なんか縁があってだいぶヤダ…
ボチボチ閲覧注意案件です…
……私には、縁深いものがある。
やけに目に入るというか。
やけに見つけてしまうというか。
やけに遭遇するというか。
やけに襲われるというか。
決して追い求めているわけではないのに、なぜか邂逅してしまう、不可思議。
決して願っているわけではないのに、なぜか近寄ってくる、摩訶不思議。
生きとし生けるものが、生命を維持し続けるために生成し続ける…物質。
忌み嫌われがちではあるが、必要不可欠なもの。
ずばり、うんこである。
なぜだかよくわからないけれど、私はうんこに付きまとわれている。
散歩に行けば犬のうんこを踏み。
花壇の土を耕せば猫のうんこを発掘し。
自転車に乗って出かければハトのフンが落ちてきて。
スーパーのトイレに入れば他人の残したものを流す羽目になる。
加齢に伴い注意力が散漫になっていることは否めない。
なにか考え事をしてしまえば、途端に足元や手元への気配りを忘れてしまうのだ。
加齢に伴い動きが鈍くなっていることは否めない。
怪しい雰囲気を頭上に感じても、素早く避けることが難しくなっているのだ。
加齢に伴い近くなったトイレ事情が影響していることは否めない。
トイレに行く回数が増えれば、流されそこなったブツに相対する機会も増えるのだ。
……ああ、なんという、悲劇。
きっと、前世は肥が足りずに畑の作物を枯らして…うんこが欲しい、欲しくてたまらないと涙を流して貧弱な土を耕し、ろくすっぽ食べることもできずに、飢えて息絶えて、朽ちていったに違いあるまい……。
そんな事を考えながらですね。
朝晩二回、7匹分の猫のうんこを回収する私がいるというお話……。