【短編版】魔獣の傷をグチャグチャペッタンと治したらテイマーになっていました〜黒い手ともふもふ番犬とのお散歩暮らし〜
5歳の誕生日に僕は家族から捨てられた。
昨日スキルを授かって帰ってきたら、家族がおかしくなっていた。
普段はママやパパ、そして兄と姉の声で我が家は元気だった。
それなのに家の中は静かだ。
みんな元気がないと思いすぐに無理についた。
翌日、目を覚ますと昨日と同じようにみんなの元気がない。
「にいちゃんなにがあったの?」
近くにいた兄ちゃんに声をかける。
「気持ち悪い! 俺には弟なんていない!」
あれ?
僕は兄ちゃんの弟だよね?
何で僕から離れていくの?
今度は近くにいた姉ちゃんに声をかける。
「ねえちゃん、にいちゃんに――」
「いやああああ! 悪魔が話しかけてきたわ。私は呪い死ぬのよ」
姉はその場でしゃがみ込み、必死に耳を押さえていた。
兄ちゃんも姉ちゃんも今日は変だ。
いつも優しくて守ってくれる二人だったのに……。
「大丈夫だ。気味の悪いやつは今すぐ出ていくからな」
「どこかにあそびにいくの?」
僕が話しかけても、兄と姉は聞こえていないふりをしている。
突然のことで何が起きているのかわからない。
パパとママもどこに行っているのだろうか。
帰ってきたら兄ちゃんと姉ちゃんを怒ってもらわないといけないね。
――ガチャ!
扉が開いた音がして僕は振り返る。
「パパ!」
そこには父と見知らぬ男が立っていた。
「この子が今回買い取ってもらう子だ」
「ははは、本当に悪魔の子みたいだな」
「悪魔の子じゃなくて本当に悪魔なんだよ」
パパまで何を言っているのだろうか。
僕にはパパが付けてくれた、ココロって名前があるんだよ。
昨日までココロって呼んでくれていたじゃないか。
僕は悪魔なんかじゃない。
「パパ……」
「誰がお前の父親だ! お前はあのクソ女が見知らぬ男とできた子どもだろうが!」
「ぼくはパパの子だよ?」
「ははは、何言ってんだ? スキルは遺伝するんだ。魔法は貴族様が使うスキルだからな」
魔法は貴族が使うスキルなの?
貴族ってこの町の領主様とかのことを言うんだよね?
僕は貴族の子でもない。
「それに俺以外との子だから悪魔が魂に乗り移ったんだろう」
僕の魂に悪魔が乗り移っているのだろうか。
僕のスキルが回復属性魔法だからいけなかったの?
魔法はみんなが羨ましいって思うスキルの一つじゃないの?
「それに闇ってまるで悪魔そのものだな。はぁー、俺らが呪われる前に奴隷商が来てくれて助かりました」
「じゃあ、この子を引き取りますね」
謎の男が僕に近づき髪の毛を掴んだ。
「おい、悪魔のガキ行くぞ」
ズルズルと引っ張っていく。
「いたい! はなして!」
必死に抵抗するがパパも兄も姉も助けてくれようとしない。
むしろ嬉しそうに笑っている。
「悪魔が何を言ってるんだ? お前は生きているだけでも迷惑なんだよ!」
僕は生きているだけでも迷惑なの?
必死に周囲を見渡すと、ママは洗濯物を干していた。
その顔は真っ青になっており、顔からはたくさんの傷跡があった。
体もところどころ青紫色になっている。
「ママ、たすけて!」
声を上げるがママはこっちを見ようとしなかった。
震える体を必死に抑えていた。
何で誰も助けてくれないの?
僕は悪魔の子じゃないよ?
「ははは、お前は家族に捨てられたんだよ。悪魔の子として実験台に売り物にされるんだ。その証拠に髪の毛も黒いだろ」
黒い髪の毛が悪魔の証拠なんだろうか。
男は強引に僕を馬車に連れ込んだ。
馬車は町に向かって走っていく。
僕は逃げられないように檻のようなところに入れられてしまった。
「うっ……みんなおかしくなっちゃたよ」
ずっと涙が止まらない。
僕が悪魔の子だからおかしくなったのだろうか。
僕は生きていてはいけない子。
生きているだけで迷惑。
その言葉だけが僕の胸に突き刺さる。
「ん? ママ?」
そんな中、頭を優しく撫でてくれる人がいた。
視線を上げると地面から黒い手が伸びている。
何かわからない存在なのに、なぜか気持ち悪いと思わなかった。
慰めてくれるように、僕の頭を優しく撫でていた。
まるでママに撫でられているような気がした。
でも、そこにはママの存在はいなかった。
昨日までは見たことがなかったため、これが僕の魔法なんだろうか。
落ち込んでいた気持ちがどこか晴れたような気がする。
このままここにいたら僕は誰かに売られてしまうのかな?
どうにか逃げる手段を探していると、黒い手は檻の方を指さしていた。
ここを開けろと言っているのだろうか。
「むりだよ? かぎがかかってる」
ここに入った時に男が鍵を閉めたのを覚えている。
逃げるにも鍵をもらわないといけない。
『ヒヒーン!』
どうしようか悩んでいると突然、馬の鳴き声とともに馬車が大きく揺れた。
体の小さい僕はそのまま転がって……いかなかった。
僕を黒い手が支えてくれた。
「ありがとう!」
親指を立てて何か合図をしている。
お礼を言っているのだろうか。だが、すぐに黒い手はパタパタと動かして指をさしている。
そこには大きなクマが手を広げていた。
きっとあのクマにびっくりして馬が急に立ち止まったのだろう。
「くっ、護衛もいない状況で魔物が出るとはな」
男は急いで檻の鍵を開けてくれた。
危ないと思って僕を出してくれるのだろう。
「いたっ!?」
男は僕の髪の毛を掴むと、そのまま外に放り投げた。
「ちょうど囮がいてくれて助かったぜ」
そう言って男は走って逃げていく。
ああ、僕は逃げるための囮として檻から出された。
目の前にいるクマに足が震えて動かない。
『グオオオオ!』
クマが咆哮をあげて襲ってきた途端、目の前で大きく転んだ。
クマの足元には黒い手があった。
ひょっとしてクマの足を引っ掛けたのだろうか。
少し落ち着いた僕はそのまま必死に走る。
今はどうにか逃げないと食べられてしまう。
いや、僕はもう一人だから生きられない。
ママやパパ、兄ちゃんや姉ちゃんもいない。
次第に走っていた足は止まっていく。
――ツンツン!
肩に衝撃が走ったと思ったら、黒い手が僕に突っついていた。
まるで僕に元気を出してもらおうとしているように感じる。
「へへへ、だいじょうぶだよ」
僕がにこりと笑うと、そのまま手を引かれる。
あっちに逃げたほうが良いのだろう。
ただ、近くで急に血のにおいがした。
明らかにおかしいと思い、周囲を警戒すると血だらけで倒れている黒犬を見つけた。
きっとクマに襲われたのだろうか。
「ん? いぬになにかあるの?」
グイグイと黒い手は僕を犬の前まで連れていく。
黒い手は大きく犬に手を広げていた。
何か必死に伝えようとしているのだろうか。
「てをのばすとなおるの?」
僕の問いに黒い手は親指を立てた。
どうやら合っているようだ。
そういえば、僕の魔法って回復属性魔法だったね。
じゃあ、この黒い手はなんだろうか。
とりあえず僕は手を前に出して犬が治るように願った。
すると、黒い手は次第に大きくなり、犬の傷口に手を入れ始めた。
――グチャグチャ
周囲には肉をつなげる音が響く。
傷口をグチャグチャと何かしているようだ。
あまりの気持ち悪さに目を閉じる。
気づいた時には犬の傷は塞がっていた。ただ、一つだけ問題があった。
「からだがひとつだよ?」
犬は全部で3匹倒れていた。ただ、綺麗に体が残っていたのは、そのうちの一つだけだった。
きっと綺麗な体に他の2匹をくっつけたのだろう。
「これでいいのかな?」
僕の言葉に黒い手が反応している。
犬が目覚めるまで僕は隣で待つことにした。
♢
『オイコラ!』
『兄さんやめなよ』
『だって犯人はこいつだろ?』
『そうよ! 私の体をこんなことして――』
『兄さんは――』
『私は姉さんよ!』
何かが僕の目の前で話している。
ひょっとしてママが呼んでいるのだろうか。
『おい、唾を飛ばすなよ!』
『私だってこんな体になりたくなかったわよ』
『いや、兄さ……姉さんは元々雄の体だったよ?』
目を覚ますとそこには顔が三つある犬が言い合いをしていた。
僕はいつの間にか寝てしまったようだ。
まるでお話に出てくる地獄の門番〝ケルベロス〟のような見た目。
ただ、左右の犬が喧嘩して、真ん中の犬が喧嘩を止めていた。
「けんかはだめだよ?」
『兄さんも姉さんもうるさい!』
喧嘩を止めようとしたら、真ん中の犬が大きく首を横に振った。
その勢いで隣の犬に頭突きをしている。
『なぁ!? お前痛いだろ!』
『そうよ! 兄さんはバカだから良いものの私は――』
『お前も兄弟だからバカだろうが!』
兄弟喧嘩は良くないよ。
喧嘩をしても良いことはないからね。
『それなら末っ子も――』
『僕は兄さんと姉さんと違って、狩りも効率的だし、危険なことはしないよ。そもそもビックベアーに喧嘩を売りに行ったのは兄さんと姉さんでしょ?』
『だって、俺は強い奴と戦いたかったんだ!』
『あいつ私のこと玉あり女って言ったのよ!』
それでもその光景が羨ましく感じる。
まるで僕達の兄姉の喧嘩を見ているようだった。
昨日まであんなに仲が良かったのに、なんで僕のことを嫌いになったの……。
気づいた時には涙が溢れ出てきた。
「うええええん!」
僕は声をあげて泣いた。
泣き虫の僕はただ泣くことしかできない。
『おおおお、小僧が泣いちゃったじゃないか!』
『兄さんと姉さんがうるさいからだよ?』
『私は関係ないわよ! 私のモットーは――』
『傍若無人な悪魔』
『さすがわかっているわね』
目の前の犬達もずっと喧嘩をしているし、僕はどうしたら良いのだろう。
「おうちにかえりたいよおおお!」
『もううるさいから泣いちゃったよ!』
真ん中の犬が近寄って頬をスリスリしてくる。
優しくもふもふとした感触に涙は自然に止まっていく。
「ふかふか」
『大丈夫?』
僕のことを心配してくれたのだろう。
こくりと頷くと僕の顔をペロリと舐めた。
『こいつ食べちまうか?』
『せめて体を戻してもらってからにしましょう』
『兄さんも姉さんもうるさいよ!』
『はい』
怒られて左右の犬はしょんぼりとしていた。
同じ体なのに顔が三つもあると性格が違うのだろうか。
「けんかはだめだよ?」
『そうだよ! 兄さんと姉さんにはもっと言わないと聞かないんだからね!』
どこか僕と似ている真ん中の犬に、僕も顔をスリスリとする。
『ふふふ、くすぐったいよ』
「へへへ」
初めて会ったけど、なぜかそんな感じがしなかった。
どこかお友達になれそうな気がした。
僕には友達がいなかったからね。
いつも一人でいた僕が寂しがらないように、兄さんと姉さんが遊んでくれた。
それなのに……。
『おー、おいおいもう泣くなよ!』
『そうよ! 魔獣だってどうしたら良いのかわからないのよ?』
ん?
今、魔獣って聞こえたような気がしたけど勘違いだろうか。
魔獣って動物よりも凶暴で、人を襲うから気をつけなさいと聞いたことがある。
「まじゅうなの?」
『ああ、俺達魔獣三兄弟だ!』
体は一つだけど元々はウルフの三兄弟らしい。
そういえば、あの黒い手がグチャグチャペッタンと治していたな。
傷口に手を入れた時は、あまりの気持ち悪さにびっくりした。
「あっ、おててさん!」
周囲を探していると足元をツンツンとしていた。
僕のことを守ってくれる優しいお友達だ。
黒い手と呼ぶのも可哀想だと思い、〝おててさん〟と呼ぶことにした。
「おててさんはみんながまじゅうだってしってた?」
親指を立ててわかっていると合図をしていた。
魔獣だってわかったから治療ができたのだろうか。
『あのー、ひょっとして私達のくっつけたのも、その方ですか?』
「うん!」
僕の返事に姉さん犬は目を輝かせていた。
『すぐに体に戻してください! ついでに女犬の体に――』
おててさんは大きくバツ印をつくる。
体を戻さない理由があるのだろうか。
「もどせないの?」
おててさんは見えないように僕の顔を隠した。
『うわー、俺の体何も残ってないじゃん』
『私なんて金玉だけ残っているのよ』
『むしろ金玉だけ残されたんだね……』
遠くの方で犬達の声が聞こえてくる。
何か犬達に説明をしているのだろう。
話が終わったのか、おててさんはゆっくりと手を広げた。
「もういいの?」
おててさんは親指を上げている。
どうやらこれで話は終わったらしい。
「じゃあ、おうちにかえろうか!」
家に帰ろうとしたら、おててさんは僕の服を掴んで離そうとしなかった。
「なんでかえったらだめなのー!」
お家にはママとパパ、兄さんや姉さんもいる。
それなのにずっとおててさんが強く引っ張ってきた。
昨日は少しおかしかっただけで、普段のみんなはもっと優しいもん。
きっと僕がスキルの報告する前に寝ちゃったのがいけないのだろう。
『お家がどこにあるのか知ってるの?』
「ううん。ここがどこだかわからないもん」
『ははは、それは迷子ってやつだな』
『迷子なら一人で帰れないじゃないの』
言われてみたらそうだった。
僕はお家までの帰り道もわからない。
だから、必死におててさんは止めたのだろう。
『まずなんでこんな森に一人でいるの?』
「クマさんがおそってきたから――」
『おい、背中に早く乗れ!』
「えっ?」
気づいた時には僕の体は宙に浮いて、犬の背中の上に乗っていた。
初めて犬の背中に乗ってみたが、大きく背中ももふもふとしている。
『ビックベアーは狩場に戻ってくる習性がある。僕もそのことを忘れていた』
『あんなに頭が良いアピールしていたのに忘れているじゃないの!』
「けんかはだめだよ?」
僕の言葉に三匹ともに振り返った。
三匹ともニコニコ笑っている。
どうやら喧嘩ではないらしい。
『じゃあ、行くぞ!』
『えっ、兄さんそっちじゃない!』
『私はあっちにいきたいのよ!』
いざ、逃げようとしたらあたふたとしていた。
みんなで別々の道へ走って逃げようとしていたからだ。
「んー、あっちにいこ!」
そんな三匹に僕が走る道を教える。
『よし、とりあえず行くか!』
『あっ、ちょっと兄さんだけの体じゃないんだよ!』
『それにしても走らなくても、体が勝手に動くって便利ね』
『姉さんも意識しないと遅いんだよ!』
『お前うるさい!』
『あなたうるさいわよ!』
『話を聞かないのは兄さんと姉さんじゃないか!』
賑やかな犬の背中は少しワクワクして楽しかった。
適当に走ったが周囲はさらに茂みが深くなり、森のような場所にいた。
「ねえねえ、ケルはここどこかわかる?」
『ケル?』
『ケル?』
『ケロ?』
一人だけカエルみたいなやつがいたが、きっと間違えたのがケルだろう。
僕は犬の背中の上に乗りながら、名前を考えていた。
正直見た目は一匹だが、顔が三つもあって性格も違う。
もし、名前を呼ぶってなってもどの犬を呼んでいるのかわからない。
それに体が戻った時には、みんな同じ名前になっちゃう。
『一体誰がケルなの?』
「ケルはおにいちゃん!」
上から見て右側にいる毛がつんつんしているのがケルだ。
『ああ、俺がケルなんだな』
『じゃあ、僕は?』
「おとうとはベロ!」
真ん中の優しい末っ子がベロ。一番もふもふとして毛が触ってて気持ち良い。
『ひょっとしてこの展開だと――』
「おねえちゃんはスゥ!」
『ス!』
最後に上から見て左にいる毛がさらさらしているのがスゥだ。
これで間違えなくてわかりやすいだろう。
『はぁー、よかったわ。私だけ一文字だと惨めだったわ』
『ははは、それでも面白かった……って俺を叩こうとするなよ!』
『ケルがうるさいからよ!』
相変わらずケルとスゥは言い合いが好きなようだ。
『ひょっとして……ケルベロスじゃないか!?』
『今頃気づいたのかしら。やっぱりバカね』
『なんだとー!』
どうやら頭が弱いケルでもケルベロスから名前を取ったのがバレたようだ。
ケルとスゥの言い合いはどんどんと白熱していく。
『ねぇ、兄さんと姉さんが暴れると僕が大変なんだけど……』
『お前が邪魔しなければいいだろ!』
『あなたが何もしなければいいでしょ!』
『頭で叩き合ったら、関係ない間の僕だけがずっと痛いじゃん!』
『あっ……』
ケルとスゥの声が重なり合う。
本当にみんな仲が良い兄弟なんだろう。
『それにしても僕達に名前をつけてくれたのは良いけど、君は何て言うの?』
そういえば自己紹介をするのを忘れていた。
「ぼくのなまえはココロだよ! ママとパパがつけてくれたの!」
『そのママとパパはどうしたんだ?』
「ぼくはママとパパにすてられて……」
そういえば魔法が使えるからうちの子じゃないって捨てられたんだった。
捨てられたらお家に帰ることもできない。
「ひとりぼっちになっちゃった……」
『それなら私達が家族になれば良いじゃない!』
「へっ!?」
『ああ、それで良いじゃないか?』
『僕も賛成!』
『だって、私達ココロといないと体が元に戻らないのよ。それにせっかくだから女の子にしてもらわないとね』
優しいみんなの言葉に自然と心が軽くなってくる。
「うん! ぼくがみんなをおんなのこにする!」
『おいおい、俺は男ままでいいぞ!』
『僕もこのままで大丈夫です』
「ぼくっていらないこ?」
そんなに僕っていらないのかな?
悪魔の子って言われているぐらいだもんね。
スゥを女の子にするぐらいしか、僕にできることはない。
『そんなことないぜ!』
『私には絶対ココロが必要だからね』
『さぁ、一緒にお散歩でもしようか!』
必要とされてない僕でもケルベロスゥは必要だと言ってくれた。
新しい家族はとても優しいようだ。
僕はケルベロスゥの体にしっかり捕まる。
「いくぞおー!」
『おおおおお!』
僕達のお散歩旅はここから始まった。
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