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113話 這い寄る黒影

 暁闇。闇は薄れ、朝の訪れを認識し始める時間に小さく木霊する槌の音。トンカントンカン小気味良い楽譜が朝風の五線紙に書き綴られては運ばれる。そんな譜面に書き足されるのは静かに空を斬る刃の音。シュリア・ワンダーガーデンは王宮の庭園にて早朝の素振りを行っていた。

 瞑目しながら空想の魔物達を相手取る。一太刀入れれば俊敏な動きで襲い来る魔物を、冷静かつ的確に返しの波紋剣(フランベルジュ)で仕留める。次いで多方面から牙を剥く魔物達へシュリアは次々と連撃を見舞っていく。



(もっと力をつけないと……)



 ルカ達の激戦に感化されたシュリアは黙々と剣を振るった。

 実力不足。体力も、体力を補うための技術も足りない。己に力があれば都市の結界を縮小させずに済んだ筈だ。リフリアへの移住が正式に決定すればラグロックを放棄する事になるが、鉱石採集の業務は必ず付き纏う。住民達の暮らしを支える為にも、どんな魔物にも引けを取らない実力を身に付ける事は課題である。

 そして何より。



(ルカ様のお役に……!)



 多勢の魔物も脅威ではあったが、やはり親玉であるガーゴイルの存在は勝敗の行方を大きく分けた。いくら適材適所とはいえ、ルカに負担を強いて負傷させてしまった負い目がシュリアにはあった。

 白熱する鍛錬。素振りと言うには聊か苛烈過ぎる動きで幻の魔物を一掃しきったシュリアは、高鳴る鼓動を深く呼吸し落ち着かせていく。



「ふぅ……ふーぅ……」



 そんな爽やかな汗を湛えるシュリアに近付く一つの影。



「おはようシュリア。こんな朝早くから精が出るな」

「おはようルカ様。ルカ様に求められるドМにならないといけないもの。研鑽を休んでる暇なんてないわ」

「研鑽する方向、絶対間違えてるぞ!? それにもうドМを隠すつもりも無いな!?」

「耳も聞こえてるみたいで安心したわ」



 庭園へと降り立ったルカにふっ、と淡く微笑むシュリアは波紋剣を鞘へと仕舞う。

 諧謔を挟みながらルカの聴覚が正常に作動していることを確認し、リオラの治療が上手くいった事を認めた。



「シュリアの能力は肉体の強さに依存するの。シュリアが強くなればなるほど能力性は向上するし、護る力となる。能力を使ってシュリアが戦闘不能になっているようじゃまだまだよ」

「充分立派な戦士だと思うけどな」

「ルカ様が認めてくれるのは嬉しいけど、三度の魔物の襲撃で自分の非力さを感じたわ。でも決して悪い事ばかりだけじゃない。目指すべき方向、己の立ち位置、伸びしろ。シュリアはまだまだ成長出来る」



 決して頭打ちなどではない。シュリアは漲る期待感(エネルギー)に拳を握り締めた。



「あぁ、シュリアなら出来るさ」



 シュリアが背負っているものの大きさをルカは知っている。

 それがどれだけかけがえのないものであるか、全てを守るためには己一つの命では事足りない事を。

 困難でありながら立ち向かおうとするシュリアの姿に、一切曇りなき肯定を呈した。


 シュリアは鍛錬を切り上げ、ルカと二人で大樹の下に座り込んだ。

 涼やかな風が葉を揺らし、清流のような心地の良い音が頭上でざわめく。



「ルカ様、都市を、民を救ってくれて本当にありがとう。これは約束の報酬手形よ。少し色を付けておいたから皆で分けて頂戴」



 ゴソゴソと懐を漁り、シュリアが取り出したのは一枚の封筒。報酬額が記載された手形が中に入っており、それも約束の報酬に上乗せされた金額らしい。



「あれだけ【クロユリ騎士団】の報酬額を上回る報酬は認められないってサキノに言われてたのに……」

「これは都市の皆の総意よ。民意をとやかく言われる覚えは無いし、逆に都市を救ってもらっておいて何もしない方が罰が当たるわよ。今は金銭面でしかお礼が出来ないのが悔やまれるけどね」

「今は? 何か先があるような言い方だな?」

「もしリフリアとの交渉が上手くいって、リフリアへの移住が決まれば色々と恩返しするつもりよ」



 そこまでしなくても、とルカは言葉を呑み込んだ。己一人だけの問題なら容易に口に出せたかもしれないが、今回のラグロック防衛戦は仲間達がいる。欲に目が眩む人物はいないだろうが、全員の確認を取らずに独断で断る訳にもいかないと言うのがルカの見解だった。

 何よりシュリアを筆頭にしたラグロックの住民達の心遣いが有難かった。


 ルカは「ありがとう」と封筒を受け取り、己の懐へと仕舞う。

 そしてリフリアの話題が出たこともあり、ルカは頭に引っかかっていた一つの疑問をシュリアへと尋ねる。



「なあ、ラグロックは魔力製品の最先端を行く都市なんだろ? 結界の強度は高く、容易に破られないっていうのは分かるんだが、リフリアの結界みたいに都市自体を認識出来ないように隠す事は出来ないのか?」



 ラグロックとリフリアの結界の違い、それは強度と認識力にある。強化種のガーゴイルでようやく突破可能な高強度を持つラグロックの結界に比べ、リフリアの結界自体は強度面では劣るらしい。しかしリフリアの結界が強度を必要としない理由は、魔物に認識されないような仕様であるためだ。ラグロックの結界に強度が必要な理由は、魔物に都市の存在を認識されてしまっているが故であるのが実情だ。

 だからルカは魔力製品の最先端技術を持つであろうラグロックであれば、両刀の結界――最悪でも認識力を抑えることが出来れば、今回のような悲劇は起こりにくいのではないかと感じたのだ。



「確かに世間が頌しているように、ラグロックの技術は先進技術の先頭を歩いていると自負しているわ。そのラグロックが辿り着けなかった境地がリフリアの結界よ。先進国ラグロックだからこそ断言出来るけど、製品のみじゃ都市のように豪壮なものを隠蔽する事は不可能よ」



 日々技術の進歩に励み、新技術の開発を進めている技術大国ラグロックですら困難な結界の構造。工場視察や民間人との交流から、製品加工の技術にも精通しているシュリアに不可能とまで言わしめる結界をリフリアは実現しているのだ。

 シュリアの製品()()という言葉に眉を軽く顰めるルカを他所に、シュリアは言葉を続ける。



「以前、世界を平和に近付けるためにと恥を忍んでソアラに聞いたみた事があるわ。けれどソアラは『すまない、私も知らないんだ』と言っていたわ」

「んん……ステラⅡ? の【クロユリ騎士団】団長でも知らないのか……」

「違うわルカ様」

「え?」



 上位騎士団でも知り得ない情報なのかと難渋したが、唐突なシュリアの否定にルカの疑問が弾けた。



「着任してから期間は短いけど、これでもシュリアは一国の長。言葉の真偽を見抜く力はあるつもりよ」

「……つまりフリティルスさんは嘘を付いてる?」

「ソアラとはそれなりに昵懇の仲のつもりだし疑いたくはないけどね。じゃあどうしてソアラは嘘を付く必要があったのか――ソアラの言葉を正確に言い直すのであれば『聞かないでくれ』といったところかしら?」



 多くの交流は無いがサキノの話などからソアラの正義感を知っているルカは、ソアラが決してリフリアの繁栄のために技術を独占しようとしているなどとは思えない。ましてや魔物達の夜祭(モンスターナイト)に駆り出し、隊商達や市民の安全を守るために奔走していたソアラが、結界技術の構造をひた隠しに親友率いるラグロックを等閑にする理由が見当たらないのだ。

 そんなソアラがシュリアを瞞着してまで隠したかったその理由は。



「リフリアの結界には大きな秘密があるわ。都市に知れ渡ることの無い黒い部分が、ね」



 知っているからこそ知られたくない後ろめたい事実。

 都市から口留めをされているのか、それとも第一人者としての責務か。

 リフリアの杳とした部分を聞き、ルカは大樹に背を預けて腕を組んだ。



「…………」

「まぁ、民達が平和に暮らせるのであれば勧善懲悪とはいかないのも都市の定めではあるのだけど。シュリア達も安全に暮らせるのなら、って便乗を目論んでる訳だし」



 ラグロックが幾許の戦に勝利した明確な理由を知るシュリアは、一概に全てが悪とは思えなかったのだ。どれだけシュリアが真の王族を憎んでいたとしても、戦争による被害が極端に少なく、市民の命が守られていたのだから。

 それはリフリアにとっても同じ事だ。仮にリフリアが何らかの形で黒に近い行為をしていようと、それによって市民の安全が守られているのが現状だ。



「平和って難しいな……」

「本当に」



 己が魔界リフリアの結界事情に関与する事など無いだろうと、一種の他人事のようにルカは言葉を零す。平和の象徴のような下界で暮らす己が言っていいものなのかとは、口にした後に思ったが。

 そんなルカの何気ないボヤキに、明るくなり始めた天を仰ぐシュリアは心の底から全面同調したのだった。



「おはよう二人共。ルカ、耳の調子は大丈夫?」



 身だしなみもしっかり整えた浴衣美女のサキノが二人の元へと足を寄せる。そんなサキノへ朝の挨拶と無問題の旨を返し微笑むルカの姿にサキノは安堵した。

 聴覚を破壊され、残った魔物の一掃時に普段のキレが無く心配を抱いていたが、ルカの様子から帰路の道も難渋せず戦闘も行えるだろう。幾ら下界に戻れば聴覚も回帰するとは言え、障害を残したまま下界に戻るとルカの寿命にも響いてくる。下界と魔界の相関性について詳しい話はシュリアとリオラには話していなかったが、サキノとしては万全へと回復したルカに一安心だった。


 三人揃って僅かな雑談に興じていると、いつの間にか槌の音も鳴り止んでいた。眠たそうな眼を擦りながらマシュロが、欠伸を野放しにしたポアロが順々に部屋から庭園へと姿を見せた。

 皆の起床に合わせシュリアは食堂へと案内し、屋敷にてリオラお手製の朝食を振る舞う。王女とは言え洗練されきっていないテーブルマナーのシュリアに皆が苦笑を漏らすが、シュリアはこの一時がとても心地よかった。

 そんなシュリアの淡い笑みにリオラも心の温かさを貰い、釣られて笑う。

 栄養を補充した四人はそれぞれに出立の準備を進め、恩人達を送り出そうと王宮に脚を運んだ大勢の民達を引き連れながら結界の最東端へと到着した。



「おう、待たせたな。お嬢ちゃんがどれほどの魔力を扱うかはわからねえが、大抵の魔力には耐えられるようになってる筈だ」

「ありがとうございます。本当に助かりました」

「ほんで兄ちゃんにはこれだ。修復するのに手一杯だったもんで別段付加能力は加えられていないが強度は以前より増してる筈だ」

「おおきに。帰り道僕だけ役立たずは格好つかへんもんなぁ」



 マシュロとポアロ、それぞれの得物を受け取った両者は互いに武器の感触を確かめ、頭を垂れて感謝の意を述べる。

 一晩で改造及び修理を行えるものなのかと勘繰った部分はあったが、流石は鉱山都市の職人達だ。手抜かりは微塵も無く、完璧に仕上げて見せた実力に二人は柔らかく微笑んだ。



「それじゃあお別れね。皆、シュリアの大好きな人達を守ってくれて本当にありがとう。もしリフリアに移住出来れば次はシュリア達が役に立ってみせるわ」

「団長の方に移住が完了するまで、どこかの騎士団を派遣出来るよう話は通しておくね」



 余程の知能を持ち、円月花(パンセレーノン)の恩恵を得たガーゴイルといった特殊な条件が重ならない事には起こり得ない結界破壊だが、念に越した事はないだろう。それに新たな他の異常事態(イレギュラー)が起きないとも限らない。

 現に合同任務で円月花(パンセレーノン)の回収を行っている事もソアラとの食事会の時に聞き及んでいるが、シュリアは反省を活かして移住締結まで騎士団の護衛を申し出る事にしたのだ。

 少し悄然とした顔を朝陽に照らされながらシュリアは笑う。



「それじゃあ、またな」

「ええ、また」



 大声援に見送られながら、ルカ達はリフリアへの帰路を辿り始めた。




± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ±




「ふ……ぁはふぅ……」



 リフリア最西端の薬舗『タルタロス』で小さな口から欠伸を放出し、半目覚めの頭でポヤポヤと開店準備を進める幼女クゥラ。『close』と書かれた立て札を表に残し、奥の調薬場では調薬器具を持ち運んだり、店内清掃が行われていた。

 そこには勿論ゼノンの姿も。兄妹揃って己達の念願の城を十二分に労わる。



「眠そうだな。昨日は遅くまで勉強してただろ? もう少し寝ててもいいんだぞ」

「……ううん、大丈夫。お兄ちゃんもお姉ちゃんも頑張ってるんだもん。私も頑張らないと、って」



 むん、と弱く拳を握り締めるクゥラの姿にゼノンは片眉を下げる。かくいう己も勉強に熱が入り過ぎて寝不足気味なのは否めない。薬学知識の習得、調合技術の修練、経営学、在庫管理と販売品の予備(ストック)作り、店舗運営。やらなければならないことが膨大にあり過ぎるため、毎日がてんてこ舞いで寝る時間も惜しい程だ。如何に己達の店を持ち、維持していくことが大変なのかを身を持って知った二人だった。


 しかし辛い事ばかりではない。【夜光騎士団】団長のキャメルの計らいにより、円月花(パンセレーノン)の治療薬を新聞で宣伝した効果は徐々に知名度として浸透してきており、来客も緩やかに右肩上がりだ。そして購入してくれた戦士達が笑顔で感謝してくれる事が心の励みになっている。

 何より好きな事を四六時中行える事、己達の製薬で何人もの命を救っている事が嬉しかった。

 日陰暮らしの頃では考えられないような生活の一変に、二人は常々姉とルカに感謝の気持ちを抱くのだった。



「うんうん、頑張るお二人はとても可愛いです~」



 まるで薬師のような大きなとんがり帽子を被った魔術師の女小熊猫(シーレスパンディア)は二人の頭を優しく撫でる。



「や、止めろよっ!? それ全然褒めれてねぇからなっ!?」

「そうですか? こんなにも可愛らしいのに」

「可愛いが褒め言葉じゃないって言ってんだっ!?」



 慈母のように寵愛を尽くすのは【夜光騎士団】のティミス。主に店番をしてくれるクレアとチコが合同任務で不在なため、代役となった一人の戦士だ。

 撫でられる手に従順なのはクゥラ。心地よさそうに目を細め、尾は優雅にゆらゆらと。

 対してゼノンはその手を振り払う。本心から嫌と言う訳ではないのだが、年頃の少年はまるで子供のように扱われることを嫌っていた。

 そんな事はとうに見透かしているティミスはゼノンの抵抗にめげることなく愛でようと近寄るが、ゼノンは逃げながら威嚇のように毛を逆立てる。


 そんな慌ただしい朝の『タルタロス』の店内にカランカラン、と鈴の音が響く。

『close』の看板は見えている筈だが入店してきた人の気配に、少々早い気もしたが姉達が帰還したのかと猫の尻尾と耳を振りながら二人は表のカウンターへと急いだ。



「……おかえり! おね――」



 表の部屋に顔を出した瞬間立ち止まったクゥラに、ドンとゼノンは追突する。



「ぅわっと……どうしたクゥラいきなり立ち止まって……」



 顔が青ざめている。硬直し一歩後退るクゥラの異変にゼノンは全身の毛が粟立つ。

 嬉々の顔を剣呑なものへと移行したゼノンは意を決して、クゥラを豹変させた光景へと勇み出た。



「お元気そうで何よりです。ゼノン様、クゥラ様」



 白髪の老紳士。姿勢正しく胸に手を当ててお辞儀をする片眼鏡の男に二人は見覚えがあった。

 約一月程前、ルカと【夜光騎士団】副団長のラウニーが激戦を繰り広げた末、ラウニーを回収した敵方の人物だ。

 そんな男がこの場所に何を? そんな悠長な疑問が二人を支配している筈もなく、ラウニーが撃ち漏らした命を刈り取りに来たのだと自然と察する。

 冷や汗が止まらない。言葉が出ない。脚が動かない。呼吸が苦しい。心臓が五月蠅いほどに息吹ている。

 そんな尋常ではない二人の様子に、魔術師のティミスは表へ飛び出す。



「二人に何の用ですか……?」



 杖を構えるティミスも男に既視感があった。ラウニー戦を終始本拠から見下ろしていたため確定的では無かったが、夜に視力も向上する小熊猫(レスパンディア)であればおおよその人物像は把握する事が出来ていた。

 ティミスの頭を過る目的も子供達同様ラウニーの尻拭い。魔力を練りいつでも迎撃態勢のティミスに、しかし老紳士は。



「警戒させてしまい申し訳ありません。ですが私は巷で噂になっている万能薬(エリクシール)をお二つ購入しに訪れただけのただの遣いです。開店していないことは理解の上でしたが『至急』という命があり、不躾ながらお邪魔させて頂いた所存であります」

「……お二人は中へ。受け渡しは私がやります」



 誠実に受け答えする男に不審感は抜けなかったが嘘偽りは感じられない。だが警戒心を手離さないティミスは双眸を狭窄させながら二人を奥へと押し込んだ。

 開店していないためこのまま押し帰す事も出来たが、二人の精神衛生を考えると目的を果たし帰ってもらった方が賢明だ。ティミスはゼノンの指示の元、万能薬を男に手渡し、誓印による金銭を受け取った。



「ありがとうございます。ご迷惑のお詫びに一つ朗報を差し上げましょう。ラウニー様はもう貴方方を狙うおつもりはないようです。ラウニー様の(まなこ)にはもう既にローハート様しか映っていませんから。それでは」

(ルカ兄ちゃんが狙いかっ!?)



 最後に男は深々と頭を下げて店から退出していった。

 万能薬(エリクシール)の購入だけで穏便に事が済んだが、老紳士の言葉に聞き耳を立てていたゼノンは胸騒ぎを覚えた。

 極当然ながらも不穏な宣告。それは再戦。そして復讐。

 壁を挟んだ向こう側の部屋に鈴の音が響き渡るまで、ゼノンとクゥラは息を潜めている事しか出来なかった。


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