1話 一日の始まり
ピピピピッピピピピッピピピピッピピピピッ
「…ん〜〜〜………」
ピッ
「…ん……………ん〜〜っ、あっ。」
ピピピピッと鳴る目覚ましを止め、ベットから体を起こして伸
びをする。
時計を見て、まだ余裕があることを確認し、風呂場へ向かう。
軽くシャワーを浴びた後、新品の隊服に着替え、朝食を作りに
台所へ向かう。
作った朝食を窓際の机に運び、椅子に腰かけ、窓の外を見なが
ら、パンを食べる。
今日は食パンにマーガリンを塗っている。
「…美味しい…モグモグ。」
窓の外の崩壊した世界を眺めながら、私は1人で食事を終え
た。
朝食の片付けをした後、荷物の確認をし、
オリハルコンの合金板が入ったブーツを履いて、
玄関の扉を開ける。
外は特に変わらず、いつもの光景が広がっている。
色んな服を来た人々が街を歩き、
街には大小様々な家やビルなどが建ち並び、
そして空には、
この''国''を覆う程の青い巨大な結界が程よい光を放ち、国全
体を照らしている。
私はそのまま、新しい職場に向かって、飛び出した。
私の家は15階建てのマンションの一室で、
私の部屋は14階にある。
一般人なら普通は死んでしまうような高さだが、私は普通に地
面に着地し、
そのまま走り出し、職場に向かった。
読んでくださり、ありがとうございました。不定期投稿なのでかなり間隔が空くことがありますが、気長にお待ちくださいm(_ _)m。