待っていたら入学式に遅れそうになる時間にまでなっていた、私は練習の後ご飯をしっかり食べたからいいけどレイはパンを咥えながら走っている。正直に言って行儀悪い、朝道場にいなかった時点で起こしに行けばよかったなって思ってる、視線を感じて横を見たらレイが邪な目で私を見ていた


「レイ、今失礼なこと考えたでしょ?」


てレイに聞いたら


「いっさいそんなことは考えてないから安心しろ玲奈」


と言われた、これにはちょっとショック、私ってやっぱり魅力ないのかなぁ・・・


「それはそれで少し悲しいかも・・・」


「ん?なんか言ったか?」


少し聞き取れたみたいで聞いてきたけど


「なんでもない!」


思わず怒鳴ってしまった、はぁ・・・私いつになったら素直になれるんだろ

そんなことを考えて前を見たらトラックが目の前にいた


「って!レ、レイ前見て!」


間に合わない!そう思ってしまった。次の瞬間私は死んでるだろうと思ってギュッと目を閉じた・・・


いつになっても痛みは来なかった


「あれ・・・・?」


目をあけると血だらけのレイが目に入った


「ッ・・・・・・・・!!!!!!」


わたしはすぐレイに駆け寄った


「レイ!レイ!ねぇレイってば!!」


声がと届いたのだろうかレイが眠そうに眼を開けた。私はその瞬間思ってることを口に出した 


「レイしんじゃやだよ!これから高校生活が始まるのに!もっともっとレイと思いで作るって約束したのに!」


そしたらレイはか細い声で


「玲奈・・・泣くな・・・かわいい顔が台無しだぞ・・・」


こんな時にそんなこと言ってちょっとは自分のことを心配してよ!って言いたくなったけどすぐに冷静になれた


「!・・・レイ!待ってて今救急車呼ぶから!」


私は急いでスマホを取り出して救急車を呼んだ、その時レイは


「玲奈・・・後で少ししたら・・起こしてく・・れ・・・ょ・・・・」


 そう言ってレイは目を閉じた。それから後のことはあまり覚えていない、私がうっすらと覚えているのはレイと一緒に救急車に乗って、それからレイのお父さんお母さんに会っていろいろあって、はっきりしてきたのは私が白い天井を見た時だった。


「・・・・ここは・・・?」


つぶやいただけだっけど、お母さんがいて教えてくれた


「病院よ、玲奈あの日のこと覚えてる?」


 お母さんがそう言った時私は泣き崩れていた。


 思い出したくない、思い出しただけで自殺したくなる。


 くやしい!


 くやしい!!あの時の私が憎い!!!


 後悔してもしきれないぐらいに!!!!


 大好きな人を助けられなかったことが!!!!!


 レイが死んで私だけが生き残ってることが!!!!!!


 その時私は気がついた、だったらいっそレイと同じ場所に行けばいいんじゃないかって。

 1週間後、私 西柚さいゆう 玲奈れいなはこの世を去った。

玲奈さんがとうとう病みました・・・


次も玲奈編です

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