表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

エッセイ

なんか縁があってだいぶヤダ…

作者: たかさば

ボチボチ閲覧注意案件です…

 ……私には、縁深いものがある。


 やけに目に入るというか。

 やけに見つけてしまうというか。

 やけに遭遇するというか。

 やけに襲われるというか。


 決して追い求めているわけではないのに、なぜか邂逅してしまう、不可思議。

 決して願っているわけではないのに、なぜか近寄ってくる、摩訶不思議。


 生きとし生けるものが、生命を維持し続けるために生成し続ける…物質。

 忌み嫌われがちではあるが、必要不可欠なもの。


 ずばり、うんこである。


 なぜだかよくわからないけれど、私はうんこに付きまとわれている。


 散歩に行けば犬のうんこを踏み。

 花壇の土を耕せば猫のうんこを発掘し。

 自転車に乗って出かければハトのフンが落ちてきて。

 スーパーのトイレに入れば他人の残したものを流す羽目になる。


 加齢に伴い注意力が散漫になっていることは否めない。

 なにか考え事をしてしまえば、途端に足元や手元への気配りを忘れてしまうのだ。

 加齢に伴い動きが鈍くなっていることは否めない。

 怪しい雰囲気を頭上に感じても、素早く避けることが難しくなっているのだ。

 加齢に伴い近くなったトイレ事情が影響していることは否めない。

 トイレに行く回数が増えれば、流されそこなったブツに相対する機会も増えるのだ。


 ……ああ、なんという、悲劇。


 きっと、前世はこえが足りずに畑の作物を枯らして…うんこが欲しい、欲しくてたまらないと涙を流して貧弱な土を耕し、ろくすっぽ食べることもできずに、飢えて息絶えて、朽ちていったに違いあるまい……。


 そんな事を考えながらですね。


 朝晩二回、7匹分の猫のうんこを回収する私がいるというお話……。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ