表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
strength and…   作者: まなか
33/50

変わっていく気持ち

「智嬉、私だ、司令官だ、部屋入ってもいいか?」

司令官は智嬉さんが心配になり、真っ先に部屋をノックした

しかし、返事がない

「……智嬉?」

ドアノブを回すと、扉は開いた

「鍵は開いていたか、失礼するよ」

「く…来るな…」

「!?」

司令官の目の前には、肩で息をしていた智嬉さんがいた

壁に横たわっている

「どうした!?やはり能力ちからなしで戦ったからこうなったのか!?」

智嬉さんは、司令官に聞かれると、息も絶え絶えに話す

「そのようです…馬鹿な事をしました……あれだけ、司令官に能力がない状態で敵と戦うのは危険だって言われていたのに…今身体がしんどいですね…」

司令官は純さんを通信機で呼び出す

「もしもし、私だ、司令官だ 今お前の様子を見ようと思ったが… 体が大丈夫なら、隣の部屋の智嬉の部屋まで来て欲しい ああ、緊急だ」

司令官の話を聞いていた智嬉さんが不思議に思ったのか、司令官に聞く

「なぜ純を呼ぶんですか?」

「お前、そんな体じゃ、また敵が来ても戦えないし、もう戦う事は無理だな 一般人となったお前に、無理をさせたくないんだ 能力がない状態で、あんな強敵と戦って… それは具合悪くなるのも当然だ 敵の力を浴びたんだからな」

司令官が話している間に、純さんが後ろから現れた

「司令官!智嬉がどうしましたか!? …智嬉、お前…具合悪そうな顔してるじゃねぇか!今までなんで黙って…っ」

智嬉さんは純さん相手に、具合悪いながらも、苦い顔をする

「よりに寄って…なんで純なんだろうな…医者が…こんな姿…お前に見せたくなかった…」

純さんは慌てて智嬉さんに駆け寄る

額に純さんの手のひらを乗せると…

「司令官、高熱が出てます!」

「やはり病院だな 純、しばらく智嬉の様子がよくなるまで、荒井病院で入院させてくれ」

「それはもちろんですが」

純さんは大きい身体を活かし、智嬉さんを自分の肩で支える

「ごめんな…入院した、だなんて滝が知ったら、あいつ悲しむな…」

「んな事気にすんな、滝も今は司令官室で寝てんだよ リュザの攻撃は、今までの敵よりも堪えたようだな」

「純、お前は体大丈夫なのか?」

純さんは智嬉さんの腕を担いだ

司令官は純さんを心配する

「大丈夫ですよ 俺はまた、能力者になってしまったんです それじゃ、俺は病院で勤務しますんで」

「頼んだぞ 智嬉を」

純さんは智嬉さんを抱えながらニカッと笑った

「分かってます 智嬉、ちゃんと歩けよ」

「……壮志、裕也が気になるな」


司令官が道場に向かうと

そこには、先程寝ていたはずの滝さんも加わって、3人で組手を組んでいた

「はあっ!!」

「やりますね、やはり指揮官の力…!」

「なっ!?お前達喧嘩してるのか!?」

司令官は裕也、壮志、滝さんの3人の組み合わせに驚いて、喧嘩してると誤解をしていた

「は? なに言ってるんですか司令官!これは組手ですよ! ……つう!」

滝さんはまだ調子がよくならないのか、司令官は慌てて滝さんの肩を支える

「滝!今は寝てろ!!あれだけリュザの技を浴びたんだ、無理するな!」

「強い力だった、リュザの能力は だから俺たちは、更に強化をしなきゃならないんですね」

裕也が話している他所で、壮志はタオルで汗を吹いていた

「ああ… 情報支部に入った情報によれば、また新たな敵がいるようだ 滝の弟、圭介はそいつと戦っている」

「圭介さん、ずっと戦いっぱなしですね」

壮志は圭介さんを心配した

「圭介も、将来は能力者のリーダー、いや、指揮官を狙っているんだ その為には、強くならなければならない、そう考えているそうだよ」

裕也は司令官の言葉に俯いた

「裕也?」

「……自分は、なんの目標もなくここへ来てしまった…、ただ、友人が敵と戦っているのが心配で来ただけで…」

司令官はくすりと笑う

「お前さんは、まだ来たばかりだろ?焦る必要もない 裕也、お前に頼みたいことがある」

そう言われて、裕也は首を傾げた

「俺に?」

「荒井病院へ行ってくれ すぐ隣だ 智嬉を診ていて欲しい」

「…分かりました」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ