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異世界にいっても幼馴染がいる。  作者: リーシュ・イナンナ
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プロローグ

プロローグ


 20××年、四月一日、春。


 オレ、霞野かすみの れいは今年で高校一年生になる。親は海外長期旅行で一人暮らし、晩飯や朝飯は隣の家の幼馴染の家に厄介になっている。特技は小さいころ玲奈のじいさんに教えてもらった魔法?ぽい力?といっても体に気(ゲームやラノベでは魔力っていうやつ)をまとって体を強化できるだけだ。後はそれで部活の助っ人をするぐらい。趣味はゲーム、今とくにはまっているのは去年発売されたVRMMO、ANOアリス・ノヴァ・オンラインだ。体的な特徴はこれと言ってはないはずだが、悪友二人に言わせると・・俺は全体的に少女っぽいらしい。


そして今日は高校の入学式だ。


 ピピピッ!ピピピッ!ピピピッ!ガシャン!・・・・・


「・・・・ふわあぁぁぁぁぁ・・・・まだ寝みぃ・・・。」


目覚まし時計はまだ六時を指していた。皆さんおはようございます、そしてお休みなさい。と心で思いつつオレは二度寝を決行しようとしたその時耳元で誰かに囁かれた。


「レイ~?起きてる~~?早く起きないとお母さんが朝ご飯抜きって言ってるよ~?」


なぜこのタイミングとこの時間帯で奴が部屋に入っているんだ・・・


耳元の声の正体は幼馴染の玲奈だった


「・・・起きてるよ、起きてるから耳元でささやくのをやめてはいただけませんかねぇ玲奈さん・・」


実は起きようとはしてません、二度寝しようとしてました。


「やっぱり二度寝しようとしてたんだ」


・・・え?声に出てたっけ?


「ううん、声には出てないよ?」


もしかして心を読まれている?ためしに俺のお気に入りの一つを・・・


「大丈夫、誰もベットの下にえっちな本隠してるなんて知らないから」


思いっきり心よまれてたあぁぁぁぁぁぁ!!!


「だってすぐ顔に出るんだもん、レイって」


顔に出てましたか・・以後反省・・・ってそんなことよりっ、顔の変化だけでわかる玲奈さんのほうがすごいと思うよ!


「なんでお前こんなに早くから部屋にいんだよ?」


というオレの純粋な質問に玲奈は、


「?何言ってるの?今七時半だよ?」


・・・・・えっ?


だって目覚ましは六時になってるし、まだ寝れるじゃん・・・だがそんな俺の望みはあっけなく砕け散った。スマホの時計は7:30を示していた。


「・・・・・はあぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」


オレはこの時、そうとう素っ頓狂な声を出したらしく後でおばさんに心配された。


「そんなことよりも早く着替えて朝ご飯食べないと入学初日から遅刻になるよ?」


そんなことを笑顔で言われ血相を変えて着替え始める俺だった。


だがそんな希望に満ちた生活が一瞬の出来事でなくなってしまうとは知らない俺だった


それにしても玲奈の奴、制服似合ってたな・・・





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